【ダイヤモンドキーパー施工車向け】メンテナンスを自分でしたい人必見!メンテに最適なアイテム7選

洗車をした写真

ダイヤモンドキーパーのメンテナンスは「洗車のみでOK」となってるけど、何か他にも自分でやっておくことはないの?施工もメンテナンスもプロに任せたいところだけど持っていくのが面倒…。

ダイヤモンドキーパーといえば、

  • メンテナンスをせず、洗車だけで「3年間持続」
  • 1年に1回のメンテナンスを行って「5年間持続」

ダイヤモンドキーパーは「ガラス、レジン」の2層構造で、さらにWダイヤモンドキーパーは、ガラス被膜だけでもさらに2層構造となり、強固なコーティングであることから、メンテナンスはほぼ不要というのが有名です。

とはいえ、この「1年ごと」といってもクルマによって汚れ方はさまざま。

花粉、黄砂、油膜、ブレーキダスト、塩害、鉄粉…、お住まいの地域や通勤ルート、駐車方法によってクルマの汚れ方は違いますよね。

  • 本当に1年ごとのメンテナンスで良いのだろうか…
  • 洗車だけでは全然キレイにならない…
  • 新車の時の撥水力が低下してきている

そこでこの記事では、ダイヤモンドキーパーを施工されている人向けに「自分でもできる、持っておくと便利なメンテナンスアイテム」をご紹介します。

施工していても心配になる「汚れ」

車を汚れから守る

冒頭でもお伝えした通り、ダイヤモンドキーパーはたしかに個人でのメンテナンスは不要。

ダイヤモンドキーパーの1年ごとのメンテナンスは、一般的なコーティングメンテナンスとは少し概念が違います。

一般的なボディガラスコーティングのメンテナンスはユーザー自身が専用クリーナーで汚れを落とし、メンテナンスクリーナーを上塗りします。

ダイヤモンドキーパーのメンテナンスは、他メーカーのメンテナンスと違って、被膜を入れ替えるという概念があり、これはプロでないとできません。

1層目を覆っているレジン被膜を入れ替える事で深いツヤを出し、強い撥水力をを取り戻します。

だから「メンテナンスはプロに任せてね」ということで、他のボディコーティングのような専用メンテナンスキットの設定がありません。

とはいえ、普段使用しているとさまざまな汚れがボディに付着し、堆積していきますよね。

洗車でも取れない汚れが堆積していくと、ボディのツヤ、撥水力を阻害していきます。

ここからは、ダイヤモンドキーパーを施工していても、のちのち厄介になる汚れについて解説します。

ミネラルの蓄積

撥水が低下する主な理由は、「コーティング被膜の上に汚れの被膜が出来てしまうから」です。

コーティングが無くなってしまうという訳ではありません。

これらの被膜は、「撥水阻害被膜」と呼ばれ、ミネラルが蓄積してしまい、本来のコーティング性能を阻害している可能性が高くなっている状態。

ミネラルが蓄積する原因としては以下の通りになります。

  • 黄砂を含んだ雨
  • PM2.5を含んだ雨
  • 水道水
  • 融雪剤

この汚れの被膜を取り除けば、また強い撥水力を取り戻せますが、

これが何層も重なってしまうと、洗車だけでは完全にミネラル除去ができなくなってしまい、プロによる研磨が必要になってきます。

道路に舞っている「鉄粉」

鉄粉は、「近所に鉄工所がある」とか「駐車場近くに電車が走っている 」とかじゃないと付かないイメージですよね。

実は、道路走行中は鉄粉が舞っています。

ブレーキダストなんかそうです。

ホイール回りに黒色の点々がついているのがそうです。

鉄粉を放置してしまうとコーティング被膜、ボディ塗装面の劣化を招きます。

放置し続けると、水キレが悪くなり、汚れが「ひっかかり」になります。

また、付着している鉄粉が雨などで濡れる事で酸化し、最悪サビが塗装に入り込んでしまいます。

鉄粉はコーティング内に侵入し、トラップ粘土で鉄粉を取り除こうとすると、高い確率でコーティングが剥がれてしまいます。

とくにボディ色がホワイトの場合は、茶色または黒い斑点が非常に目立ちますので、早めの対策が必要になってきます。

放置した「虫の死骸・鳥のフン」

クルマのボディやガラスに付いた虫の死骸や鳥のフン。

そのままにしておくと、見た目が汚いばかりか、コーティング被膜を傷めてしまいます。

虫の体液にはたんぱく質やリン酸が含まれています。

クルマにぶつかって潰れることで、この体液がコーティング被膜についてしまいます。

これを、そのまま放置するとコーティングが酸化・劣化して、シミのような跡が残ります。

そしてさらに厄介なのが鳥のフンです。

歯のない鳥は、木の実などの硬い固形物を短時間で消化してしまうほどの強力な胃酸の持ち主ですので、クルマに与えるダメージは強力。

コーティング内に侵入した鳥のフン(酸性)は、さらにクルマの塗装面を痛めます。

ボディの塗装面は、アルカリ性には強いのですが、酸性には極端に弱い特性があるので、早めの対策が必要です。

夏場などボディが高温になる時期には、早くて2~3時間で浸食が始まります。

ピッチタール

新しい道路や日差しで熱く焼けた道路を走行した際、泥をはねたようにこびりつく油系の汚れがピッチタール。

アスファルトの破片などが飛び散って車体に付着したもので、タイヤの周囲やボディの側面などに多く付着しています。

鉄粉とは異なり、コーティング自体に固着します。

コーティング内に侵入することはないですが、付着してから長時間経つと洗車では取れないような汚れになります。

最悪は強力な両面テープを使って取り除くか、荒めのコンパウンドを使って対処しないといけなくなるので、見つけ次第すみやかに取り除きましょう。

油性の水垢

油性の水垢は、グリスなどに含まれる油脂が、雨などによって流れ出すことで発生します。

代表的なのが、ドアハンドルやドアミラーの動きを滑らかにするために塗られているグリスが雨で流れ落ちた状態ですね。

油汚れはほかの汚れを付着させやすく、チリやほこりが混ざることで黒い筋となって現れます。

また、洗車機でずっと洗っている人は、細かい箇所にブラシが当たらないので、ドアミラー下などが上手く洗えていないケースが多いです。

油性の水垢は水に溶けにくく、また油分を含んでいるため、放置すると固着して洗車では落ちにくくなります。

買って損なし!キーパーメンテナンスアイテム

「放置しておくとコーティングの寿命を低下させてしまう汚れ」を解説しました。

洗車のみでメンテナンス不要のダイヤモンドキーパーですが、「それでも不安だから自分でできることはやっておきたい!」という人向けに、筆者が厳選したキーパーメンテナンスアイテムをご紹介します。

ちなみに、キーパープロショップで実際に使用されているものなので、安心してお使いいただけます。

撥水力が低下したなら「ミネラルオフ」

キーパーから販売されているミネラルオフは、キーパーメンテナンスメニューの「Cコース」実際に使用されているケミカル剤(現在はパッケージが変更されています)。

成分は、「ハイドロカーボン、特殊パウダー、レジン化合物など」となっており、キーパー技研のオリジナルブレンドとなっています。

クルマにツヤをもたらす「特殊レジン(ツヤ成分)」とツヤを均等に整える「特殊パウダー」を配合したパックをたっぷりとやさしく拭き上げることで、ボディに付着したミネラル分を取り除き、コーティング本来の水ハジキやツヤを蘇らせます

約3ヶ月~半年間、「ツヤ」と「水ハジキ」が続き、洗車回数も減らせて、節約にもなります。

研磨剤が含まれいませんので、人にもクルマにも害のない、ケミカル剤になります。

詳しくはこちらでも解説しています。

粘土不要の鉄粉取り「アイアンイーター」

従来の鉄粉取りといえばトラップ粘土でしたよね。

アイアンイーターは、化学的な力(チオグリコール酸アミン塩、両性イオン界面活性剤等)でコーティングを傷めることなく、付着した鉄粉を溶かす専用クリーナー。

使い方は、洗車時に吹きかけて、数分後、水で流すだけ。

鉄粉除去剤をかけることで突き刺さった鉄粉を「溶かして浮かせてくれる」といったイメージ。

一般的な鉄粉除去剤は、非常に強力な薬剤が配合されており、コーティングを傷めてしまう可能性がありますが、アイアンイーターはコーティング車にも使えるようにブレンドされた鉄粉除去剤なので、安心して使用できます。

虫汚れ・フン除去「インセクトリムーバー」

インセクトリムーバーは、特殊な浸透剤を使用し、頑固な虫の死骸を「ふやかして」簡単に落とします。

使用方法は、その他多くの虫取りクリーナーと特に変わりはありません。

洗車後に虫のついている箇所にスプレー。

その後に水で洗い流すだけです

こちらもキーパーのコーティングに合わせて、特殊な「浸透剤」を使用しているため、コーティング剤を落としてしまうことがありません

ただ、バンパー下部などの樹脂系のパーツに吹きかけると、シミの原因になる可能性があるので、基本的には強力な洗剤であることはお忘れなく。

吹きかけたくない箇所には、マスキングテープなどで保護などしておきましょう。

ピッチタール汚れに「タールリムーバー」

タールリムーバーは、ボディやホイールに付いたピッチなどの油性の頑固な汚れを除去します。

ピッチタールは油系のものがボディにへばりついているのと同じ状態。

そのため除去の方法としては、油を溶かしてしまう溶剤、つまりリムーバーを使うのが一般的です。

他にも強力な両面テープなどで取る方法もありますが、何度も使用すると塗装面にキズを付けてしまう危険性もありますし、古い車両だと塗装が剥がれる危険性もあります。

なので、タールリムーバーを使って溶かして除去する方法が安全で確実だといえます。

使用方法は、スプレーし、2~3分放置後クロスで拭き取り、水で流します。

ちなみに、「コーティング車にも対応」との説明は公式からはありませんが、同じキーパー技研の「クリスタルキーパー(スバルディーラーでいうアクアコート)」のメンテナンス時に、使用されているスタッフがいらっしゃったので、使用は問題ないかと思います。

ただ、使用しすぎるとコーティングを傷める可能性は少なからずありますので、ピンポイントでの塗付をおこないましょう。

しー

ピッチタールは高圧洗浄機などの水圧で取れるケースが多いので、1度試してみて下さい。タールリムーバーは最終手段といったイメージです。

キーパー監修の「カーシャンプー」

キーパー技研が監修している【ノーコンパウンド】【全塗装色・コーティング車に対応】【香料無配合】のカーシャンプー。

容量は700mlで、中型車で約15回使用できます。

コーティングをしている車は汚れにくいので水垢を落とすような強い洗剤成分は不要なので洗剤成分はおさえめ。

成分がひかえめなので、滑りを良くして肌に負荷をかけず、摩擦を抑えています。

泡がきめ細かく洗い心地も良く、洗った後のすすぎも泡が流れやすくてラク。

ダイヤモンキーパー施工車には、ちょうど良いシャンプーといえます。

使いやすい!「キーパースポンジ」

キーパー技研のポリマーコーティング剤「キーパーファイナル1」やミネラル除去剤ミネラルオフなどにも使用されているキーパー推奨のスポンジです。

サイズは、長さ160mm、幅89mm高さ、H25mm、となっており、手に馴染みやすく、非常に使いやすいです。

あらゆる施工作業には必須アイテムで、キーパー商品以外のアイテムで「何かしら必要になるスポンジ作業」にも使えますので、持っておくと便利ですよ。

筆者愛用クロス「キーパークロス」

キーパークロスは、一般的なマイクロファイバークロスと違い、掻き取り効果高く、さらにコーティング被膜を全く傷めず、水ハジキ阻害被膜を取り除くことができる優れものです。

筆者の愛用品でもあり、仕事でもスタッフにも好評で、ご購入されたユーザーさんにも好評。

キーパークロスは、実際にプロショップの手洗い洗車も使用されています。

キーパーのメンテナンスアイテム使用時には、必ずといって「拭き取り作業」がありますし、洗車をしないという人はほとんどいないと思うので、持っておいて損はないですよ。

まとめ

洗車とメンテナンスができている車

今回の記事は、ダイヤモンドキーパー施工車向けに「コーティングを長持ちさせるメンテナンスアイテム7選」というテーマでご紹介しました。

ここで、状況に応じたメンテナンスアイテムについてまとめます。

  • 撥水力が低下してきた→ミネラルオフ
  • 鉄粉が気になる→アイアンイーター
  • 虫汚れ・鳥のフン→インセクトリムーバー
  • ピッチタールが取れない→タールリムーバー
  • 手洗い洗車したい→キーパー監修シャンプー
  • 持っておくと便利→キーパークロス、キーパースポンジ

メンテナンスは、施工店で依頼するものだけではありません。

「メンテナンス不要」という表現で勘違いしがちですが、コーティングはあくまで汚れを定着させにくくするものであって、汚れが全くつかなくなるものではないです。

洗車を定期的に行いつつ、汚れてしまったら「その都度洗車+できる範囲のメンテ」をすることによってコーティングへのダメージを減らし、コーティングの寿命を長持ちさせることができます。

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