
- ガラスコートの種類が多すぎてどれがいいかわからない
- クリンビューハイブリッドストロングの使用感について知りたい
- 購入する前にレビューや口コミなども知っておきたい
雨天の視界確保に欠かせないのが、フロントガラスの撥水コート。
フロントガラスの撥水コートで超有名どころと言えば「ガラコ」ですよね。
ソフト99というメーカーから古くから愛され続けているガラコも確かに信頼性・耐久性は誰もが認める商品です。
とはいえ、各クルマ系ケミカルメーカーからはいろんな謳い文句で撥水コートがラインナップされており、実際にどれを選んだら良いのかわからないんですよね。

そこでこの記事では、昔からわたしが愛用しているクリンビューハイブリッドストロングのレビューと口コミについてまとめていきます。
なぜわたしがガラコではなく、クリンビュー推しなのかというと、ガラコのシリコン系は過去にボディに付着して取れなくなったことがあり、それ以降ずっとクリンビューのハイブリッドストロングを購入し、問題なく使い続けられているからです。
決してガラコを否定しているわけではなく、ガラコの強いシリコン系撥水剤はたしかに耐久期間が長いので、それはそれで大きなメリット。
ただ、自分を含め、多くの人に扱いやすいなぁと思えたのはクリンビューハイブリッドストロングだったので記事にしました。
今回は実際に施工もしましたので、作業工程もお見せします。
この記事をご覧いただくことで、クリンビューハイブリッドストロングの使用感についてご理解いただけるかと思いますので、購入前の判断材料としてご活用下さい。
クリンビューハイブリッドストロングのレビュー&口コミまとめ【実際に施工してみた】
もくじ
クリンビューハイブリッドストロングのレビュー
メーカー名 | イチネンケミカルズ |
商品名 | クリンビューハイブリッドストロング |
用途 | 自動車外窓ガラス及びガラス製ミラーの表面保護 |
成分 | イソプロピルアルコール、シリコーン、フッ素系撥水材、無機酸 |
耐久期間 | 3〜4ヶ月 |
イチネンケミカルズは、油膜取りの主力商品「クリンビュー」を50年以上販売し続けている、ガラスお手入れの老舗ブランド。
シリコーン系撥水剤の強力水弾きとフッ素系撥水剤の耐久力をハイブリットし、超撥水と長期持久(3〜4か月)。
掴みやすいグリップと大きな塗り面パッドが作業の快適性をアップさせてくれます。
デメリットは3点

まず、クリンビューハイブリッドストロングを理解する上で、デメリットからご紹介していきます。
撥水コートは「逆に見えづらい場面もある」
雨粒が小さく降るような場合は、撥水効果でガラスに細かい水玉が無数に発生します。これが視界を妨げます。
ワイパーを作動させればこの問題は解決すると思われますが、霧雨などではワイパーが作動して次に動くまでの間にこの小さな水玉がすぐにガラス全体を覆ってしまいます。
ワイパーが追い付かない状況が発生してしまうわけですね。
結果少量の雨でもワイパーを頻繁に動かす設定にせざるを得ませんので、この短所は流れの悪い市街地など、低速で走るときに特にあります。
これがかえって見えづらく、運転に支障をきたすのであれば撥水コートはおすすめしません。
きっちり施工しないとダメ
しっかり油膜取りをしないと、古い油膜の上に施工することになるので余計にガラスがギラギラ反射して見えずらくなってしまいます。
施工前には必ず油膜取りは必須です。
ガラスコートは下地が命なので時間をかけて念入り行いましょう。
あと注意が必要なのが、ガラス周りのカウルパネルなどの無塗装樹脂パーツにシリコン系撥水剤が付着してしまうとシミの原因となってしまいますので、しっかりマスキングテープで保護しておきましょう。
クリンビューハイブリッドストロングはフッ素系撥水コートです。
いかなる物質も寄せつけないメリットがありますが、重ね塗りしようとしても寄せつけようとしません。
ガラコに比べると耐久期間は短い
超持続性ガラスコーティング剤の代表格である「超ガラコ」。
こちらは、1回の使用で約1年間撥水効果が持続します。
さらにメーカー最新技術のフッ素処理(PAT-P)によって、ワイピングの摩擦や砂塵、洗車、洗剤にも耐える強力な被膜を維持します。
対してクリンビューハイブリッドストロングは、3〜4ヶ月。
耐久期間だけで見ると、クリンビューハイブリッドストロングは耐久期間が短いので何度も塗ってあげる必要があリます。
ですが、撥水コーティングはなんといっても下地が命です。
超ガラコが超耐久でも塗り手の技術によってかなり左右してしまいますから、あくまで目安とお考え下さい。
メリットは3点

次にメリットについてまとめます。
雨の日の視界確保
雨粒が、ボールのように転がっていくので気持ちがいい。
ワイパーを使わなくても風圧で勢いよく転がっていくのが見ていて楽しい。
というのは置いといて…。
降雨時に前が見にくいのは、ガラスに付着した水滴で視界がゆがんでしまうためです。フロントガラスに撥水コートをすることで走行時の風圧で水滴が流れやすくなります。
汚れが付着しにくくなる
当然、コーティングしている訳ですから汚れがつきにくいです。
鳥のフンがついたとしてもサッと拭き取ることができます。
汚れが雨と一緒に流れ落ちやすくなり固着を防止できますし、水滴がガラスに残りにくくなり、冬場はある程度であれば霜や凍結を防止、除去がしやすくなります。
耐久性が高いフッ素系撥水コート
デメリットでもお伝えしましたが、クリンビューハイブリッドストロングはフッ素系撥水コート。
超ガラコに比べると耐久性は劣りますが、フッ素系撥水コートはシリコン系に比べて、耐久性に優れていることが挙げられます。
他にも以下のメリットがあります。
- コーティング自体が油膜になりづらい
- 防汚・撥油性能が高い
そもそもシリコンは油。
撥水コーティングが劣化していくと、それ自体が油膜となってしまんですね。
油膜は洗車機に入れたくらいでは完全に落とすことができませんし、油膜などが付いたまま撥水コートをしてしまうと更にムラになりやすく、ガラスにうまく定着しません。
なので個人的にはフッ素系がおすすめ。
ですが、フッ素系もいずれはワイパーの作動で、ところどころ撥水コートが剥がれていきますので定期的な施工も忘れずに。
実際に使ってみた
ここからは実際に施工する工程をお見せします。
準備

内容物は本体のみ。

裏面には使用方法や注意事項が記載されています。
塗ってみる

キャップを外します。
握る部分を強く押すと、

中央のくぼみから液剤が出てきます。
強く握りながら、ガラスに押し当てて施工していきます。

全体を均一に塗っていきます。

今回も比較しやすいように半分だけ塗ってみました。
ここから10分ほど放置して、全体的に白く乾いてきます。
マイクロファイバークロスで拭き上げ

乾燥してから、固く絞ったマイクロファイバークロス(新品のタオルでも可)で拭き上げていきます。

どうでしょうか?
画像見えづらくすみません。
水をかけてみると、助手席側のみ水滴があまり残りません。
ワイパーの作動も滑らかになりました。
ここまでで15分ぐらいです。
クリンビューハイブリッドストロングの口コミ
先々週に施行したクリンビューのガラスコートきもてぃい pic.twitter.com/gdGeOiTQP0
— えふじぇいa.k.a.ダルさん (@fuji_mng) July 6, 2018
帰宅前に事務所でガラスをひと磨き。
— 金毛老師@趣味垢 (@fiat500f_kid224) May 12, 2020
キイロビンゴールドでガラス面を整え、クリンビューのガラスコートで仕上げました。
ピカピカにすると気持ちいいですね (^-^) pic.twitter.com/K4ZECZarpC
シュアラスターのタイヤコーティングとクリンビューのガラスコートまじでいいよ
— NEWお味噌さん(つぶやき部屋) (@newomisosan) June 22, 2020
クリンビューの「ハイブリッドストロング」ユーザーの方には特におすすめですよ~♪
— クリンビュー【公式】 (@klin_view) June 17, 2020
◇クリンビュー ガラスコート コンパウンドスピーディーhttps://t.co/aTPhrCxsta
クリンビューのガラスコートは、この2種類があるんだけど、オススメは赤い方のハイブリッドストロング!
— 伊右衛門・冷@雪頭一族 (@Iyemon_Rei) July 12, 2020
単純に耐久性が優れてるってのもあるんだけど、青い方よりもさらに飛ぶ『気がする』!
まぁ、間違えて今は青い方使ってるけど、効果は十分あるよ! pic.twitter.com/MqWmriVTJl
ガラスコートといえば、ガラコのイメージが強いですが、クリンビューも負けていません。
耐久期間についてですが、同じフッ素系の商品であれば、ぶっちゃけ当てにしていません。
耐久期間が1年だろうが、3ヶ月であろうが、下地にどれだけ時間をかけたのかで変わってきます。
何度もいいですが、コーティングは下地が命です。
まとめ
クリンビューハイブリッドストロングは撥水性能もよく、ヘッドが大きく丸くなっているため施工性もよい製品。価格も1000円以下でここまでのクオリティがあれば文句なしでしょう。
最後にまとめです。
- 耐久性の高いフッ素系撥水コート
- 撥水コートは下地が命。耐久期間はあくまで目安で。
- 施工時間は約15分
- 冬場のガラスの凍結が面倒な人にもおすすめ
- 超耐久を求めるのであれば超ガラコもおすすめ
大雨や台風の多いシーズンです。
万全の体制でドライブを楽しみましょう。