こういった疑問にお答えします。
この記事にたどり着いた人はこのような悩みがありませんか?
- スタンダードラチェットってどれがオススメなの?
- ネプロス ラチェット【NBR390】を使っている人の感想が知りたい
- ネプロス ラチェット【NBR390】のデメリットも知りたい
こんな感じではないでしょうか?
ちなみにネプロス(nepros)は、KTCが手がける高級工具ブランドであり、その性能は世界中のメカニックが絶賛する最高レベルの工具です。
1995年に販売開始されたネプロスは、世界水準の究極のデザインと機能美をコンセプトに作られており、まさに世界的工具メーカースナップオンに匹敵する高級工具です。
スナップオン好きの私は、今までネプロスの工具を買ったコトはなかったのですが、90枚ギアのこのラチェットは前から気にはなっていたので今回購入してみました。
初ネプロスが着弾しました㊗️
— しー@自動車整備ブログ✖︎2ヶ月目 (@c_mecha_log) September 15, 2020
オルクさん@yhaa124の言った通り、
まるで宝石🤣 pic.twitter.com/odZIIBSfAE
さっそく結論ですが、ユニオン機構の好みは分かれますが、国内のスタンダードラチェットの中では最高級クラスのラチェットです。
今回はスナップオン ラチェット【F80】との比較も交えながら、ネプロス ラチェット【NBR390】をレビューしていきます。
ネプロス ラチェット【NBR390】を徹底レビュー|スナップオン【F80】と比較
もくじ
ネプロス ラチェット【NBR390】についてご紹介
まずネプロス ラチェット【NBR390】について簡単にご紹介。
商品No. | NBR390 |
ギヤ数 | 90枚 |
振角(送り角) | 4° |
ユニオン機構 | ○ |
リペアキット | ○ |
サイズ | 全長180mm ヘッド部幅30mm ヘッド部厚み15mm 柄部φ20mm 重量275g |
標準小売価格 | ¥11,700 |
価格は少し高めですが、スペックはまさに国内のスタンダードラチェットの中では最高級クラス。
誰もが認める文句なしのスタンダードラチェットです。
ネプロス ラチェット【NBR390】の欠点?
「欠点」と書いていますが、これはかなり個人差あります。
ネプロス ラチェット【NBR390】のわたしが感じたイマイチなところを1つだけお伝えします。
ユニオン機構
KTCの技術であるユニオン機構も搭載されており、ソケットの着脱がスムーズに行えます。軍手をしていると滑ってソケットが外せない時がありますが、ボタン一つで出来ちゃいます。
これに関しては個人的にはいらないかなー。
狭いところでソケットを外したい時に指が入らずプッシュボタンが押せなくて困ったことありませんか?
KTCのラチェットといえば「ユニオン機構」なんですが、狭いところで使用するのであれば別のラチェットが良いかなと思います。
ネプロス ラチェット【NBR390】のスゴいとこ
ネプロス ラチェット【NBR390】のメリットとしてはこちら。
- 90枚ギア
- 音にムラがない
- 空転トルクの軽さも良い
- 重量バランスが良い
- リペアキットがある
こんな感じ。
順番に解説します。
90枚ギア
多ギアラチェットの中でも90枚ギアは最高クラス。
多ギアラチェットといえば、100枚ギアのスナップオン【 FHNF100】やシグネット【12572】、144枚ギヤ(72枚ギアが2つ)のTONE【RH3VHW】などがあります。
ですが実用的な範囲では、90枚でも十分。
振角は、【F80】と同じ4°です。
ラチェットを振る回数をかなり減らせますので作業中のストレスが軽減されます。
この「カリッ」の角度が細かいほど、ラチェットを振れない狭い所で大活躍します。
音にムラがない
ネプロスシリーズのラチェットで特にこだわりが強いのが空転時の音。
ファクトリーギアのブログで、KTC品質保証部の藤田部長という方がこう語っています。
「我々は、ラチェットでは特に仕上がりの音にこだわってきました。ネプロスらしい納得いく音を生み出すためには、パーツの大きさ、硬さ、バネの強さ、はめあいを生み出す精度などいくつもの要素があります。それらのバランスは設計上の理論数値だけでは決して生み出すことが出来ないものなのです。ですから何度も納得する音が生まれるまで試しました。NBR390というラチェットの量産が決定できたのも、多ギアになっても従来のイメージを損なわれない、ネプロスらしい音を実現できたという面が大きかったですね」
ファクトリーギアブログ
空転時のリアルな音をこのブログではお伝えできませんが、軽すぎず、決して重たい訳でもない、「聞いていて心地のいいカリカリ音」という感じでしょうかw
精度の良さを感じれる繊細な音がします。無駄にラチェットをカリカリしたくなります。
空転トルクの軽さも良い
空転トルクも非常に軽め。
個人的にスナップオン ラチェット【F80】より軽めです。
ユニオン機構+多ギアで内部が少し複雑になりがちなこのラチェットでこの空転トルクを出しているのはさすがかと。
欲を言うとコーケン ジール ラチェット【3725Z】よりかは、少し重いような気はしますが、使用する上では全くストレスなく使えそうです。
重量バランスが良い
ネプロスのラチェットは握りやすさにも追求されていますが、グリップ部を太くしてしまうと全体の重量バランスが崩れてしまいます。
そこで握りやすさと重量バランスの両立を図るために内部が中空構造になっています。
片手でラチェットを振る場面でも安定して使用することが可能になります。
もちろんリペアキットもあり
リペアキットもあるのガシガシ使えるので、アフターメンテナンスもバッチリ。
KTC ラチェット【BR3E】と同様ですね。
+ドライバーのみで分解・組み立てが出来ちゃいます。
余談:【NBR390】と【F80】
今から12年前の2008年に、スナップオンから小判型ヘッドの80枚ギア【F80】という衝撃的なラチェットを日本でリリースしました。まだ高校生だった私は、車だけでなく工具にも興味があり、当時は36枚ギアが主流だったラチェットに、80枚ギヤのラチェットがスナップオンから発売されたことに衝撃を受けたのを覚えています。
スナップオンに負けじと他メーカーから多ギアラチェットが誕生します。もちろんKTCも負けじと開発を進めます。KTCにも多ギアの小判型ラチェットを求めるユーザーの声が多く寄せられており、「ネプロス」の90枚ギアラチェットが登場したのは2012年でした。
当時他メーカーの多ギヤラチェットは繊細なコトもあり不具合も多かったのですが、ネプロス ラチェット【NBR390】は完成度が高く、圧倒的にトラブルが少ないラチェットだったそうです。デザインも美しいです。ヘッド周りの刻印とハンドル部の滑らかな曲線がカッコいいです。所有欲を満たしてくれます。そして宝石のように輝いている。あと専用の箱がカッコいい。使うのが勿体ない気もします。
個人的には、スナップオンの「カクカク」したデザインのが方が私は好きですが、2013年のグッドデザイン賞で受賞しています。
まとめ:【メイドインジャパン】職人のラチェット
ネプロス ラチェット【NBR390】をまとめるとこちらの通り。
- 重量バランスが良い(ハンドル内部が中空でヘッドが重い)
- 90枚ギアの繊細さと空転トルクの軽さ
- ユニオン機構でソケット着脱が楽(個人差あり)
こんな感じ。
さらに言うとこういった人にはぜひ購入して頂きたい。
- 自分の足りない整備技術をカバーしてくれる工具が欲しい
- プロ中のプロが使っているラチェットが欲しい
- 長く愛用できるラチェットが欲しい
ちなみにネプロス ラチェット【NBR390】は、まだ購入したばかりなので実際の耐久性はわかりません。ですが出荷前に厳しい分解チェックがなされているそうです。
1万回動かして確認し、10万回動かして確認する。工具が市場に出るまでには、試験機械と人間の目によって幾度もチェックされ、問題点を見つけ出し改善するという作業が根気強く何度も繰り返されているのです。
ファクトリーギヤブログ
ネプロスの工具は昔から絶大なる信頼があります。
職人が作る職人の為のラチェット。
きっとあなたの整備を楽しくしてくれるラチェットになります。
ネプロス ラチェット【NBR390】について詳しく解説してほしい