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【最初の一本に】KTC ラチェットのレビュー【BR3E】

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しー

こんにちは。しーです。今回は、工具完全初心者向けにオススメしたいラチェット「KTC ラチェット【BR3E】」をご紹介します。

ktc-official-site

KTC(京都機械工具)は、会社創立は1950年の約70年の歴史がある日本を代表する工具メーカーです。自動車メーカーのオフィシャル工具としても有名で生産現場や改善の現場に多く使われています。

私の働いているディーラーでは、新人の時にKTCの工具一式が支給されます。プロの現場では、高い耐久性と使いやすさから圧倒的な人気を誇っています。

そんなKTCですが、もちろん基本工具であるラチェットもあります。

ラチェットが欲しい人

コスパが良くて、それなりのブランドで耐久性があるラチェットが欲しい。

はい。まさにこういう人には、KTC ラチェット【BR3E】がピッタリです。

そういった人向けに、この記事では、KTC ラチェットのレビュー【BR3E】をします。

KTC 9.5sq.ラチェットハンドル【BR3E】
  • 36枚ギア、送り角度10度のスタンダードタイプ小判形ラチェットハンドルです。
  • 左右のクロウを一体化した「一体式クロウ」により強度アップ。
  • プッシュボタンを押さない限り不意にソケットがラチェットから外れないユニオン機構。
  • 補給部品としてリペアキットを設定しています。
  • 全長180mm/ヘッド部幅33mm/ヘッド部厚み13.5mm/重量260g
しー

KTC ラチェット【BR3E】は、私が新人の頃に会社から支給された工具であり、10年経った今でもディーラーの支給工具として使われています。

ディーラーの支給工具としてあるぐらいなので絶大なる信頼があるラチェットです。

私は今使っていませんが、新人の頃はよくお世話になったラチェットです。

前回スナップオンの【F80】についてご紹介しましたが、

ラチェットが欲しい人

スナップオンは、やっぱり金額的に厳しい。たまに使うぐらいだからそこまで良いやつじゃなくて良い。

そうですね。分かります。

KTC ラチェット【BR3E】は、信頼性、金額面、耐久性全てにおいてバランスが良いのでこの記事を最後まで読んでみて下さいね。

では、見ていきましょう。

KTCの最もスタンダード

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【BR3E】はKTCで最もスタンダードなラチェット。

多くのメカニックの声を反映して作られており、より小さく薄くを追求、滑りにくく握り易いグリップ形状を採用するなど、まさにメカニックの手の動きを研究しつくしたフォルムです。

「手になじんだツールを末永く愛用してほしい」というKTCの思いが強く込められています。

美しいクローム仕上げとハンドル部の美しい曲線はさすがメイドインジャパン。職人魂を感じます。

ラチェットの中央に刻印されているKTCの刻印がアクセントになっています。

さらにこのラチェットは2002年にグッドデザイン賞を受賞しています。

最大の特徴はユニオン機構

KTCのラチェットにはユニオン機構という機能があります。(なしモデルもあります。)

プッシュボタン操作によりソケットレンチの脱着と不意にソケットが落ちないように確実に保持する機構です。

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本来ラチェットの差し込みには、ソケットを保持する為にボールが仕込んであります。このボールがソケット内側にある溝にハマり、ソケットを保持してくれるのが一般的なラチェット。

このラチェットは、プッシュボタンを押すコトでこのボールが引っ込み、ソケットの取り外しが容易になるわけです。

ここまでは、一般的なプッシュキャンセル機構搭載のラチェットなのですが、

KTCのユニオン機構の場合だとさらに保持力が違います。

一般的なプッシュキャンセル機構は、プッシュボタンを押すと、ボールがフリーになりソケットを簡単に取り外すことが出来ますが、プッシュボタンを押さずに無理やりソケットを外そうとするとボールがプッシュピンのテーパー面を押しながら引っ込んでしまう。

ボールがプッシュピンのテーパー面で保持されている為、ソケットの保持力が弱いです。

しかしユニオン機構の場合、ボールをテーパー面でなく平面で保持しているため、プッシュボタンを押さずにソケットを無理やり外そうとしてもボールは押し込まれず、ソケットは外れません。

ソケットを絶対に外したくない場面(高所での作業など)では、重宝できます。

ソケットが不意に外れてしまい、ソケットを無くしてしまったりすると余計に手間が増えますからね。

切り替えレバーは少し重め

スナップオンのラチェットに比べると少し重く感じるというだけで、使う分には問題ないかなと思います。

軽すぎるよりかは重い方が良くて、ラチェットを振っている時に不意に切り替わってしまうとストレスになります。

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レバーに関して個人的に好きなのが、溝が彫られているところです。

手にグリスやオイルが付着している場面では、切り替えレバーが滑ってしまってうまく切り替えれない時があります。

この溝が滑り止めになります。

リペアキットが用意されている

リペアキットが用意されており、アフターメンテナンスもバッチリです。

+ドライバー1本で分解・組み立てまでできてしまうので誰でもできちゃいます。

9.5sq.ラチェットリペアキット(How to動画アリ)

ハンドルが滑りやすい

私の中で唯一の欠点は、手にグリスやオイルが付着している場面でトルクをかけたい時に滑るコトです。

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親指をかけやすいように窪みがありますが、美しい曲線が故に滑りやすさを感じます。スナップオンの場合は、さらに刻印と溝が彫ってありますので滑りにくいです。

この辺はコストの違いがありますから仕方ないです。

【酷評】時代遅れのラチェット

私は使ってないです。新人の時に支給されて使用した期間は半年ぐらいだったかなー。

手元にスナップオンの【F80】があったのもあり、ほとんど使いませんでした。自動車整備士にとってラチェットは毎日使うモノであり、正直このクオリティでは使いづらさを感じます。

スナップオン F80 3/8ラチェット
  • ギヤ歯数80
  • 振角4.5°
KTC ラチェット【BR3E】
  • ギヤ歯数36
  • 振角10°

振角(送り角)とは、ラチェットハンドルを振ったときの角度、振れ幅のことを言います。という事はラチェットのギアの山数です。

誰が見てもスナップオンの【F80】を使いたくなりますよね。

さらに欠点を深掘りしていくと、

  • 空転トルクが重すぎる→ボルト早回しに不向き
  • 結構早い段階でギヤのガタがでる
  • 送り角が大きい。
  • 最近のラチェットに比べるとかなりダサい

最近の車は複雑化してきており、狭いところでの作業が多くなってきております。そういった場面ではラチェットのクオリティが重要になってきます。

なのでこのスペックでは、現場では使えない。(耐久性はあるので、パワーが必要な場面で利用するコトありw)

初めてラチェットを買うような人には、丁度良いかもれません。他にも良い工具がないかな?というキッカケを作ってくれるラチェットです。

ですが、このスペックは長年変更されていないので時代に合わせてモデルチェンジして欲しいところです。

小売参考価格 ¥4,950

ホームセンターで売っているラチェットに比べると少し高めですね。

ちなみにアマゾンで見てみると、¥3,760でした。それでも初心者からすると少しお高め。

ですが、このラチェットは過去にグッドデザイン賞を受賞しているのとアマゾンの2017年年間ベストセラーのラチェットなんです。

さらに開発者のこだわりも強い。

設計担当者によると
『工具開発では、さまざまな評価をしますが、当社では製品をとことんイジメ抜いて性能を評価しています。強度や耐久性、信頼性等、実際には、基準の何百%も高いところがあるんです』とのこと。
工具は一見違いがわかり難いのですが数値で表せない能力は、手にして初めて味わえるんです。

もっとKTC

KTCのスタンダートなラチェットだけあって相当こだわられて開発されています。そう考えると決して高く感じません。

私が働いているディーラーの後輩たちはみんなこのラチェットを使っています。あなたの車ももしかしたらこのラチェットを使って整備されていると思います。

まとめ:楽しい整備ライフを

いかがだったでしょうか。この記事では、

  • KTC ラチェットのレビュー【BR3E】について
  • ユニオン機構について
  • 切り替えレバーについて
  • リペアキットについて
  • 欠点はハンドルについて
  • お値段について

こういったテーマで書きました。

もし、ホームセンターの安いラチェットを使っている人がいたら絶対に買い換えることをオススメしたいです。

私は10年間毎日整備をしてきましたが、安いラチェットは、

  • ギヤが破損する
  • 切り替えレバーが使えなくなる
  • ハンドルが折れる
  • ソケットが保持できない

こういった経験がありました。これって、作業中に起きてしまうと怪我につながる可能性があります。怪我するなんて言語道断。

中途半端なラチェットを使いながら作業すると思いっきり整備できません。工具は整備にとって命です。

初心者の方で楽しく車やバイクをイジりたいのであれば、必ず最低限は持っておきたいラチェットです。

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しー
自動車整備士歴10年目|国家2級整備士|自動車検査員|愛車:SUBARU FORESTER(SK9)|スバリスト歴12年目|2020年6月ブログ&ツイッター&インスタ開設|ライティングスキルを磨くために日々奮闘中|車初心者や若手メカニックに聞かれる悩みなどにお答えします|スバル向けコンテンツに詳しい