ディーラーのバッテリーの点検について【Q-85を例に解説】

battery-charge
  • ディーラーバッテリー交換をオススメされたけどよくわからん
  • バッテリーってどうやって点検しているの?
  • Q-85とか80D23Lとかって何?

こういった疑問にお答えします。

定期点検等で行ったら「バッテリが弱くなってきていますので早めに交換した方がいいですよ」と言われるのはよくある話。

で、なんで弱くなってきているのか。

「CCAが下がってきています。」
「バッテリの比重が、、、」

メカニックからはこんな説明がだいたいあると思います。

クルマ屋さんでバッテリー交換をオススメされたけどよくわからなかった人はこの記事でおさらいしましょう。

しー

この記事では、メカニック歴10年目である私が、ディーラーでのバッテリーの点検について「Q-85」を例に少しご紹介します。

バッテリーのどういったポイントを点検しているのかを知ることで、愛車のバッテリーを交換するタイミングを把握することができます。

本記事のテーマ

ディーラーのバッテリーの点検について【Q-85を例に解説】

ディーラーのバッテリーの点検について【Q-85を例に解説】

ディーラーのバッテリーの点検について【Q-85を例に解説】

最近アイドリングストップ車によく搭載されているバッテリーサイズ「Q-85」を例に解説しますね。

バッテリーでよく点検される項目はこちらの通り。

  • CCAの状態
  • バッテリー液(比重、量、各セルごとのバラツキ、汚れ)
  • 始動時の電圧
  • 始動時の挙動

おもにこんな感じ。
順番に解説します。

CCAの状態

ディーラーのバッテリーの点検について【Q-85を例に解説】CCAの状態
出典:グーネット

CCA (Cold Cranking Ampere)とは、コールド・クランキング・アンペアの略。

バッテリー規格「性能基準値」。
エンジン始動性能の指標です。

アメリカの規格で、マイナス18℃の環境で、端子電圧が7.2Vまで低下するような放電を30秒間行った場合に、バッテリー内部にどれだけ電気を出力する能力があるか。

なので寒い冬にエンジンを始動させる電流をどれだけ流せる力があるのかという事。

単純にCCA値が高いバッテリーというのは、始動能力が高いという考え方で大丈夫です。

そして点検でよくあるのが、このCCAを「%」で表示させます。。

例:インプレッサの場合

バッテリー(Q85L)の CCAの規定値は620CCA。

測定値が590CCAであれば、590÷620=0.9516129×100=95.16129なので95%という事になります。

この「%」に関しては60%未満なのであれば交換がおすすめ。

50%になってくると交換は必須。エンジンを始動した時に明らかにわかりるようになってきます。

ただ、CCAのみの判断だけでは十分にバッテリーの状況を把握することはできません。

CCAが低下していなくても突然死することもあります。なのでCCAはあくまで点検材料の1つでしかありません。

バッテリー液

まず、バッテリー液に関しては、「比重」、「各セルごとのバラツキ」を重点的に見ます。

比重というのは水とバッテリー液(硫酸)との相対比です。
なので比重が1.28なのであれば水の1.28倍ということ。

あとバッテリの内部には6つの部屋(セル)に分かれて、バッテリー液があります。
この全ての比重が1.28というのがベストな値になります。。

ちなみに比重が低くなる原因として、

  • 充電不足(走行少ない)
  • 電極の劣化(使用期間が長い)
  • 過放電(ルームランプ点灯しっぱなし等)
  • バッテリ液が少ない、入れすぎ

CCA値はまだそんなに低くなく、年数がそこまで過ぎてない場合であれば再充電すれば使用できる可能性がありますが、どこかのセルのみ比重が極端に低かったり、濁っていたり、年数がかなり足っている場合は、交換になるとケースが多いです。

始動時の電圧

ディーラーのバッテリーの点検について【Q-85を例に解説】始動時電圧
出典:goo

エンジンを始動するときのバッテリーの電圧の落ち込み具合を点検します。

始動前12.5V→始動中10.8Vのように変化します。10V以下だと性能が低くなっていると判断します。

それ以外は何か見てる?

上記の情報に加えて、バッテリ使用年数やエンジンの始動状態、お客様の乗り方を総合的に判断して、メカニックはアドバイスしています。

補足としてアイドリングストップ車の場合、バッテリーが弱くなってくるとアイドリングストップ作動時間が短くなってきます。最悪作動させません。

これは車両側が、バッテリーが弱くなってきているのでアイドリングストップを禁止させるように制御しています。

アイドリングストップ中は、エアコンやナビをバッテリの力だけで作動させていますからね。バッテリが弱くなっているのにそんな事するとそのままバッテリが上がってしまいます。

アイドリングストップは、バッテリにとっては負担にしかならないんですね。

【注意】ディーラーのセールストーク

ディーラーのバッテリーの点検について【Q-85を例に解説】【注意】ディーラーのセールストーク

少しディーラーマンには痛い話ですが、ゴリ押しでセールストークで売れ込んでくる店もあるみたいです。

ディーラーのメカニックは、バッテリーチェッカーというテスターで診断することがほとんどですがバッテリーの交換の判断はそれだけではわかりません。

しつこく押される場合は、「どのように点検した上で交換と判断したのか」聞いてみて下さい。

納得のできる説明がなければ、そのお店では交換するのは避けた方がいいと思います。

自分で購入される人は注意

今回はバッテリー交換の目安と点検方法について解説しました。

交換はもちろんディーラーで純正を交換するのが理想ですが、やっぱり値段がネックになる人も多いはず。

そういった方は、ネットで安く買って自分で交換したり、持ち込みで交換を要望されるのですが、、、

ご自身でバッテリーを用意される人は選び方に十分注意して下さい。

アイドリングストップ車(Q-85L)の場合
  • Q→バッテリサイズ(ここは同じで良い)
  • 85→性能ランク(数字が増えれば始動性能が上がる)
  • L→端子位置(Lは左、Rは右)(ここは絶対間違えない)

Q85バッテリーの購入を考えられている人は過去に分かりやすい記事を作成していますのでぜひ覗いてみて下さいね。

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