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【次世代】コーケン ジール ラチェットのレビュー【3725Z】

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しー

こんにちは。しーです。今回は、コーケンのジール(Z-EAL)のラチェット【3725Z】のレビューをします。コーケンが提案する次世代の工具ジール(Z-EAL)シリーズのスタンダードラチェットはどんな実力なのか徹底解説です。

コーケン(工研)の正式な社名は「株式会社山下工業研究所」。国内の工具メーカーではKTCが有名ですが、コーケンも世界的ブランドです。

コーケンのラインアップは駆動系工具、ラチェット、ソケット、それに関連する工具に絞り込まれています。あまりにもブランド力が強いので、海外だけではなく、国内でもコーケンのスパナやプライヤーなどがあるような印象を持つユーザーも少なくありませんが、商品カテゴリーをラチェット・ソケットに絞り込み、ターゲットも、オートモーティブを強く意識した駆動系工具専業メーカーといえます。

ファクトリーギヤ

私の中では「ソケットレンチで有名なメーカー」というイメージが昔からありましたね。耐久性がものすごく高いです。

さらにコーケンでは、より自動車整備を意識したコンパクト設計のジール(Z-EAL)というシリーズをラインナップしています。

近年、自動車は複雑になってきており自動車工具も時代に合わせて進化しなければいけない。自動車が複雑になってくると狭いところでの作業が増えてきます。そういった作業環境にも対応できる工具として2010年にジール(Z-EAL)シリーズが誕生しました。

そんなコンセプトであるジール(Z-EAL)シリーズのスタンダードラチェットって気になりませんか?

ジール(Z-EAL)シリーズを知らない人

KTCでいうところのネプロスみたいな高級上位ブランドが、コーケンでいうところのジール(Z-EAL)なのか?

どれほどの性能なの?

この記事では、コーケン ジール ラチェットのレビュー【3725Z】をします。

3/8 Z-EAL ラチェットハンドル 3725Z 
  • 新構造36歯ギヤラチェットハンドル
  • 上質な握り心地と磨耗/油脂類に対応したエラストマーグリップ
  • ソケット類同様「コンバクトなヘッド周り設計」
  • 作業の最初から最後までラチェット機構が機能する空転トルクの軽さ
しー

私が普段使っているラチェットは「スナップオン」と「コーケン」をメインで使っています。

3種類のラチェットを仕事で毎日使っているので、他社のラチェットとの違いは理解しています。

ラチェットヘッドの中にはギヤやスプリングなどの部品が搭載されているので、構造を複雑にしてしまうとヘッド周りが大きくなってしまい狭いところでラチェットが入らず困ったコトはないですか?

コンパクトなラチェットが欲しい人

狭いところでも、早く作業がしたい!

そんなあなたには、ぜひコーケン ジール ラチェット 【3725Z】がオススメですよ!

それは何故なのか解説しますので最後まで読んでみて下さいね。

では、見ていきましょう。

コーケンの次世代ラチェット

コーケン ジール(Z-EAL)シリーズのスタンダード工具として位置付けされている【3725Z】。

開発コンセプトは「コンパクトでフレッシュなデザイン」。

上質ないぶし銀のクローム仕上げとブラックのグリップがめちゃカッコいいです。

ラチェット中央には【Koken 3725Z】と裏側には【MADE IN JAPAN】とさりげなく刻印されています。最高ですね。

ラチェットヘッド部に丸がありますが、このラチェットにはプッシュキャンセル機構は搭載されていません。

空転トルクへのこだわり

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コーケン公式

空転トルクとは、ラチェットレンチを戻すときの重さ(トルク)です。ラチェットを戻す時の「カリカリ」の軽さのコト。

空転トルクが重い場合、ボルトを締め付けてハンドルを戻すときに空回りするはずのラチェットが空回りせずボルトも一緒に戻ってしまい締めては戻っての繰り返しで締め付けるスピードが遅くなってしまいます。

ここの軽さにコーケンはこだわりがあります。

世の中で多ギアラチェットが主流となっているのに、このラチェットは36枚ギアという、ひと昔前に主流だったギア数を採用しています。

いやいや、次世代の工具なのに36枚ギヤのラチェットって矛盾してないか?

そういった疑問もあるかと思いますが、ファクトリーギアのブログでコーケンの営業マンである森田さんという方が語っています。

「当時主流の72枚ギアではなく小判型の36枚にしたのは、耐久性の面でやはり小判型のほうがいいのではないか? という見解からです。50Nmで1分間に30回を5万回という耐久テストの結果がその根拠となっています。多ギアは半掛かりになったときにトラブルが起こりやすいのですが、これを避けるためにスプリング強度を上げると空転トルクが高くなってしまう。空転の軽さにはこだわりたかったです」

ファクトリーギア

なるほど。でも36枚ギアでは物足りなさを感じますが、

「実は多ギアで半掛かりを避けるギアの構造にすると今までのコーケンの切り替えレバーと向きが変わってしまうんですね。それでは既存のユーザーが指で覚えていた、締め緩めのレバーの方向感覚を変えてしまうことになる。あえて多ギアではなく36枚にしたのは、長くコーケンのラチェットを使っていただいているユーザーの感覚を変えたくないというのも大きな理由なのです」

ファクトリーギア

多ギアラチェットは振り角が小さくて、いかにも狭い場所で使えそうなイメージですが、空転トルクの軽さも早回しには重要な要素。

36枚ギアのデメリットを空転トルクの軽快さで補って、さらにコーケンファンの感覚も大事にしている。さすがです。

エラストマーグリップ

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こういったラチェットってハンドルのグリップが使っていく内にスポスポ抜けてしまわないか不安ですよね。

オイルやグリスが付着しても大丈夫かなー。

グリップには上質な握り心地と磨耗/油脂類に対する耐性を兼ね備えたエラストマー樹脂をハンドル本体に直接インジェクション成型。
酷使によるグリップの抜けや空回りといったトラブルを防止します。

コーケン公式

エラストマーとは、耐水性、耐摩耗性、耐油性を兼ね備えた吸い付くような手触りが特徴の素材です。

インジェクション成形とは、成形技術の中ではもっとも精密性が高く、微細なものから機器のカバーなどのようなものまで、短時間で大量生産が可能であるため、あらゆる身の回りの物が射出成形による製品として作られています。

グリップ部本体にエラストマーを直接インジェクション成型されているので安心して使えそうです。不意にグリップが抜けてしまうとケガをしてしまいますからね。

コンパクト

ラチェットヘッド部がコンパクトです。ここはメリットしか感じませんね。

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他のラチェットに比べても明らかにヘッド部がコンパクト。

ジール(Z-EAL)シリーズのコンセプトをしっかり踏襲しています。

切り替えレバーが樹脂素材?

少し不安な点をあえて言うと、切り替えレバーが樹脂?素材なところです。

切り替えレバーは頻繁に使うところなので、耐久性に少し不安が残ります。このラチェットは使い初めて1年も経っていないので、果たしてどれぐらい持つのかはわかりませんが、現時点では何も不具合はありません。

レバーの重さは、少し軽めかなーという印象。狭いところで切り替える時は、重すぎると不便なので少し軽いぐらいの方がちょうどいいと思います。

ハイクオリティなのに高コスパ

個人的にお気に入りのラチェットなのですが、このクオリティなのに価格がリーズナブルなんです。

コーケンオンラインショップで¥6,442(税込)。

アマゾンではなんと¥3,164です。ヤバくないですか?

ちなみにこれは、KTCのラチェット 【BR3E】より安いです。

KTCのラチェットより安くてハイクオリティなこのラチェットは優秀すぎです。(BR3Eが高すぎるだけな気もしますが)

まとめ:次世代のスタンダード

いかがだったでしょうか。この記事では、

  • コーケンの次世代ラチェットについて
  • 空転トルクについて
  • グリップについて
  • ラチェットヘッド部について
  • 切り替えレバーについて

こういったテーマで書きました。

多ギアラチェット=優秀なラチェットではなく、ラチェットには空転トルクも重要です。この感覚は実際に手に取らないとイメージしにくいかもしれませんが、決して手の届かない価格ではないので、ぜひ一度購入して試してみて下さい。かなりオススメですよ。

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しー
自動車整備士歴10年目|国家2級整備士|自動車検査員|愛車:SUBARU FORESTER(SK9)|スバリスト歴12年目|2020年6月ブログ&ツイッター&インスタ開設|ライティングスキルを磨くために日々奮闘中|車初心者や若手メカニックに聞かれる悩みなどにお答えします|スバル向けコンテンツに詳しい