STIエアロパーツの効果&口コミをご紹介|レース仕込みの人気エアロパーツ【結論:高速での直進安定性が良好】

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STIエアロパーツって装着しても本当に効果あるの?

さっそくですが、こちらのツイートの動画をご覧ください。

STI公式アカウントから新型レヴォーグのSTIパーツの紹介動画がアップされました。

ドレスアップ性も高く、実際の空力効果にも定評のあるSTIのエアロパーツたち。

STIでは「疲れにくいを実現するエアロパーツ」を謳っており、風を味方につけて走行安定性を向上させることを目的として開発が行われております。

とはいえ、本当に体感できるほど走行安定性が増すの?って感じですよね。

そこでスバリスト歴12年目の筆者が、STIエアロパーツの効果について徹底解説します。

STIのエアロパーツは、初代レヴォーグからものすごく人気で、デビューした当時(2014年〜2015年あたり)は取付作業に毎日追われた記憶があります。

それほど、多くのクルマファン、スバリストから愛され続けているパーツなんです。

>>STIについて知らない人はこちらの記事で解説しています。

STIエアロパーツの効果とは「レース仕込みの安定性」

他のエアロパッケージはどちらかというとドレスアップ要素が高いですが、STIエアロパーツは一線を画しています。

さっそく結論ですが、記事のタイトルの通り「高速での直進安定性は絶大」です。

高速道路でのハンドル修正が減って運転もラクになります。

証拠としては、今までラリーやニュルブルクリンク24時間耐久レースをはじめとしたモータースポーツ数々のタイトルを獲得してきた実績が証明です。

ちなみに会社の同僚で長距離通勤で新型レヴォーグを乗っている人がいるのですが、「STIのエアロパーツ取り付けてから直進安定性がかなり変わった」という意見もありました。

単なるドレスアップパーツではないのです。

そもそもエアロパーツは必要なのか

疑問

そもそもエアロパーツの役目は、の力を利用して車の走行安定性を高める役目があります。

特に100km/h以上の速度域では風の影響は大きく受けます。その影響は速度と共に増えます。空気の影響は空気抵抗となって、クルマの速度の抵抗となり、燃費を悪化させ、走行を不安定にするなどの悪影響を及ぼしてしまいます。

エアロパーツは、上記のように車が空気から受ける悪影響を低減させると同時に、うまく空気の力を利用して、クルマの走行を助けるためのパーツです。

風を味方につける訳ですね。

そして、STIエアロパーツの効果は100km/h付近から発揮されます。

これは間違いなく素人の人にでも体感できると思います。

デメリットとしては、高速走行時でないとエアロパーツの能力が発揮できないことと地面とパーツとの距離が近いので破損してしまいやすいことです。

とはいえ、近年ではドレスアップ目的で装着される人の方が多いと思います。

デザインもかっこよくなってきてますからね。

「矢のような直進安定性を」

インプレッサstiの写真

クルマはつねに空気抵抗を受けながら走行しています。STIエアロパーツは空気抵抗を減らしつつ、ボディの浮き上がり防止や横風を受けても真っ直ぐ走る、空力操縦安定性を向上させます。また風洞試験においても確かな空力性能が確認されている安全機能パーツです。

STI公式

STIパーツのコンセプトは、「疲れない」「運転が上手くなる」「もっと愉しくなる」です。

STIのエアロダイナミクスは矢のような直進安定性とドライバーの意のままに操れるハンドリング性能の向上を目的としています。

STIはご存知の通り、今までラリーやニュルブルクリンク24時間耐久レースをはじめとしたモータースポーツ数々のタイトルを獲得してきた実績があります。

さらにスバルは、初代インプレッサ発売直後の1992年以来、ニュルブルクリンクで量産車両の開発テストを実施しています。

STIもさまざまな商品開発とその性能実証を繰り返してきており、今まで培ってきた空力のノウハウがあります。

ニュルブルクリンク24時間耐久レースとはドイツの北西部のベルギー国境に近いアイフェル山系にあるニュルブルクリンクで毎年5月か6月に開催され、出場するレースカーは200台以上を誇る伝統の耐久レースです。ニュル城やいくつかの村を囲むように設置された一周25.378kmのサーキットを舞台に、24時間でどれだけ長い距離を走れるかを競うものです。「ツーリングカーのお祭り」と呼ばれています。

スバルは、2011~2012年、2015~2016年と連続優勝をしている実績もあります。

風洞実験だけでなく、ニュルブルクリンクという変化に富む環境や極限のスピードを通じて得たノウハウを量産車にフィードバックしています。

STIフロントアンダースポイラー

バンパー下に装着するスポイラーです。

前面に受ける走行風をどこに導くかを決める重要な役割を果たします。風を受けて、スポイラーが地面に向かって押し付けられることで、ダウンフォース(車を地面方向へ押し付ける力)を生みます。

高速走行時に空気が車体下へ流れ込むと、飛行機と同じように車体を浮かす方向に力が働きます。

車体が浮くとタイヤが地面を捉える力が減るので、安定感が損なわれます。

そのため如何に適切なダウンフォースを発生させるかを考え、風を斜めに受ける形状となっています。

STIサイドアンダースポイラー

ドア下のサイドシルに装着するスポイラーです。

ドアの横には高速走行時に乱流が発生しますが、サイドアンダースポイラーを装着することでドア周辺を通る風が、車体に密着し、周辺の風を整えて安定性を高めます。

さらに、ボディサイドから、フロア下に流れ込もうとする空気を防ぎ、より効率的に後方へ流れるよう整流することができます。

STIリヤサイドアンダースポイラー

リヤバンパーのサイドに装着するスポイラーです。

小さなパーツではありますが、しっかりとメリットがあります。

リヤ(後部)ホイール部分を流れる風が、整えられ車体後方へキレイに風を流すことができます。

雪山や泥道を走った後、リヤバンパー上部が泥まみれになっていることはありませんか?

走行中、後部を流れる風がリアゲートに向かって巻き込まれているからなのです。

この巻き込まれた乱流は車を後部へ引っ張る力を生んでしまい、加速性能に影響してしまいます。

そこで後部にスポイラーを装着することによって、車体になぞってリアゲートに巻き込まれる乱流を、より車体から離れたところで発生させることができるのです。

ホイールハウス内の空気を引き抜くのが大きな仕事です。

STIリヤアンダースポイラー

フロア下を流れてきた空気を後方に向かって跳ね上げられたリヤアンダースポイラーで積極的に抜きます。

そして、フロア下を流れる空気の流速を上げてダウンフォースを発生させ、ボディ下をできるだけフラットにして風を整流します。

そして、バーチカルフィンが気流の流速を加速させます。

STIエアロパーツの口コミを少しご紹介

モータースポーツから生まれた「至極の一品」

レヴォーグの画像

STIのエアロパーツを装着すると、長距離ドライブでの疲労の元となる「ハンドル修正」を当てる必要が減ります。

こうした疲れにくいエアロパーツの発想は、モータースポーツでの経験から生まれたもの。

例えば、スバルとSTIが参戦を続けているニュルブルクリンク24時間耐久レースでは、1周の「瞬発力」より、毎周、速さを持続できる“安定感”がマシンに求められます。

疲れず、安心してアタックを続けられることが、勝利につながるのです。

STIエアロパーツは、見た目だけでなく、今まで培ってきたSTIのノウハウがギュッと詰まっています。

購入を考えられている人の一歩を踏み出すキッカケになれば幸いです。

3件のコメント

初めまして!
私はインプレッサスポーツ(GT)に乗っております。
STIのスポイラーはサイドのみ付けているのですが、
サイドのみでも効果は得られるのでしょうか?
車体に当たる空気をフロントで整流し、サイドでいなし、
リアでスムーズに抜けさせるイメージです。
使用の環境上、未装着でもゴリゴリに擦るのでフロントが付けられません。
リアは今後装着予定です。
見解等ありましたらご教示いただけると幸いです。
よろしくお願いいたします。

フロントアンダースポイラーの取り付けを前提にデザイン・効果を発揮するパーツなので、体感するほどの効果を得るためにはやはりフロント・サイド・リヤと取り付けれるのが理想ですね。ただ、高速走行をする機会が特別多いわけでもなければ、ドレスアップ目的を重視されているわけでもないのであれば、スポイラーより足回りパーツに投資したほうが良いと思いますよ。

こんにちは、

知識を教えていただき、本当にありがとうございました。

このパーツ、特にリアアンダースポイラーに興味があるのですが、雪道や凍結、特に除雪が行き届いていない道路を通るときに破損しないかという心配もあります。これは無用な心配なのでしょうか?

ありがとうございました。

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