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車が水没したその後の行動

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しー

こんにちは。しーです。この季節は大雨や台風などの水害が多くなります。ニュースで車が水没している映像がよく流れますが、あれって今後大丈夫なのか解説します。

九州での大雨被害が深刻化しています。

車も大事ですが、こういった時は命を最優先して下さい。

車が水没した人

車が水に浸かってしまった。エンジンもかかるし今後乗れそうだけど、本当に大丈夫なの?乗ってて何か不具合が起きたら怖いから教えて欲しい。車が水没したその後の行動が知りたい。

この記事では、車が水没してしまったその後にとるべき行動を解説します。

自動車整備士歴10年の私は、今までに水没車の車を修理してきた経験があります。

水没した直後に起こるトラブルや修理してから起こるトラブル、いろいろ見てきました。その経験から今回書いていきます。

この記事は「車が水没した場合のその後、修理はできたけど今後起きるであろうリスク」を中心に書いていきます。できるのであれば、廃車にした方が無難です。

この記事を読む事で「水没した車を乗って良いのか」の判断がイメージできます。

修理してでも乗りたい方、今後のリスクは頭に入れておきましょう。

では見ていきましょう。

水が引いた後の行動

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車が水に浸るパターンとして3つあります。

水没のパターン

タイヤの半分ほど水没した

車内に水が入ってきてしまうほど水没した

エンジンが完全に水没した

タイヤの半分ほど水没した場合

エンジンを始動して、走行は可能ですがブレーキ系や駆動系に今後影響が出てくる可能性があります。

特に海水の場合は、サビの発生の原因となります

ブレーキシステムの不具合、ベアリング類の痛み、電動パーキングシステム搭載車であればモーター類の損傷が考えられます。

自走できますが、すぐ点検を受けましょう。

車内に水が入ってきてしまうほど水没した

タオルなどで車内の水分を極力除去し、全席の窓を全開にし、車内を乾燥させます。

車内に関しては足回りへの影響に加えて、

車内の電気系統のトラブルがリスクとなります。

フロアカーペットの下にはたくさんの配線があります。

防水処理されていませんので、カプラーの端子がサビてしまいショート。

最悪車両火災の原因となります。

自走はできるかも知れませんが、できたらレッカーサービスなどで修理工場に修理依頼するのが無難です。

エンジンが完全に水没した

この場合バッテリーがショートを起こす可能性がありますので、

水が引いてからボンネットを開けて乾かしましょう。

そしてショートを防ぐためにバッテリーのー端子を外します。

車を止めたまま水没した場合は、水位によったらエンジンが復活する可能性がありますがエンジンをかける事は控えて下さい。

走行中に水没した場合は、吸気側から大量の水分がエンジン内部に侵入し、エンジン内部に相当なダメージが考えられます。

すぐにレッカーサービスなどで、修理工場に修理依頼をしましょう。

修理後の後遺症

これも上記の3パターン別に解説します。

タイヤの半分ほど水没した場合

ブレーキシステム、ベアリング類、電動パーキングシステム搭載車であればモーター類などの交換は必須です。

その他のリスクとしてサスペンションのアーム類、マフラーのサビが今後出てくるでしょう。

もし、車両保険でカバーできるのであれば下回り、足回り関連は交換と思って下さい。

そこを交換せずに乗っていると、

走行中にゴーゴー異音がなったり、ブレーキの効きが悪くなったり、サビで部品が脱落したりと不具合が多発してきます。

車内に水が入ってきてしまうほど水没した

上記に加えて、車内のクリーニングだったり、車内の配線は全て交換になります。

水位によって交換する部品点数は変わりますが、水没してしまった電装品関連は全て交換です。

車内は防水処理されていないので、カプラーの端子が必ずサビます。

サビた端子が、電気回路に過大な抵抗になりショートや電圧降下で電気システムの故障が出てきます。

これら全て交換しないと絶対に今後乗れないと思って下さい。

エンジンが完全に水没した

上記に加えて、

エンジン内部に大量の水が侵入してしまっている場合は、もうオーバーホールかエンジン交換になります。

エンジンルームの配線は防水加工されているので、使用できる可能性はあります。

エンジン周辺の部品も使用できると思いますが、それは状況次第なので現場の判断に任せましょう。

結論

結局、車が水没すると超高額な修理になる事は間違い無いです。

車両保険に入っていれば車の評価額を上限に、保険金が出ます。

しかし、「全損レベル」の水没の場合ですので、部分的な水没による後遺症や、そもそも車両保険に入っていない場合は保険金がでません。

保険会社は、車両保険として水没車の修理を進める場合、「一発で完全に終わらせてほしい」という要望が多い傾向にあります。

理由として、修理をした後日にまた別の場所で水没が原因であろう不具合が出た場合、あとの事務処理がかなりだそうです。

そのため、水没に関する修理費の見積もりを整備工場から受け取った場合、「この一回の修理で完全に水没する前の状態にできるかどうか」ということを念を押してきます。

修理工場としては、リスクになるであろう部品はすべて見積もりの中に入れてしまうことで、後日に再修理にならないように万全な見積もりを作成する必要があるのです。

水没した場合のみんなの声

なので、水没した場合は廃車にするのが無難。

逆に中古車を買う場合は要注意です。

まとめ

いかがだったでしょうか?この記事では、

①水が引いた後の行動について

②修理後の後遺症について

③修理となると超高額になる

こういったテーマで書きました。

自然災害なのでこればっかりはどうしようもないです。

ちなみに水没車には定義があり、

集中豪雨や洪水などにより、室内フロア以上に浸水したもの、またはその痕跡により、商品価値の下落が見込まれるもの。」と定義されております。

水没車にしない為にはできる範囲で対策をしましょう。

対策

もし引越しをする場合は周辺環境を理解しておきましょう。氾濫が予想される河川の近くは避ける。ハザードマップも活用。

天気予報をアプリでチェック。事前に天気を把握して、水害被害のリスクが少ない地域に駐車しておく

あとは、最悪水没して車内に閉じ込められた場合には緊急脱出用にハンマーを常備しておきましょう。

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しー
自動車整備士歴10年目|国家2級整備士|自動車検査員|愛車:SUBARU FORESTER(SK9)|スバリスト歴12年目|2020年6月ブログ&ツイッター&インスタ開設|ライティングスキルを磨くために日々奮闘中|車初心者や若手メカニックに聞かれる悩みなどにお答えします|スバル向けコンテンツに詳しい