マイカーの洗車をしたいけど、洗車場って女性が一人で洗ってる姿を見たことがないし、 一人で入るのは凄く怖くて入りにくい。 毎回、自宅の庭で洗車しているけど、 近所に水が飛ばないように気を使いすぎて辛い。とはいえガソリンスタンドの洗車機で洗うのはイヤだし…。
忙しい現代人にとって、洗車まで時間が回せるほど余裕がないですよね。
洗濯も皿洗いも大変ですが、大きさが桁違いの洗車はもっと大変です。
車が大きければ大きいほど大変ですし、どうしても外で洗わなければいけませんから、ホースを持ってきたり、暑かったり寒かったり、とにかく大変なわけです。
洗車といえば「日曜日の男の趣味」のように思う人もいるでしょうが、技術が進歩した現代では、女性でも簡単にできる方法がかなりあります。
そこでこの記事では、女性で分かりやすく洗車について理解できるように、洗車の選び方・洗車機の選び方、コーティング車の洗車・洗車のタイミング・手洗い洗車の手順について解説します。
もくじ
1:「手洗い」or「洗車機」どちらが良いのか
もし初心者ドライバーや女性の方が初めて洗車をする場合、手洗いの洗車と洗車機を利用するのはどちらがおすすめなのか?
断言します。
個人的な意見としては、「完全初心者なのであれば洗車機」ですね。
「洗車機なんて通したらキズだらけになる!」と思い込む人が多いと思いますが、確かにひと昔前までの洗車機は、カタめの洗浄ブラシでボディに傷をつけてしまったり、ボディ表面の汚れがきちんと落ちなかったりと不満を持たれていた人が大半でした。
洗車ブラシはかつて化繊ブラシでしたが、今はスポンジブラシや高級不織布を用いた布ブラシが主流となっており、化繊ブラシも今は特殊ゴムを配合しています。
ブラシの素材は進化しており、クルマの塗面の硬さは4H程度(鉛筆やシャープペンシルの芯でも使われる硬さを示す指標)と言われており、ブラシ素材はクルマの塗装よりも柔らかく、ブラシ素材ではボディにキズは付きません。
また、洗車時はボディにブラシを押しつけて洗っている印象がありますが、実は押しつける圧力は手洗いより弱いんです。
なので、洗車に慣れていない初心者の人は、「下手に手洗い洗車するぐらいなら洗車機の方が傷が最小限で済む」というのが私の意見です。
とはいえ、一般的な結論で言えば「それぞれの愛車の環境による」というのが模範解答。
「手洗い」と「洗車機」にはそれぞれ特徴があります。
それを踏まえた上で、あなたに合った洗車方法を選びましょう。
「手洗い」の強みと注意点
手洗いのメリット | 手洗いのデメリット |
---|---|
キズがつきにくい | 時間がかかる |
キズのチェックができる | 道具を揃える必要がある |
長期的にはコスパが良い | 正しい洗車方法を知らないと無意味 |
手洗い洗車は、「時間がかかる・道具を揃える・洗車方法を理解する」といったデメリットがありますが、結果的には「仕上がりは良い」です。
洗車機の場合だとすべて自動でおこなってくれますが、洗車機ばかりを利用していると日頃知らず知らずのうちに車が受けているダメージを確認する作業がおろそかになってしまいます。
手洗いする事で飛び石などでのキズなどの変化に気づけるわけです。
また、洗車機では洗えないような細かなところまで綺麗にできる点を踏まえると、仕上がり重視の人には手洗い洗車が向いていると言えます。
また、洗車の頻度高い人は、毎回洗車機で約500円ほど使うより、最初に道具を揃えてしまったほうが長期的に見ても安上がりになります。
「洗車機」の強みと注意点
洗車機のメリット | 洗車機のデメリット |
---|---|
早く洗車が完了する | キズがつきやすい洗車機というものがまだある |
洗車道具がいらない | 細かな箇所まで洗えない |
洗車にかける労力が少ない | 一回ごとにお金を払わなければならない |
手洗い洗車の場合、「水洗い〜拭き上げ」まで、全ての工程を自分で行わなけれなばなりません。
しかし、洗車機の利用で必要な労力は、最後の拭き上げのみです。
洗車機の風圧である程度の水分を飛ばしてくれるので、軽い拭き取りだけで済ませられます。
最小限の労力で洗車が済むのは、洗車機を使うメリットとして最も大きなポイントです。
ですが、やっぱり手洗いの丁寧さに勝てないというのは事実。
ドアミラーやリアワイパー周りなど、突起物扱いされる部分周辺は、洗い残しがあったりと仕上がりに不満が残ることもあるでしょう。
時間がないとか諸事情によっては洗車機も良いですが、自分の気になる箇所を細かく仕上げたりするのであれば、手洗い洗車のほうが良いでしょう。
こうしたメリットとデメリットを加味したうえで、「洗車機を賢く使う」というのは全然アリだと思ってます。
まだまだ手洗い派の意見が多い
「洗車=楽しい」という方もいますし、「洗車=めんどくさい」と感じる方もいて、考え方は人それぞれ。
実際のところ、多くのユーザーは手洗いをしているのか、それとも洗車機を使っているのかを、自動車大手メディア「MOTA」がX(ツイッター)でアンケートを取っています。
合計1132票の回答です。
手洗い派が66%と多いことがわかりました。
この結果には正直驚いています。
洗車機派の意見としては、「マンションだから」「ミニバンになってから洗車機になった」「コーティングしてるから洗車機で大丈夫」など理由はさまざま。
洗車機に入れる派でも、3時間~1日あっても足りないという人も。
確かに拭き上げスペースで永遠とやっている方いますもんね。
一方で手洗い派の意見としては、「洗車機が信用できない」「洗車機は傷が付くと聞いてから使えない」「手洗いする事で飛び石などでの傷などの変化に気づける」という人もいます。
また、「キズが付かないって洗車機が増えてきている」という意見も。
生活環境であったり、洗車機への不安であったり、愛車への思いであったりと人それぞれですね。
2:洗車機の「種類と設置場所」
ここまで見て「じゃあ洗車機で洗車をしよう」と思った人は、次に洗車機の種類と設置場所についてご紹介します。
洗車機には大きく分けて2つのタイプがあるので、その種類ごとに若干使い方が異なることを覚えておきましょう。
ドライブスルー洗車機
主な設置場所 | ガソリンスタンド |
メリット | クルマに乗ったまま洗車することができる |
デメリット | 細かい箇所の汚れは落としきれない |
ドライブスルー洗車は、おおよそ3分〜5分程度で終わります。
その後、拭き上げ作業を行ったとしても、10分ほどで終わるでしょう。
使い方は、アナウンスにしたがってクルマを動かし洗車が終わったら、今度は拭き上げをするためのスペースに移動して車体を拭き上げます。
お金を入れて、クルマに乗ったまま洗車をしてくれので、洗車機の中でももっとも簡単&時短。
ただ、ドライブスルー型の洗車機は、「車体に激しく当たる水の音や、なんともいえない機械音、巨大なモップが迫りくる感じがもう耐えられないほど怖い」との意見もあったりします。
大きな音が車内に伝わってくるので、お子さんを乗せていたりすると、トラウマになる子もいるかもしれませんね。
ガソリンスタンドでは定番になってきている洗車機なので、最近ではとくに見かける機会が多い洗車機です。
全自動型洗車機
主な設置場所 | ガソリンスタンド、ディーラー |
メリット | クルマから降りて洗車機をかけられる |
デメリット | 細かい箇所の汚れは落としきれない |
結局のところ、ドライブスルー型洗車機との違いは「クルマに乗ったままできるかそうでないか」だけの違いです。
洗車機の性能も両者に大きな違いはありません。
ちなみに全自動タイプの洗車機の良いところは、洗車をしている間に待合室などで待っていられるところですね。
ドライブスルー型だとどうしても車内にいなければいけないので退屈だしちょっと怖いという人もいるかと思います。
そうした部分でもこの全自動タイプの洗車機はおすすめと言えます。
カーディーラーやコイン洗車場などの狭いスペースでも設置可能な洗車機なので、昔から多くの洗車場で導入されています。
ノンブラシ洗車機
主な設置場所 | コイン洗車場 |
メリット | 水圧のみで傷がつきにくい |
デメリット | ノンブラシのため洗浄力が弱い |
ボディに直接触れることなく洗車できるのが特徴で、近年のブラシ洗車機は傷が付きづらい不繊布やウレタンが用いられているとはいえ、タイミングが悪く洗車ブラシに異物が付着していたりすると傷が付く恐れがあります。
回転ブラシを使わないノンブラシ洗車機は、キズの心配なく使えるのが大きなメリット。
ただ、流水と水圧のみで汚れを落とすため、洗浄性能は直接こすり落とすブラシ洗車機に劣ります。
水圧はガン式の洗車機より高圧であるものの、噴射口が遠いため、ガン洗車よりも汚れは落ちづらいといえるでしょう。
水アカ、油性の汚れ、鳥のフン、虫などは、ほぼ取りきれません。
ガレージなどで保管していて「ホコリが気になるなぁ」程度のクルマには向いていると言えるでしょう。
高圧洗浄型洗車機
設置場所 | コイン洗車場 |
メリット | 任意の箇所を高圧洗浄できる |
デメリット | 基本的にコイン洗車場にしかない |
洗車機とはいえ、基本的には手動です。
コイン洗車場などに置いてあることが多く、手洗い洗車の補助的な役割を果たしてくれるものと考えましょう。
高い圧力をかけ水を噴射できる高圧洗浄機なわけですが、クルマに使用することで、キズがつく、塗装が剥がれるとマイナスなイメージを抱く方もいますが、水圧や噴射距離など、正しい使い方を知っていればクルマにダメージを与えることはほとんどありません。
加えて、高圧洗浄機で勢いよく噴射されることにより、クルマの汚れをスピーディーに落とすことができます。
現在では、手洗い洗車よりもラクに洗車できるため、洗車としてもメジャーな存在になりつつあります。
3:コーティング車に洗車機はOKなのか問題
コーティングを施工している人でよくあるのが「洗車機ってかけても大丈夫なんですか問題」です。
販売店などコーティングを施工し、営業マンに聞くと「洗車機は使わないほうが良いですよ」という意見が多く聞かれます。
洗車機で洗うと、コーティングが剥がれてしまったり、被膜にキズがつくのではと心配ですよね。
だからと言って、プロに手洗い洗車を依頼すると高いし、自分でするのも面倒で、洗車の悩みは多いのではないのでしょうか?
こちらの疑問についての結論は以下の通り。
洗車機でもOKですがデメリットも知っておくべき
コーティングの寿命が少し落ちますがそれでもOKなら良いと思います。5年耐久のコーティングが4年になるような感覚ですかね。
以下で「コーティング車の洗車機によるデメリット」を解説します。
デメリット1:ブラシ摩擦によるコーティングへのダメージ
洗車機のブラシは、エアコンプレッサーの力をフル活用し、巨大なブラシで一気に汚れを落とすことができますが、手洗い洗車ほど繊細に汚れを落とすことはできません。
すなわち、洗車キズがつきやすいです。
洗車キズがつくことは、コーティングの効果が低下します。
など、本来のコーティングの性能を徐々に低下させていく可能性があります。
デメリット2:ブラシについた他車のワックスがつく可能性
洗車機の場合、同じブラシで他車のクルマも洗ってるわけですから、他車のボディについた大量の油分がブラシに付着していることが考えられます。
他車の汚れた油分が、自分のクルマに付着する可能性があるわけですね。
ようは、コーティングの上にワックスを塗っているような状況です。
カーワックスは、「有機系」の被膜を形成するため、紫外線による劣化が激しい点と、有機系の汚れ(ホコリや排気ガスの油汚れ等)が付着しやすくなります。
また、コーティングの上に油の被膜がミルフィーユのように重なってしまいます。
油の膜が無数に重なることで、塗装面がマダラに見えるようになり、ツヤが半減することに繋がります。
そして、雨染みなどが付着しやすくなってしまいます。
デメリット3:コーティングのメンテナンスに不向き
これはどういうことかと言うと、
洗車機の場合だとすべて自動でおこなってくれますが、洗車機ばかりを利用していると日頃知らず知らずのうちに車が受けているダメージを確認する作業がおろそかになってしまいます。
ずっと洗車機だと、洗えていないところが常に発生することになるわけです。
手洗い派であれば、飛び石などでのキズ、コーティングの状態などの変化に気づけます。
また、洗車機では洗えないような細かなところまで綺麗にできる点を踏まえると、仕上がり重視の人には手洗い洗車が向いていると言えます。
コーティング車に洗車機の最適解
基本的に「水洗い」「シャンプー」での洗車機はOKですが、コーティングの寿命を低下させてしまうリスクはあるので、洗車機は極力使用しない方がベターという結論になります。
もちろんコーティングを施工していないクルマに比べればかなりキズを防ぐことができます。
しかし繰り返し洗車機を使用したり、条件が悪ければやはりキズはつくでしょう。
コーティング施工車とはいえ、少し覚悟は必要です。
ボディについて詳しくない、慣れていない人は、「手洗い洗車orノンブラシ洗車機」を使用しましょう。
と言いたいところですが、手洗い洗車も正しいやり方を知らないとコーティングを痛めます。
洗車に最適な天候、道具、洗う順番…。
手洗い洗車=キズがつきにくいというのも、正しい洗車を知っていることが前提ですから。
なので、コーティング車と洗車の最適解はこう考えます。
- 少し寿命が低下しても構わない→洗車機で水洗い
- ガレージ保管であまり汚れない→ノンブラシ洗車機
- 手洗い洗車をしたことがない→最新の洗車機を選ぶ
- 手洗い洗車に慣れている→手洗い洗車
- 洗車をする時間を確保できない→業者に頼む
このような選び方をするといいでしょう。
4:洗車機を避けたいタイミング
近年の洗車機は、「キズがつきにくい」と言われていますが、以下の3つの環境下では絶対避けましょう。
黄砂の時期(3~5月)はキズを増大させる
砂埃や黄砂を含む雨が多く降る3~5月は、洗車機の使用を控えましょう。
1回洗車機を使用しただけで、クルマ全体が洗車キズだらけにしてしまう危険性が最も高い条件になります。
洗車ブラシが柔らかいスポンジだったとしても、そこに大量の砂が付着した状態でボディーを叩けばボディーをヤスリがけしているような状態になってしまうから。
せっかく高い費用を支払ってコーティングをしたとしても太刀打ちできません。
コーティング施工直後
ガラスコーティングの施工直後は被膜が完全に硬化していないため、洗車機の利用はできません。
ガラスコーティングは被膜が時間をかけてゆっくり硬化するため、完全に硬化するまではあまり触らない方が良いのです。
完全硬化までの期間は、約半月〜1か月かかるといわれてますが、いつから洗車機に通して良いのか、コーティングを施工してもらったお店や、DIYの場合は取扱説明書で一度確認しましょう。
雨などで意図せず濡れてしまった場合は、すぐにキレイな水で洗い流し拭き取りましょう。
完全に硬化するまでに、シンナーが徐々に気化する「初期撥水」という現象が起こるのですが、強い撥水をするので、ウォータースポットの原因となります。
施工から約1ヶ月間は、慎重に取り扱いましょう。
洗車機の「ワックスコース・撥水コース」も注意
ガラスコーティング車を洗車機に通す場合、注意が必要なのが洗車コース選び。
たまにこのような人がいます。
「コーティングを長持ちさせるタメに、さらに上からワックスをかけておきたい…」
汚れも付きにくなりそうだし良いことばかりに感じますよね。
しかし実際はその反対。
ワックス洗車を行うと、コーティング状に撥水させるためのシリコンが上塗りされることでベタベタになり、それがホコリ・汚れを呼び寄せることになるのでむしろ汚れやすい状態がつねに発生します。
ベタベタになる→汚れがすぐつく→また洗車する
このような負の無限ループ状態に陥り、キズのリスクは増え、洗車費用も案外かかってしまっているということにもなりかねません。
「手洗い洗車のコツ」と「便利アイテム」
ここまでご覧いただき、
と思われた人も少なくないかと思います。
ここからは「手洗い洗車のコツ」と「便利な洗車アイテム」を合わせてご紹介しますので、まずはチェックしていってください。
STEP.1 洗車は「曇りの日」「夕暮れ」にすべし
理由としては、シャンプーが乾いてしまうとタオルでは拭き取れない跡になってしまう、ということです。
洗車に慣れていない人の洗車を見ていると、これに気づいていない人が多いです。
晴れの日は水の乾きが早いため、洗車中の水を落とす前に水が干上がってしまい、ボディーに水シミ(ウォータースポット)が残るなどして、塗膜にダメージを与えることがあります。
これは、洗車に利用する水道水の水質によっても違い、例えばカルキ(石灰)が強い水道水だと、電気ポットのなかに白い筋ができるのと同様に、水が蒸発するとそのカルキ分が白いシミになって現れます。
晴れた日の日中に洗車を行うのは、直射日光だけでも塗装を傷める原因になるのに、洗車することでさらにクルマを傷めるようなものです。
そのため、洗車は行うのは晴れの日より曇りの日がおすすめ。
もしくは日が落ちかける「夕方」ですね。
STEP.2 水で流せる汚れは落としてしまう
水だけでおおまかに汚れを落とします。
洗車は「ボディに極力キズをつけないように」というのが基本。
スポンジを当てずにクルマが綺麗になれば越したことはありません。
ボディ表面についたホコリや泥などをたっぷりの水流で洗い流しましょう。
コイン洗車場にある高圧ジェットが理想的ですね。
家庭用としては、水道の蛇口に接続できる高圧洗浄機も人気なので、用意してもいいでしょう。
STEP.3 カーシャンプーを泡立てる
バケツにカーシャンプーと水を入れてよく泡立てます。
事前にカーシャンプーのパッケージなどに書いてある説明を読み、水とカーシャンプーの量を調節しましょう。
手でかき混ぜたり、ホースから勢いよく水を注いだりして泡を作ります。
泡が少なくなってきた際は、再度手でかき混ぜて泡立てるか、最高水圧で水を注ぐことで再度泡立ちます。
STEP.4 スポンジでボディを洗浄
洗車は基本的に上から下に向けて作業していきます。
下から上の順で洗ってしまうと洗い終わった部分に水とともに汚れやカーシャンプーが流れてしまい、再度洗わなければならなくなってしまいます。
また、汚れが下のほうがひどいことが多いので、先にホイールを洗うとスポンジやブラシにブレーキダストなどの汚れが入り込むことがあります。
その汚れが付着したスポンジ等でガラスや塗装面を洗うとキズを付ける可能性が高くなります。
なので、ルーフから、窓ガラス、ボンネット、トランクの後、車体の側面、バンパーの順で洗うと良いでしょう。
ボディ全体を洗い終わったら、カーシャンプーの泡を水で洗い流します。
スポンジを当てた順番と同じで、ルーフから、窓ガラス、ボンネット、トランクの後、車体の側面、バンパーの順で洗い流していきます。
大量の水を使うとスピーディーに作業をこなせます。
STEP.5 クロスで拭き上げる
水ですすいだあとは、クルマを拭き上げ用クロスで拭き取ります。
水滴は早く拭かなければ跡になるため、手早い作業が重要です。
ボディに水分が残っている状態が長くなると水アカ(イオンデポジット、ウォータースポット)の原因になります。
イオンデポジット | 水道水に含まれるミネラル分が付着 白い輪っか状に残る |
ウォータースポット | 水滴が日光の熱で 塗装面が焼けたり凹凸ができたりする |
洗車後に、水を拭き取らないまま運転して、自然乾燥させる人もいますがボディには最悪です。
専用クロスでしっかり隅々まで拭きましょう。
洗車の拭き上げは「一方方向」が基本です。
水滴は上から下へ流れるので、同じ方向で拭き上げると効率よくボディを磨けます。
また、日差しの強い日中や気温の高い夏場に洗車をおこなう時は、水洗いした直後すぐに天井から順番に拭き上げてください。
洗車用脚立があるとさらに便利
脚立を使わず、タイヤや車体に足をかけてルーフを洗うことも可能ですが、足場が不安定なため、綺麗にするはずが靴で車体を汚してしまうことになったり、足を滑らせてケガをしてしまう恐れがあります。
洗車用脚立を使うことで、高さがあって洗いにくいルーフ部分をラクに洗うことが可能。
洗車用脚立を使うことで安全、且つしっかりとルーフの汚れを落とすことができるので、おすすめですよ。
まとめ
洗車の初心者や女性の方向けに、洗車の基礎からおすすめグッズまでをご紹介しました。
もちろん洗車機に任せるというのは一番楽な選択肢ではあるのですが、自分で洗車をおこなうことでクルマへの愛着が沸いたり、普段気付かないうちについてしまったキズなどをチェックできたりもします。
たまには手洗いの洗車をするというのも良いものだと思います。