ソケットレンチと組み合わせて、ボルトを早回しするコトができる工具【クイックスピンナー】。
クイックスピンナーとは、主にラチェットあるいはラチェットアダプターとエクステンションバーの間に入れ、工具を持ち替える事なく手回しを駆使した早回し用のアダプターのコトです。

ラチェットでボルトを緩めた後に、ソケットを手でクルクル回して完全に緩めていきますが、こういった時にクイックスピンナーがあると便利ですよー。
自動車整備士であれば、工具箱の中にだいたい入っているこのクイックスピンナーはラチェットと組み合わせると非常に便利なのでご紹介します。
とりあえず、完全に「買い」の商品だと思います。
もくじ
クイックスピンナーはなぜ便利なのか
ラチェットでボルトを緩めた後に、ソケットもしくはエクステンションバーを手でクルクル回して緩めますよね?

ボルトを仮締めする時にも、最初は手でボルトを2〜3山かけてからソケットかエクステンションバーでクルクル締めていくと思います。

間にクイックスピンナーを装着するコトでソケット、エクステンションバーが回しやすくなり、指での早回しをやりやすくする工具なんです。

どうですか?指にフィットしやすくなり、回しやすそうじゃないですか?
ずっとラチェットを振り続けてボルトを緩めたり、締めたりするとラチェットの空転トルクの方が重くなり、相手側と一緒に回ってしまいます。
これを「共回り」と言います。こういった時には、手でクルクル回さないといけないので、クイックスピンナーがあると便利なんですねー。
ソケットに装着して、スタッピドライバーのようにも使えます。
クイックスピンナーのオススメ3選
各メーカーからクイックスピンナーがラインナップされていますが、個人的にオススメしたいモノをピックアップします。
3/8サイズのご紹介ですが、記事の最後にサイズ別でまとめています。
コーケン ジール(Z-EAL) 3765Z
こちらコーケン ジール(Z-EAL)のラチェットをお持ちの方であれば、ラチェットヘッドとほぼツライチで使えるので相性が良いです。
クイックスピンナーの厚み、ローレット加工も丁度良くて使いやすいですよ。
KTC クイックスピンナー BE3-Q
このクイックスピンナーの特徴は角度計がついており、角度締めや増し締めする際にも便利なんです。
ただ、樹脂素材なので雑に扱うと割れる可能性があるので注意。
ネプロス NBE38
このクイックスピンナーの特徴は、周りがゴムに素材になっており、手に馴染みます。
ゴム素材なので摩耗が気になりますが、ゴム部品の交換が可能なのと好みの色に変えれるのも良いです。
ただし、ラチェット差し込み口と指で回す部分に厚みがないので好みがあると思います。
ネプロスで揃えている人は迷うコトなくこれですね。
まとめ:早回しには必須なクイックスピンナー
いかがだったでしょうか。私は最初「これ何に使うのかなー」と思っていましたが、使いだすとかなり便利で重宝します。
各メーカーから販売されているのでどれを選べば良いか迷いますが、まだ持ってない方は上記3点から選んでみて下さい。
ちなみに私は、コーケン ジール(Z-EAL) 3756Zを愛用しています。
今回ご紹介したクイックスピンナー(各種サイズ別)
クイックスピンナーってどんな工具なの?使い方も教えて欲しい。