やはり仕事ができる人ほど「損」をする話【評価されないサラリーマン】

やはり仕事ができる人ほど「損」をする話【評価されないサラリーマン】

仕事ができる人って損をしていると思います。
仕事をそれなりにこなせて、上司からの信頼も得ています。
それゆえに、私に回ってくる仕事はつらいもの面倒くさいものが多いです。

社会ってそういうものだからと言われればそうかもしれません。同じような心境のみなさん、どのように思いますか?

こういった疑問に、社会人10年目、今では自動車整備の現場で「チーフ」として働くわたしがこのような疑問にお答えします。

こんにちは。しーです。

「上司に認められれば出世して給料が上がって幸せになれる」と信じて、毎日辛いことも全部引き受けてしまっていませんか?仕事ができるようになればなるほど損している気がしませんか?

昔のわたしもそうでした。

仕事ができる人になって早く評価されたい

現在は少し出世して、忙しい毎日を過ごしていますが、
果たしてそれに見合った給料を貰えているかと言われると少し疑問に思っています。

ちなみにこんな経験はありませんか?

よくあるパターン
  • 早く仕事を終わらせても次から次へと仕事を頼まれる
  • めんどうな仕事ばかりさせられる
  • 日中にどれだけ効率的に働いても定時で帰ると恨まれる

給料は上がらないのに、できる仕事が増えればどんどん仕事がこっちにまわってきます。
責任も増えるばかり。

あれ?サラリーマンで仕事ができるって損するだけじゃね?

しー

この記事では、「めんどくさい仕事こそスキルアップのチャンスじゃん」と意識高めの人ではなく、わたしみたいに「仕事=趣味」程度のあまり上昇志向が高くない人に向けて発信します。

サラリーマンは、仕事ができる人ほど損をして、発狂しちゃいます。

仕事なんて「ゆるふわ」で良いんです。

本記事のテーマ

やはり仕事ができる人ほど「損」をする話【評価されないサラリーマン】

仕事ができる人ほど「損」をするサラリーマン

やはり仕事ができる人ほど「損」をする話【評価されないサラリーマン】

仕事ができると聞くと何だかカッコいいし、モテそうだし、周りにもチヤホヤされて、承認欲求が満たされまくりです。
できないよりかはできたほうがいいような気がしてきます。
そこに関しては私もそう思います。

しかしサラリーマンの場合ですと、仕事ができる人というのはかなり損をする人種です。

なぜなら、「仕事できる人=仕事が集中する人」になってしまうからです。

人に仕事を頼む時は、ちゃんと仕事してくれる人に頼みたくなりますよね?
失敗する可能性が高い人に頼みたくないです。
だってそのほうが頼んだ人間からすると楽チンだから。

仕事ができる人にめんどうな仕事ばかり集中し、さらにダメ社員のケツ拭きまですることになります。

頑張って仕事を消化しても新たな大変な仕事が…と、ウザい仕事の無限ループにハマり、仕事ができるが故にどんどん心身ともに消耗していきます。

その末路が次の通りです。

最悪の店舗に異動

今いる職場の店舗の売上を上げて活躍します。

「やったー!店長に評価されて、本社に評価されて給料上がるー」となりそうですが、速攻異動になるパターンです。

他の売り上げの悪い店舗に異動されて立て直しを命じられます。
あとは、新店舗オープンでゼロスタートさせられるパターンもあります。

今いる店舗の体制が整ってきたのに、最悪の店舗に異動となると必ず激務になりそうですよね。

優秀な部下が異動

新人の時から大切に育ててきた後輩。
自分の時間を犠牲にして一人前にまで育てました。

その頼もしくなった後輩が異動になってしまい、また新しい新人が投入されるパターンです。

会社から「こいつは新人の指導が上手いな。じゃあ来年もよろしく」みたいな感じでまた新人を投入してきます。

不思議なことに育てた上司がその人を育成したことに対して評価されることはほとんどないです

給料は一時的にしか上がらない

会社は人件費を抑えたいので、基本給を上げたがらないです。
なので、評価が上がったとしても一時金として支給してきます。

会社的には一時的な出費なのでその時は痛いかも知れません。
ただ、固定費は上がらない。

本人は「今年はボーナス多かったー!やったー!」となりますが、
その一時的な出費は本人が売り上げた業績から払うだけで済みます。

基本給は簡単に上げてくれません。

周りから甘えらえる

私の経験上、仕事ができる人は基本的に誰よりも優しいです。

「社員に思いやりがない人にお客様に思いやりなんて提供できる訳がない」みたいな精神がありますよね。たしかに間違いではないですが、それを真に受けてしまうと、その優しさが大量に仕事が降ってくる原因になります。

上司や同僚から「あれやってほしい」「これやってほしい」っていうのが断れません。

仕事ができて、さらに優しい人は、仕事ができない人たちから甘えられまくります。

わたしの経験上、仕事ができないふりをしてやりたくない仕事を押し付けてくる人、「あの人ならなんとかしてくれるやろ」と適当にやったミスだらけの仕事をする人が必ずいます。

本人は「オレは頼りにされているんだ!」と勘違いしてしまいがちですが、彼らは楽をしたいだけなんです。

仕事ができる=「損」だと感じる理由

やはり仕事ができる人ほど「損」をする話【評価されないサラリーマン】仕事ができる=「損」だと感じる理由

仕事ができるようになってくると損した気分になってきます。

正しく評価されない

先輩や同僚・後輩は、あなたを評価していたとしても、
会社からしたら、いくら仕事を頑張ろうがあなたのことを便利な駒としか見ていないパターンです。

ディーラーの場合、自動車整備士はその店の「生産性」「単価」でしか評価されません。
自動車整備士の一人として評価されることはごくわずか。

店単位で評価される=自分一人が頑張っていたとしても「損」だという仕組みになっています。

待遇が良くなることもきちんと感謝されることも基本的にはありません。

頑張っても頑張っても大損するような会社で働き続けるとこうなります。

消耗しながら大変な仕事をこなしてやるほど義理はねえ。

と思うのが普通です。

仕事ができる人を正しく評価できない会社にいても、日に日に「損」をした気分が増していくばかりです。

ストレスフルな毎日

毎回誰かがミスが起こすたびに尻拭い、緊急事態には必ず駆り出される、それでも会社の給料はろくに上がらない…。

イライラしてくると自分の仕事に集中できません。
そしてまた誰かの仕事のフォローもしながら、緊急ごとに巻き込まれ、1日が終わってしまいます。

ディーラーの場合、こんなことはしばしばあります。
予約のユーザー以外のクルマもたくさん対応しなければなりませんからね。

仕事ができる人は、想像以上にストレスフルです。

たとえ、会社から昇格や昇給を持ちかけられても、「そんなものは名ばかりのものでオレを誘ってもどうせ給料なんて微々たるものでしょ!それぐらいなら仕事減らせよ!」となってしまいます。

仕事できる=「損」という概念はそう簡単に崩れることはないです。

断れない→ストレス→でも断れない

仕事ができる人は「損」だとわたしも思います、世間でもそういった認識はあるはずです。

このような場合、誰しもが言うアドバイス。

  • 断れば良いだけじゃん
  • だらだらやれば良いじゃん

こういう意見は、スルーで良いです。
なぜなら、キッパリ断れたら苦労しないからです。

職場というのはあくまで集団で仕事を行うわけですから、「断る」というのもそう簡単ではないです。

「それ自分でやって下さい」と言うのは簡単かもしれませんが、断る言い方は難しいです。
間違えると職場の人間関係が悪化するかもしれません。

あとから陰で「あの人は協調性がない」なんて言われ始めるかもしれません。真面目にテキパキ働いて損して、そのうえ悪者にされるなんて・・・馬鹿らしいにもほどがあります。

現実的に考えても、「断る」と言うのは勇気がいります。

仕事ができる人は、誠実で、何事にも真剣に取り組む人がほとんどなので、「断れば良いだけじゃん」というアドバイスを鵜呑みにしてしまうと、「今日も断れなかった」と逆にストレスになってしまい、心がもっと消耗していきます。

【根本的な解決】環境を変えるしかない

やはり仕事ができる人ほど「損」をする話【評価されないサラリーマン】【根本的な解決】環境を変えるしかない

問題を一気に解決したいのであれば、自分の仕事をきちんと評価してくれる職場で働くことがベストです。

よほどの愛社精神があって、思い入れのある会社であれば良いですが、
会社を変えるとなると相当な労力が必要です。

それだったら「自分から移動する」をほうが手っ取り早い。

正当に評価してもらえる会社に身を置きましょう。

サラリーマンの評価は非常に曖昧です。
環境によってさまざま。

  1. たいした仕事はしてないのに、コミュ力が高くて「愛想が良い」といわれる職場。
  2. 誠実に働いている人を、きちんとお金や立場などで評価し、頑張る人が報われる職場。

あなたはどちらが働きたいですか?
正当に評価されたいですよね?

一生、同じ職場で都合よく使われる人生なんて馬鹿らしいです。

ここからは、「損」だらけの今の人生を変えたいあなたにこれからとるべき行動を書きます。

転職は「裏切り者」ではない

かなり定番ですが、転職しましょう。

ひと昔前であれば、職場を選ぶのは一般的なことではありませんでした。
日本には終身雇用という文化があり、転職をする人は時に「裏切り者」と言われていたようです。

転職なんて・・・という考え方は、時代遅れです。

総務省のデータがあります。

年度転職率(%)
20154.7
20164.8
20174.8
20184.9
20195.2
※総務省統計局「労働力調査」(令和2年2月付)

転職率とは、労働者全体に占める、一定の期間内での転職者の割合のこと。
計算式は転職者数 ÷ 総労働者数 × 100(%)。

2010年までさかのぼってみても、転職率にさほど大きな変動はありません。

しかし、ここ5年間の転職率はごく緩やかに上昇し、2019年度はやや上昇率が高くなっています。

ただ、昔に比べて転職する人が増えたかというと、数字の上ではそこまで顕著に増加しているわけでもありません。

転職離職者の離職理由に注目してみると、「会社都合の理由」ではないです。

収入や勤務時間などの労働条件や職場の人間関係、仕事内容などの個人的な理由を挙げる人が増加しています。

やむを得ず離職せざるを得なかったことに起因する転職よりも、自己実現のため、ワークライフバランスを変えるための転職が増えているのです。

今いる会社に依存し続ける人生で良いんでしょうか。

転職は決して恥ずかしいことではないです。
転職は、「新しい可能性」を見つけることができます。
これが、転職のあるべき姿だと思っています。

なので、自分の軸をしっかりと持って、仕事をするようにしてください。
転職後にしっかりと頑張れば、他にも色々なメリットが生まれるはず。

自分のやりたいことや可能性を求めて、行動していきましょう。

スキルがあるなら「フリーランス」

サラリーマンで「仕事ができる人」は優秀な方が多いです。
膨大な仕事量をこなせるスキルがありますからね。

フリーランスになることで得られるメリットはこちらの通り。

  • 収入アップを期待できる
  • 働く場所が自由
  • 時間を効率的に使うができる
  • 仕事を選ぶことができる
  • ストレスが軽減される

こんな感じ。

サラリーマン時代であれば、自分が仕事ができるがあまり、他人の仕事までフォローしなければならなかったですが、当然ながらフリーランスであればそのようなストレスはありません。

さらにフリーランスに向いている人はこちら。

向いている人
  • オンオフの切り替えがうまい人→プライベートと混同しない
  • スケジュール能力が高い人→自由度が高く、不安定だから
  • 安定性よりも変化を求める人→日々チャレンジができる環境だから

このような人はフリーランス向きです。
サラリーマンとして働くのはもったいない。

フリーランスとして働くのであれば、
下記の記事が参考になるのでのぞいてみて下さい。

自動車整備士以外の人でも参考になるように書いています。

悪いのは「評価しない会社」

やはり仕事ができる人ほど「損」をする話【評価されないサラリーマン】悪いのは「評価しない会社」

仕事ができる人は「損」をする話を書きましたが、
あくまでこれはあなたが悪いのではなく、評価しない会社が悪いです。

仕事ができることは本当は喜ばしいことなはずなのに、年功序列やら会社のルールやらその他よくわからないことで、仕事ができる人が必ずしも報われるわけではないのが会社というもの。

これは学校と似ています。
「ガリ勉」と言われる人が、進学校に行けば「天才」だと言われるのと同じ。

すべては、あなたの身の回りの人と環境次第です。

もし毎日の仕事でストレスが蓄積されているのであれば、「環境を変える」ことをおすすめします。

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