【欲しい人必見】WRX STI(VAB)は維持できないと諦める前に!対処方法を解説

この記事で解決できるお悩み
  • 「WRX STIの維持が大変と言われる理由を知りたい」
  • 「WRX STIを維持するために必要なお金が知りたい」
  • 「WRX STIを維持する上でのポイントを知りたい」

本記事では、WRX STI(VAB)の購入を考えている人に向けて、その維持費の高さとそれに対処するための具体的なアドバイス致します。

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本業は自動車整備士(12年目)|スバル車を5台乗り継いできたスバルファン|2020.6〜スバル好きの整備士が情報発信するブログ「メカろぐ」を開設|月間平均PV数2万|スバル車、メンテナンス、工具、自動車整備士についてなどなど発信中|広告主さん募集中

WRX STI(VAB)の維持が大変だと言われる理由

  • ガソリン支出額が平均の約4倍
  • 型式別料率クラス保険料率が高いから
  • タイヤ代が高い

理由1:ガソリン支出額が平均の約4倍

ガソリン支出額が平均の約4倍

WRX STI(VAB)の維持費としてもっとも気になるのはガソリン代でしょう。

WRX STI(VAB)の年間ガソリン代をよりリアルに把握するため、以下の条件で計算しました。

※各媒体の平均データを引用しております。

実燃費
e燃費より引用
8.2km/L
(カタログ値:9.4km/L)
年間走行距離
国交省より引用
10,575km
ハイオク価格平均
ガソリン比較サイトより引用
182円
(2023年12月現在)

これらを踏まえて、ガソリン代計算ツールにて計算するとWRX STI(VAB)の年間ガソリン代は「234,713円」となります。

総務省統計局の2020年改訂版の「家計調査」によると、2022年のガソリン代の年間平均支出額は68,908円となっています。

WRX STI(VAB)の年間ガソリン代は、平均の約4倍となっており、維持費をかなり圧迫させているのが分かります。

理由2:任意保険が高い

任意保険が高い
出典:おとなの自動車保険

VABに限らず「WRX STIは保険料が高い!」とよく言われます。

その原因は、型式別料率クラス保険料率)が高いからです。

型式別料率クラスは車の型式ごとに設定されている数値であり、「対人賠償」「対物賠償」「傷害(人身傷害・搭乗者傷害)」「車両保険」の4つの項目があります。

保険金支払の実績が少ない型式ほど数字は小さく、逆に保険金支払の実績が多い型式ほど数字は大きくなります。

型式別料率クラスの数字が大きいほど、保険料は高くなります。

2023年12月時点でのWRX STI(VAB)の保険料率は以下の通りです。

保険料率(対人・対物・搭乗者傷害・車両保険)
WRX STI(VAB)11・5・7・8(2023年12月現在)
引用:損害保険料率算出機構

相場を知りたい人は、損害保険料率算出機構にていろんな車種を検索してみて下さい。

コンパクトカーだと「7・7・6・5」だったりします。

しー

WRX STIは、盗難の対象や修理費が高額なため、どうしても料率が高くなりがちなんですね。

理由3:タイヤ代が高い

タイヤ代が高い

WRX STI(VAB)の消耗品の中でもっともネックなのがタイヤ代ではないでしょうか。

WRX STI(VAB)の純正ホイールには2種類のサイズがあります。

国産タイヤ相場
245/40R181本あたり30,000円〜
245/35R191本あたり35,000円〜
引用:タイヤフッド

これら4本+工賃を考えると、15~16万円ほどは考えた方が良いでしょう。

タイヤの平均寿命は、通常5年ほどなので、年間3万円ほどがタイヤ代としてかかってしまう計算です。

WRX STI(VAB)を維持するために必要な資金

ガソリン代234,713円
自動車税39,500円
任意保険約20〜30万円
点検・整備費用約10万円

内訳1:ガソリン代

ガソリン代は上記でお伝えした通り「実燃費8.2km/L・年間走行距離10,575km・ハイオク価格182円」で計算すると、「年間234,713円」となります。

内訳2:自動車税

毎年5月末までに支払い義務が生じる自動車税は、搭載するエンジンの総排気量に応じて税額を変える仕組みを採用しています。

WRX STI(VAB)が搭載する水平対向4気筒のエンジンの総排気量は1.994Lです。

下記の分類表より、WRX STIには税区分「1.5L超~2.0L以下」が適用されるため、課される自動車税は39,500円であると確認できます。

車の分類総排気量税額
自家用車1L以下29,500円
1L超~1.5L以下34,500円
1.5L超~2.0L以下39,500円
2.0L超~2.5L以下45,000円
2.5L超~3.0L以下51,000円
3.0L超~3.5L以下58,000円
3.5L超~4.0L以下66,500円
4.0L超~4.5L以下76,500円
4.5L超~6.0L以下88,000円
6.0L超~111,000円

内訳3:任意保険

保険料は年齢や内容によってかなり振り幅があるので一概には言えませんが、SNSを見る限りだと年20〜30万円(おそらく20代)の人が多く見られます。

以下に所有されている人のポストをご紹介します。

内訳4:点検・費用

WRX STI(VAB)の2年間の点検・整備費用(概算)まとめました。

※ディーラーでの作業を想定

オイル交換/年2回×2約30,000円(フィルター込み)
法定12ヶ月点検約20,000円
車検約100,000〜150,000万(諸費用込み)

車検を考えると年/約100,000円は、維持費としてかかってくるでしょう。

それ以外にも消耗品の交換は必ず発生してくるので、あくまで最低ラインと考えて下さい。

WRX STI(VAB)の維持費に関する参考動画

1:Y Racing(ゆた)

2:まぐまぐデンキ

3:くるまたこチャンネル

4:ゆうのすけ

維持費を少しでも安くするための対処法

ここまで見てみると「WRX STI(VAB)の維持って大変だなぁ…」と思われた人が大半なんじゃないかと思われます。

ただ、WRX STI(VAB)はこれまでスバルがレースで培ってきた技術の結晶であり、「無理してでも乗りたい!」と思わせる魅力の1台です。

そこで少しでも維持費を安く抑えるための方法をいくつか紹介します。

対処法1:自動車保険を見直す

自動車保険を見直す

車の任意保険は契約する補償内容や保険会社によって保険料が変わります。

不必要な補償内容を契約していないか確認したり、運転者限定や年齢条件が適切な条件になっているか確認したりしましょう。

また、代理店型の自動車保険よりもダイレクト型(ネット型)の自動車保険の方が代理店手数料などが省かれる関係で保険料が安くなる傾向にあります。

代理店の担当者に相談しながら契約したいという人には向きませんが、自分で調べたり問い合わせたりできるという場合はダイレクト型の自動車保険も検討してみましょう。

なお、一口にダイレクト型の自動車保険といってもその数は片手では数え切れず、1社1社比較するのは大変です。

そこで便利なのが自動車保険の自動車保険一括見積もりサービス

一度に複数の会社の見積もりをとれるので、見積もりをとるために何度も同じような車の情報などを入力する手間が省けます。

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対処法2:タイヤ交換はネットを駆使する

点検・整備はディーラーが安心!」というのは間違いではありませんが、故障診断などの専門分野に特化していても、それ以外の分野は他店に任せた方が同じ品質で安く抑えられるケースもあります。

代表的なのはタイヤ交換です。

詳しくは以下で解説しています。

タイヤをネットで買う

対処法3:カーリースを利用する

これから購入をお考えの人は、突発的なお金の心配がないカーリースも検討してみましょう。

カーリースは車を購入するわけではなく、契約を交わして定額料金を使用します。

定額料金と言われると「ローンのようなもの?」と思われることでしょう。

通常の新車を購入する場合は高額になるので、カーローンを組んだり、ボーナス併用払いにしたりして返済していくのが一般的です。

また、頭金や税金、自賠責保険料、各種登録手数料などの初期費用のほか、毎年の税金、車検時の自賠責保険料などの維持費用が発生します。

しかし、カーリースでは初期費用や維持費用などの車に関わる経費が月額料金にすべてコミコミにして、定額で新車を乗ることができます。。

例えば「来年は車検だからこれぐらいお金は貯めておこう」とか「5月になると自動車税を支払うからこれぐらいお金は別で置いておこう」など、突発的なお金の心配がいらないということです。

新車の購入や維持にかかる支払いとカーリース契約でかかる支払いがどのくらい違うのか。

分かりやすく表にまとめてみました。

支払いタイミングカーリースの場合従来の購入をした場合
初期費用(購入時)なし頭金
自動車購入時にかかる税金
登録代行費用
車庫証明代行手数料
法定費用(印紙代など)
納車費用
ナンバープレート取得費用
リサイクル料金
毎月頭金
自動車購入時にかかる税金
登録代行費用
車庫証明代行手数料
法定費用(印紙代など)
納車費用
ナンバープレート取得費用
リサイクル料金
自動車税
自動車重量税
自賠責保険
車検費用(プランによる)
メンテナンス代(プランによる)
車両価格の分割払い
年に1度なし自動車税
車検なし車検費用
自動車重量税
自賠責保険
その他ガソリン代
駐車代
※任意保険
ガソリン代
駐車代
メンテナンス代
任意保険

必要になるのは駐車代とガソリン代のみ。

車のコストを完全定額化したい!」という人には、カーリースも選択肢としてはありです。

詳しくは以下で解説しています。

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