こういった疑問にお答えします。
クルマの消臭剤って、オートバックスやイエローハットなどのカー用品店に行くと、すごい種類があって、どれがいいのか迷いますよね。
芳香剤並みの種類がありますし、果たして自分のクルマにあったアイテムは一体どれなのか。
そこで当サイトでは、誰でも簡単に、超強力の消臭効果を発揮してくれるドクターデオのスチームタイプを強くオススメしています。
ドクターデオは、カー用品ブランド「カーメイト」の消臭アイテムの中でもとくに「消臭・除菌」の効果が強く、さらに扱いやすい。
カーメイトの商品の中でも、とくに人気の消臭剤なんです。
ドクターデオのスチームタイプは、「循環タイプ」と「浸透タイプ」があります。
循環タイプはエアコン消臭をメインに使用される人には有効ですが、シートや内装といった布地などを消臭したい人には浸透タイプがオススメ。
- 嘔吐物を処理したあとのニオイ
- ペットの唾液や排泄物のニオイ
- シートやマットに染み込んだ汗や香水
こういった頑固なニオイが気になる人にドクターデオ(浸透タイプ)は有効です。
【レビュー】ドクターデオ 浸透タイプ【結論:車内の消臭はコレ】
わたしは国産ディーラーで働く自動車整備士(メカニック)です。
ディーラーで販売しているケミカル用品の中にも消臭剤のラインナップがあるのですが、当店で交流のあるユーザーさんから「ドクターデオ良いよ」と言われました。
実際に使用してみましたが、なかなか効果が高かったので、皆さんにもシェアしたいと思います。
※循環タイプが気になる人はこちらの記事が参考になります。
もくじ
【レビュー】ドクターデオ 浸透タイプのご紹介
メーカー名 | カーメイト |
モデル名 | D236 |
内容量 | 25ml |
使用回数 | 1回 |
成分 | 安定化二酸化塩素 生石灰 蒸留水 |
販売価格(アマゾン) | ¥973(標準タイプ) |
スチームに含まれる安定化二酸化塩素がシート・内装の内部までごっそり消臭、さらに菌・ウイルスも強力除去してくれます。
アマゾンでの販売価格は循環タイプに比べると少し上がりますが、ほぼ変わりません。
補足ですが「ドクターデオ 浸透タイプ」は、あくまで車内の消臭・除菌を目的としています。
「エアコンが臭い」などは別の原因が考えられますので、浸透タイプを使ってもあまり意味がないかなぁと思います。
その場合は、エアコンフィルターを見直すか、エバポレーターの消臭を検討しましょう。
エアコンフィルターとエバポレーターの消臭については以下の記事で詳しく解説しています。
ドクターデオ 浸透タイプのポイント5選
それでは、「ドクターデオ 浸透タイプ」のメリットとデメリットを含めたポイントをご紹介します。
- ”二酸化塩素”ほどの殺菌力はない
- 二酸化塩素は錆びる?
- 施工時間が長い
- 誰でもできる
- シートなどの布地に有効
こんな感じ。
順番に解説します。
”二酸化塩素”ほどの殺菌力はない
ドクターデオには”安定化二酸化塩素”という成分が含まれていますよね。
同じような名称で二酸化塩素という成分がありますが、どんな成分なのでしょうか?
二酸化塩素は、ラジカルの1種であり、強い酸化力をもつことから、ウイルス除去、除菌、消臭、坑カビ等のはたらきを有することが知られています。これらの力を利用して、プールや浄水処理等の現場における消毒剤や、低濃度での空間除菌剤として使われています。通常の利用に加え、2001年に米国で発生した炭疽菌の芽胞が送りつけられるバイオテロの際には、建物の除染に用いられた実績があるなど、その能力は非常時にも高く評価されています。
出典:日本二酸化塩素工業会
この二酸化塩素を使用した商品として有名なのが、クレベリンやステア二酸化塩素スプレーなどですが、数年前から安定化二酸化塩素という成分を使用した除菌剤や消臭剤が出てきましたよね。
安定化二酸化塩素は商業上使われている名称で、一般的には二酸化塩素がつくられる亜塩素酸塩のことを総称しており、二酸化塩素とは別の物質です。
二酸化塩素はプールや浄水処理、NASAの宇宙食の滅菌や炭疽菌の殺菌などにも使用されていますが、安定化二酸化塩素(亜塩素酸塩など)を利用した製品は、発生する二酸化塩素の濃度が空気中の有機物量などの環境により異なり、安定した一定の効果を期待する事は困難だといわれています。
安定化二酸化塩素には純粋な二酸化塩素ほどの殺菌力や消臭力はありません。
二酸化塩素ほどの殺菌能力はありませんが、車内の場合はそれほど広い空間ではないので安定化二酸化塩素でも十分な殺菌が行えます。
二酸化塩素は錆びる?
ステンレスには耐食性がありますが、磁石がくっつくようなステンレス、鉄、銅、アルミ等の金属に二酸化塩素を使用するとサビが発生します。
もちろん、二酸化塩素濃度や接触時間も関係してくるので一概に錆びるとは限りませんが、あくまで可能性としてはあります。
車内の場合ですと、鉄、銅、アルミ等が剥き出しの部分は少ないのと長時間スチームを発生させるわけではないのでそこまで気にするほどでもないですが、神経質な人は使用を控えて下さい。
施工時間が長い
そういえばドクターデオの6時間放置する浸透タイプのやつやったら乗ったときのムワッとした臭いが無くなった気がするからそういう臭い気になる人はおすすめ
— オロト (@orotos660) August 20, 2020
循環タイプは13分で施工できるのに対して、6時間かかってしまいます。
なので、しばらくクルマを使用しない時にしか施工できません。
シートや内装にじっくり浸透させる必要があるので仕方ないです。
時間に余裕がある時にやりましょう。
寝る前に施工しておくのがオススメです。
誰でもできる
ドクターデオのスチームタイプ
— MS-4(えむえす) (@ms4sr2) May 29, 2020
一晩やったらニオイがだいぶ取れる
施工するのに必要なのはボタンプッシュだけ。
特別な工具や知識はいりません。
エアコンの消臭と違ってシートや内装の消臭、除菌を目的としていますので、ボタンを押すだけ済みます。
シートなどの布地に有効
法事で急遽僕の車にたくさん人が乗ることになったので牛の臭い対策として昨日の晩にカーメイトのドクターデオのスチーム使ったけど効果覿面でビックリした。昨日の晩に行った所は特に臭いする牧場に行ったのに100%消えた。こりゃいいわ…https://t.co/L77D4BMyfb
— きなこもち (@kinako_rlx) November 4, 2017
6時間かけてシートや内装にじっくり「安定化二酸化塩素」を浸透させて、強力な酸化力によって悪臭や菌に積極付着し、一般的な消臭成分よりも早く強力に消臭・除菌します。
- 循環タイプ→エアコン内部をメインに消臭したい
- 浸透タイプ→シートや内装といった布地などを消臭したい
こういった感じで使い分けましょう。
【レビュー】ドクターデオ 浸透タイプを使ってみた
今回は平成20年式、走行距離は約100,000km(エアコンフィルター交換歴なし)のラパンに使用していきます。
主な使用環境はこちらの通り。
- 毎日子供2人の保育園の送迎に使用
- 子供2人が乗ることが多いので、車内はかなり汚いですw
- 芳香剤などは設置していない
- エアコンフィルター交換は100,000km走行して一度も交換していない
車内の臭いは、さすがに子供2人が毎日乗っているので体臭が気になる感じです。
作業準備
助手席の足元に置くだけです。
中央のミシン目に沿って、箱の上部をめくります。
作業手順
中央にある「ココを強く押す」を押すとじばらくたってからスチームが出ます。
全席のドアと窓を閉め切ってから6時間以上放置するだけ。
めっちゃ簡単。
もちろんエンジンをかけておく必要もありません。
使ってみた感想
私の場合は、夜に使っておいて次の日に回収しました。
車内に乗って一番最初に思ったことは、とにかく無臭。
循環タイプの場合、作業直後は塩素系の薬品の臭いが気になりましたが、浸透タイプの場合だとそれが全くないです。
かなり時間をおいていますからね。
車内にこびりついた体臭が一晩でスッキリしました。
【結果】体臭がかなり取れた
浸透タイプも循環タイプも入っている成分は同じです。
効果としては車内全体が無臭になったイメージです。
ただ、エアコンからの吹き出し口から出てくる風に関しては、
少し臭いが残っている印象でした。
なのでエアコン消臭する人には循環タイプがやはりオススメです。
結論:”空間”を消臭するならコレ
以上、ドクターデオ 浸透タイプのレビューでした。
夏場になると汗などがシートに染みついてどうしても体臭が気になってきますよね。
浸透タイプは、数時間置いておくだけなのでかなり楽です。
オススメとしては、夜のうちにやっておくことですね。
次の日の朝にはスッキリした状態で乗れます。
やっているのとやってないとでは全然違いますよ!
最後におさらいですが、
- 循環タイプ→エアコン内部も消臭したい
- 浸透タイプ→シートや内装といった布地などを消臭したい
こんな感じで使い分けるとOKです。
「んーそれでも他のアイテムも気になる」という慎重派の人は、わたしが厳選した車内消臭グッズをまとめた記事も作成しておりますので、ぜひ覗いてみて下さいね。
ドクターデオ(浸透タイプ)って本当に効果あるの?