【自分でできる】親水コーティング剤おすすめランキングTOP5|セルフクリーニング効果で青空駐車には最強!?

  • 親水コーティングって青空駐車には最強と聞いたけど本当?
  • 撥水コーティングとの違いが知りたい
  • 自分で施工できる親水コーティングのおすすめが知りたい

このような疑問にお答えします。

親水コーティングとは、コーティングの種類の1つで、水滴がベターと弾くタイプのコーティングとなります。

現在日本で出回っているコーティングのほとんどが撥水性です。

「水がとにかく弾いていればOK」みたいな風潮が日本にはあって、水はじき効果が目に見えて体感ができる撥水性は人気なんです。

「みんな使ってるからとりあえず撥水にしとこう」みたいな大衆心理的なものが変な方向に働いてしまってるような気もします。

コーティングには、ボディ色・駐車環境などと相性があり、効果的なコーティング施工をするのであれば、選び方がポイントになってきます。

そこでこの記事では、スバル車を5台乗り継いできた筆者が、濃厚色車(ブラック、レッド、ブルー、ダーク系など)に最適なコーティング「親水コーティング」について深掘りしていきます。

後半では自分で施工できる「親水コーティング剤」をピックアップしていきます。

この記事でわかること
  • 親水コーティングの特徴について
  • 撥水コーティングとの違い
  • 親水コーティング剤のおすすめ

青空駐車では最強!?親水コーティングの真意

自動車整備士として数多くのユーザーさんとコーティングについて喋ってきましたが「そもそもコーティングって種類があるの?」といったユーザーさんが多いのが現状です。

なので、商品の紹介の前に、改めて親水コーティングについて理解していきましょう。

その1:親水コーティングの特徴

コーティング性能においてのそれぞれの違いは、水はじきです。

水が流れるのか、転がるのか、ボディとの接触角度の違いもあります。

それぞれの特徴はこちらの通り。

撥水性疎水性親水性
水滴の接触角度90度以上40度〜90度40度以下
水の落ち方転がる転がりながら流れる流れる
シミなりやすいなりやすいなりにくい

撥水タイプ(はっすい)、親水タイプ(しんすい)、疎水タイプ(そすい)、またの名を滑水(かっすい)が存在します。

「疎水」と「滑水」は、表記が異なるだけで全く同じ性質となりますので今回は滑水は省略して書いています。

その中でも親水コーティングは、塗装面に付着する水滴がボディに馴染む性質をもったコーティングです。

親水コーティングはホースで水をかけると、撥水コーティングのようにボディが水滴を弾かず、馴染み引いていくタイプのコーティングとなります。

その2:塗装面がシミになりにくい

親水コーティングは水滴が弾かず、馴染む性質を持つためシミになりづらくなります。

撥水コーティングのようにボディ上に水玉を作らないので、イオンデポジットがつきにくい性質があり、シミが目立ちやすい濃厚色車(ブラック、レッド、ブルー、ダーク系など)には最適。

ちなみにイオンデポジットとは、水道水や酸性雨(雨)が乾いてしまい塗装面に付着した状態。

ボディの塗装面に白くなったシミがそれです。

塗装面に水道水の残留物であるカルキや塩素、カルシウムなどのミネラル膜が塗装面に固着した状態で、酸性雨は水分が蒸発する際に純水のみが蒸発し、酸の物質だけが塗装面に残留します。

ボディのトラブルの中でも、非常に厄介な存在なんです。

親水コーティングは性質上、イオンデポジットに強いため、洗車の頻度やメンテナンスの回数を減らすことに期待ができるコーティングです。

その3:セルフクリーニング効果で青空駐車では「最強」

親水コーティングは、大雨などのまとまった雨が降ることで、塗装面に付着している汚れが自然と流れ落ちやすい。

他のコーティングに比べて、雨が降った後は比較的綺麗な状態になります。

すなわち青空駐車では最強です。

撥水コーティングでは、雨が降った後の水滴が乾き、マダラ模様の汚れが目立ってしまうので洗車が必須。

親水コーティングは、お手入れが格段にラクになります。

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ただ、ベターと水が引いていくと同時に汚れを引きずりながら落とすので、「完全にお手入れなしのコーティング」というわけではないので注意です。

親水コーティングのデメリットは2つ

なんだか凄そうなコーティングなのは分かりましたが、もちろんデメリットもあります。

デメリット1:ツヤにあまり期待できない

撥水コーティングに比べるとツヤに劣ります。

深みのあるツヤは「コーティングをしている」という満足感を上げます。

親水コーティングに比べて、撥水コーティングが人気な傾向にあるのはこの部分です。

デメリット2:コーティングをしている実感がない

強い撥水があるわけでもなく、ツヤも弱いので「コーティングをしている」というのが分かりにくいです。

コーティングして親水性になったけれど、しばらくすると汚れが付着して弱い撥水になって、入念に洗車することで親水性っぽくなる。

これを繰り返すと、コーティングがしっかりかかっているのか、それともコーティング被膜が消滅あるいは劣化して、効果が残っているのか無くなっているのかも分かりにくいです。

親水性コーティングが維持できているのか、が掴みづらいです。

自分に合ったコーティングの選び方

屋外駐車(青空駐車)では、汚れや酸性雨が付着しやすいため、汚れやすくなってしまいます。

また、青空駐車で濃色車のクルマに撥水タイプのコーティングをしてしまうと水滴がレンズ効果の役割を果たし、直射日光を浴びることで塗装面にシミが固着して取れなくなってしまいます。

洗車頻度と駐車環境、そしてあなたの乗っているクルマのカラーを考慮してコーティングの水はじきを選ぶようにしましょう!

新車・中古車を購入するときに「とりあえずコーティングはしておこう」と思って、営業マンに言われるがままになっていませんか?

とくに人気のブラックの場合は、お手入れが大変です。

濃色車は一般的に一番人気であり、車を手放す時に査定でほかの色よりも高価に買い取ってもらえる色で私も大好きなカラーです。

ただ、もっともシミができやすく、原因となるウォータースポットとの戦いは避けられません。

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となってくるとブラック色には撥水性コーテイングはおすすめできません。

ブラックに撥水性は、キレイに手入れされた黒い精悍なボディが際立って、最高に格好良く美しいものです。

ただ、水玉を作ってしまう撥水性は、水玉がレンズ効果の役割を果たしてしまい、イオンデポジットやウォータースポットなどのシミになりやすいので、そのツヤの反面、カラーとの相性は非常に悪いといえます。

【自分でできる】親水コーティング剤オススメランキング

お待たせしました。ここからは、自分でもできるおすすめの親水コーティング剤をランキング形式で紹介します。

なお、ここで紹介するコーティング剤は、すべてコンパウンド(研磨剤)が含まれていないものです。

作業工程形状付属品耐用年数
第5位:ペルシード洗車後に吹きかけ後、
クロスで吹き上げ
スプレークロス1ヶ月ごと
第4位:アドラスウェイブ洗車と同時に行うシャンプーボトルクロス6ヶ月
第3位:ゼロウォーター洗車後に吹きかけ後、
クロスで吹き上げ
スプレークロス2ヶ月
第2位:SCHILD乾いた塗装面に塗り込むリキッドメンテ剤
スポンジ
3年
第1位:ピカピカレイン乾いた塗装面に塗り込むリキッドクロス
スポンジ
3年

それでは順番に解説します。

第5位:ペルシード

メーカー名ミラリード
商品名ぺルシード ハイドロショット
容量150ml
成分天然ガラスエッセンス、還元水
価格2450円(アマゾン)

ミラリードというメーカーは、室内用・車外用の各種アクセサリーパーツや、ランプ類、カーナビなどの電子機器、携帯電話用のグッズなど、さまざまな自動車用品を取り扱っているメーカーです。

主な特徴は、被膜で覆う一般的なコーティングと違い、クリア層自体がガラス化するので効果が半永久的に続くとのこと。

使用方法は、洗車後に濡れたボディにスプレーし、クロスで吹き上げていくだけ。

1度の効果は短いですが、回数を重ねるごとにガラス効果が高めることができる浸透型の次世代親水コーティングです。

塗装を研磨しない限り効果が続き、水切れの優れた親水効果を発揮してくれます。

ただ、「半永久的に」という謳い文句は、駐車環境によってかなり左右されるので注意が必要です。

第4位:アドラスウェイブ

メーカー名アドラス
商品名アドラス ウェイブ
容量120ml?
成分水溶性ポリマー配合シャンプー
価格2,977円(アマゾン)

アドラスというメーカーは、カーシャンプー、コーティング、虫取りクリーナーなど、カートータルケミカル用品などを販売しているメーカーです。

アドラス ウェイブの特徴は、シャンプー洗車をしながら親水コーティングができるといった優れもの。

使用方法は、シャンプーとして使う用にバケツを準備。そしてあらかじめボディを水で流して砂ボコリなどを軽く落としておきます。

そしてアドラスウェイブをバケツに入れ、いつも通りシャンプーするだけ。原液利用・希釈利用(50〜100倍)どちらでも可能です。

親水コーティングの水を引き寄せる特性を活かし、汚れとコーティング被膜の間に水が防護膜として働く「セルフクリーニング機能性コーティング」をシャンプーで洗ってキレイになったボディにそのまますすぎ落としと同時に定着させる、両方の用途にしっかりと合致した画期的なコーティングシャンプー。

ただ、洗車後の水引けが非常に良いので、直射日光下では直ぐに乾いて白色のシミが出来やすいのが少しデメリットです。

洗車する時間帯には注意してください。

第3位:ゼロウォーター

メーカー名シュアラスター
商品名ゼロウォーター
容量280ml×2本
成分電荷水、ガラス系特殊シリコン
価格2,598円(アマゾン)

シュアラスターとは、日本で長年にわたり愛用されてきたカーケアブランド。洗車グッズなどを購入されたことある人であれば、1度は聞いたことはあるのではないでしょうか。

1947年にカリフォルニアで誕生し、長い歴史を通してカーワックスの品質の向上に努めており、日本においてもカーライフの変化に合わせた製品開発が行われ、長年にわたりカーケアにこだわる人々に愛用されています。

ゼロウォーターは、洗車後にスプレーをしてすぐに拭き取るだけですので、非常に「簡単」かつ「短時間」で、コーティング作業が完了します。

主な特徴としては、使うたびにツヤに深みが増していくところ。ガラス系(ケイ素系)のシリコーン樹脂やフッ素樹脂などを主成分としています。

コーティング効果は平均して2ヶ月程度持続するといわれていますが、車種や天候、駐車場所などによっても大きく異なるため、日々のメンテナンスの中で状態を確認するのが確実です。

可能であれば、1ヶ月に1回程度はゼロウォーターでコーティングすると良いでしょう。

ペルシードと使い方は同じですが、ツヤを求めたい人には、ゼロウォーターがおすすめ。同業のメカニックの人でもプライベートで使用されている人が多いです。

第2位:SCHILD

メーカー名カービューティIIC
商品名SCHILD
容量25ml
成分???
価格12,100円(アマゾン)

カービューティIICは、創業20年のコーティングプロショップです。

プロ(業務用)が使用するカーケミカル剤やメンテナンス用品などを販売しており、自社開発のガラスコーティング剤や洗車用品も高品質な製品を取り揃えております。

SCHILDは、ガラス被膜の濃度が35%と濃いのが最大の特徴です。

濃度が濃いガラスコーティング剤は塗装面を強固にガラス被膜が形成し、酸化や紫外線による劣化を極限まで抑えます。被膜硬度7Hのガラス被膜を形成するため耐擦り性能にも優れた唯一の本物のガラスコーティング剤。

一般の方でも施工しやすいように開発されているので、ムラになる心配も相当軽減している商品です。

DIYで施工されたい人でも、本格ガラスコーティングをご希望の人におすすめです。

価格は少し高くなりますが、約3年間の耐久力とプロ顔負けの本格コーティングを味わえますので、予算に余裕がある人にはぜひ検討していただきたい商品となっております。

メンテナンス剤も付属しています。

第1位:ピカピカレイン

メーカー名トップラン
商品名スーパーピカピカレイン
容量25ml
成分???
価格8,950円(オンラインストア)

世界中の専門家から絶対に不可能と言われていた常温でも完全硬化するガラスコーティング剤を株式会社トップランが8年の歳月をかけて開発したのがピカピカレイン

株式会社トップランは、この特許を独占契約し世界中でピカピカレインを販売致しています。

トピカピカレインはプロでも使用するレベルのものを、家庭も使用できるようにした特別なものです。プロのコーティング専門メーカーの品質とコスパを兼ね備えており、親水コーティング剤の中でも圧倒的な人気を誇っています。

耐久年数はSHILDと同じ3年間ですが、被膜硬度は9Hのガラス被膜を形成。

常温でも完全硬化するガラスコーティング剤のピカピカレインは、日米特許も取得しています。

ピカピカレインの強みについては下記のページからご覧いただけます。

施工も非常に簡単で、「洗車→塗る→吹き上げる」になります。

固形ワックスとほぼ変わりません。

そしてピカピカレインはネット上でも口コミが非常に好評なんです。

評判の良いピカピカレインですが、どんなに高性能で質の高いガラスコーティングでも汚れが一切着かないことはありませんので注意してください。

コーティング皮膜によってボディ自体に汚れがつくことはなくなりますが、コーティング皮膜の上に汚れはつきます。つまり見た目では汚れは付着してしまいます。

しかし、ガラスコーティングを施工することで汚れが着きにくくなり、汚れが落としやすくなります。

ここの言い回しやニュアンスによって誤解されがちですが、正しくは「着きにくい」「落としやすい」です。

定期的なメンテナンスは行いましょう。

ちなみにピカピカレインには付属でメンテナンス剤もついて来ます。

まとめ

以上、自分でもできる親水コーティング剤オススメランキングでした。

上記のコーティングの中で、でもイチオシなのが「ピカピカレイン」です。

価格はやや高く感じるかもしれませんが、できあがる被膜の美しさと高強度な被膜、そして効果が3年間持続するメリットは計り知れません。

簡易的なコーティングも1回は手軽で良いですが、何度も施工しないといけません。

考えてみて下さい。

3年で1回施工すればいいコーティング剤と、3ヶ月に1回施工が必要なコーティング剤だと、回数にして12倍も施工しないといけないことになるのです。

そして値段は12倍の開きがあるかというと・・・。もうおわかりですよね。

質の高いコーティングを行って、定期的なメンテナンスを行うことをおすすめします。

親水コーティング以外のコーティング剤をお探しの人は下記のページもご覧下さい。

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