プロスタッフというメーカーのヒット商品である【キイロビン】。
フロントガラスなどのザラツキや頑固な油膜や被膜、劣化して落とせなくなったコーティングを簡単に落とすことができます。
【キイロビン】は、1976年に全日本交通安全協会の推奨品だそうです。個人的にも昔から使っていてキイロビンはオススメですよ。
今回は、私の愛車で実際に使ってみました。
私は、自動車整備士10年をしてきました。
今までお客様から「油膜が気になる」などの指摘で何度もアドバイスしてきた経験があります。
夜間走行していると前方がギラギラして見えにくいことはないでしょうか。
フロントガラスの油膜は視界不良の原因となるので早めに落としましょう。
油膜は視界不良だけでなく、ワイパーの作動にも影響します。現行のフォレスターやインプレッサの場合、よく「ワイパーがビビる」「ワイパーから異音がする」という指摘が多い傾向にあります。これは部品の軽量化でワイパーブレードが軽くなったことが原因と考えられます。
軽くなったことにより、ワイパーゴムを抑える力が従来より弱くなってしまいますので、ガラスに油膜があると、ワイパーゴムがスティックスリップしてしまい、ビビったり「キュキュ」と異音がなったりします。
少し話が脱線しましたが、ガラスの油膜はガラス面の快適性だけにとどまらず、視界不良、すなわちは安全に直結します。
キイロビンのレビュー&口コミまとめ【素人からプロまで愛される油膜取り剤】
もくじ
キイロビンのレビュー&口コミまとめ【プロからも愛される油膜取り剤】
メーカー名 | プロスタッフ |
商品名 | キイロビン |
主な成分 | 硝酸セリウム |
用途 | 自動車用窓ガラス及びガラス製ミラーの油膜取り・洗浄用。 |
特徴 | 油膜(被膜)や劣化したガラスコーティング被膜を簡単に取り除く |
キイロビンは、1976年に全日本交通安全協会の推奨品として認定されており、自動車用のガラスやミラーのメンテナンスに関して古くから信頼性が認められている商品です。
キイロビンの主な成分として硝酸セリウムが使われています。
硝酸セリウムは鏡の研磨や表面仕上げに昔から使われている材料で、キイロビンでは微粒子の硝酸セリウムを使うことによりガラスの油膜を取ります。
ちなみに油膜とは、ガラスに付着した油分と水分が混ざり合って生成されたもので、主な成分はシリコンになります。
劣化してしまったガラスのコーティングや大気中の排気ガスによってできた油膜がさらにワイパーで塗り広げられ、太陽の熱にさらされることでシリコン油膜が出来上がります。
このようなシリコン油膜を作らないようにするというのは実質不可能。
なので作らないようにするのではなく、キイロビンなどの油膜取り剤を使ってメンテナンスをすることが大切なのです。
キイロビンのおすすめラインナップ
キイロビンのラインナップは全部で5種類ありますが、その中でも筆者がおすすめできる商品を3つ絞ってご紹介します。
ご自身の用途に合ったものを選択して下さい。
キイロビン120/200
言わずも知れたスタンダードモデル。
30年以上も販売されているロングセラー。
「とりあえず油膜取りを試してみたい!」という人は「キイロビン120」から購入されると良いでしょう。
フロントガラスだけでなく、全席のガラス油膜を取りたい人は120gだとすぐ足りなくなってしまうことかと思うので、そういった人は増量モデルの「キイロビン200」がおすすめ。
ちなみに120と200の違いは内容量の違いなだけです。
キイロビン ゴールド
キイロビン ゴールドは2015年に発売されたキイロビンの上位互換モデルになります。
スタンダードモデルとの違いとしては成分の違いで、キイロビンゴールドには硝酸セリウムにプラスしてガラス系ナノパウダーが使われており、キイロビンよりも2倍のスピードで頑固な油膜や被膜を落とすことが可能です。
この2つの成分を融合させる事で、油膜・被膜に対してなじみが良くなり、「取れ始め〜終わり」までが格段に早くなっています。
キイロビン クイックマジック ゴールド
キイロビン クイックマジックは、ゴールドキイロビン ゴールドに専用のパッドが先端に装着されており、除去スピードがさらに「1.5倍速」。
手軽なハンディーボトルで、油膜を素早く落としきり、平滑性の高い親水状態にします。
従来のスポンジではないので、接地面積が少ないのがデメリットですが、スポンジを別に用意する必要がないので「手軽さ」と「携帯性」がポイントです。
キイロビンを使ってみる
ここからはキイロビンのスタンダードモデルを使用して、マイカーの油膜を除去していく工程をお見せします。
使用前のガラス
私の愛車で使ってみます。
水をかけてみると、全体的に油膜がついているのがわかります。
新車時(2年前)にガラスコーティングして以来、何もやっていませんので、劣化し、ただの油膜となってしまっています。
特にワイパーゴムが当たらない所の油膜が多く、水がよくハジいています。
この状態だと夜の雨の日に、対向車のライトで視界が見えにくくなる可能性があります。
内容物の確認
ここで、キイロビンの登場です。
使用方法がイラスト付きで載ってますのでわかりやすいです。
スポンジとケースがついています。
作業手順
まず、ガラスを水洗いします。
スポンジにだいたい500円玉ぐらいの液剤を塗布します。
液剤が服につくとなかなかとれません。汚れても良い服装で作業しましょう。
ガラスに押さえつけながら、「汚れをとってあげるイメージ」で作業していきます。
今回は、わかりやすいようにガラスの半分のみ作業しました。
この後、水ですすいで液剤を流します。
樹脂パーツに液剤がついてしまうと、とれなくなる可能性があるので気になる方はマスキングテープなどで保護して下さい。
5分ほど作業しました。水のはじきが一切なくなりましたね。
たしかに油膜を簡単に落とすことができます。
別の角度でもう一度確認しましたが、水のハジきは一切ないです。
ワイパーの動きも滑らかになって、非常に快適です。
油膜がかなりガンコで、とれない場合はもう一度やり直せば0Kです。
キイロビンの注意点
キイロビンを使用する上で少し注意点をご紹介しておきます。
ウロコはとれない
水垢やウロコはとれません。あくまで油膜をとる商品です。
これは公式サイトでも明言されています。
フロントウィンドウなどに発生するウロコ状の汚れは「ウォータースポット」とも呼ばれます。ガラス上の水分が太陽光で蒸発すると、ガラスに水分に含まれていた汚れが焼き付くことによって発生します。
水分は大気中の排気ガスなどの汚れを含みやすい性質を持っています。
蒸発できない汚れが水分中に含まれていると水滴の形(ウロコ状)になってこびりつきます。
特に、洗車した後に拭き取りをしなかった場合にできやすいです。
ウロコ取りをする場合を専用のクリーナーを使いましょう。
油膜をとったらコーティングをしよう
油膜をとったらコーティングはするべきだと考えます。
別に高額なウィンドゥコーティングをする必要はありません。
なんならガラコなどでも良いのではないかと。
コーティングをしないと雨が降った時に水滴が付着したままになってしまいます。
そうすると水滴により視界不良で事故を引き起こす恐れがあるため、ガラスコーティングは必要なもの。
コーティングを行うことにより自然と視界をよくしてくれるため、大雨の時などワイパーだけでは雨水の除去が間に合わないときにコーティングを行わなかったフロントガラスと大きく違いが出てきます。
キイロビンの口コミ
30年以上前から販売されているロングセラー商品です。
昔から車を乗っている人はだいたい知っている商品ですし、信頼も厚いです。
キイロビンで油膜をすべて落として下地ができた! pic.twitter.com/dxkTXzBrZI
— みやび (@38b_mt25) July 12, 2020
結局キイロビン使います
— しゃみあ (@msmoon0812) July 14, 2020
キイロビンいいぞこれ!
— 🐸ロドじぃ(24)🐸@We’ll be alright (@numa_ziiiii) July 12, 2020
ガラスのギラギラしてた油膜取れたわ
あとはガラコの効果に期待…
油膜と曇りがなかなかひどかったので、油膜取りにキイロビン、曇り止めにクリンビューをやってみた。
— Ibiza KING HIRO (@King_Hiro78) July 11, 2020
油膜はきれいに取れた!
曇りは…今のところわからないけどたぶんいけてる!笑
クリンビューなんか今200円で買えるし安いもんやね。 pic.twitter.com/pB9gGYqGop
まとめ
クルマのフロントガラスが見にくいなと感じている方がいらっしゃいましたら、是非キイロビンで油膜を取るところからスタートしてみましょう。
「油膜汚れ」は、夜間や雨降りのシーンで突然姿を現します。
そんな局面に出会ったら、プロスタッフのキイロビンシリーズを取り寄せて、定期的なメンテナンスを行いましょう。
最後にまとめです。
- 全日本交通安全協会の推奨品
- 30年以上前からずっと販売されている
- 用途に合ったラインナップから選べる
- 「油膜取り→コーティング」も忘れずに
- ウロコは取れないので注意!
こんな感じ。
「コスパもよく、それなりの油膜取りクリーナーを探している」
「運転中、ガラスがギラギラして見えづらい」
「ワイパーがビビる、異音がする」
このような人はぜひ一度、試してみて下さいね。
油膜取り剤のキイロビンを使えば簡単に油膜を落とせるの?