【種類多すぎ】ブースターケーブルのおすすめを国家整備士が厳選!

ブースターケーブルのおすすめ商品が知りたいけど種類が多すぎてどれが良いのかわからない。

このような疑問にお答えします。

クルマのトラブルでもっとも多いのが「バッテリー上がり」。

JAFの調べによると、一般道路と高速道路での四輪・二輪合計の出動理由TOP3は、1位が「バッテリー上がり」、2位が「タイヤのパンク」、3位が「落輪・落込」となっています。

なぜバッテリー上がりのトラブルが多いかと言うと、「エンジンをかける」という行為はクルマを運転する際には毎度行いますし、バッテリーに負荷がかかるタイミングでもあるからですね。

バッテリーが上がる原因はさまざまですが、よく多いのが「メンテナンス不足」。

劣化によるトラブル突然やってくるものです。

「出勤時間がー!」
「子供の習い事の時間がー!」
「約束のデートの時間がー!」

劣化したバッテリーは突如、牙を向いてきます。

寿命が来たバッテリーは、一度エンジンを止めると再始動できなくなることも多い。

さらにバッテリーが上がって、その場ですぐに交換することは、個人ではハードルが高いです。

基本的にはロードサービスなどに依頼するのが一般的ですが、時間もないし、無駄なコストもかかってしまう。

そこで助かるのが、ブースターケーブルです。

個人でも簡単に入手できますし、トランクに積んでおいてもそこまで邪魔にならないので、事前に備え付けておきましょう。

本記事のテーマ

【種類多すぎ】ブースターケーブルのおすすめを国家整備士が厳選!

しー

とはいえブースターケーブルの重要性はクルマ社会の日本ですから、だいたいの人はご存知のはず。

ただ、問題なのが「どれを選べば良いのか」「何がおすすめなのか」というところかなぁと思います。

そこでこの記事では、国産ディーラーで自動車整備士(メカニック)として働くわたしが、ブースターケーブルのおすすめアイテムを厳選してみました。

とくにバッテリートラブルは、お出かけ先などで起こると非常に厄介です。

今後もずっとクルマを乗り続ける予定の人は、一家に1つはブースターケーブルがあっても良いんじゃないかなぁと思います。

自分のクルマだけじゃなくて、他人を助けることもできますからね。

ブースターケーブルのおすすめを国家整備士が厳選!

そもそもブースターケーブルとは何でしょうか。

世にある多くのクルマは、スターターモーター(セル)によってエンジンを始動させます。

スターターモーターはバッテリーに蓄えられた電力によって動作する装置ですが、バッテリー上がり(電気容量の低下)など何らかの原因によりバッテリーの能力が低下していると、エンジンを始動させることができません。

こうした場合にエンジンを始動させるためにとられる方法のひとつとして、他の自動車から電力を分けてもらう方法(ジャンプスタート)があり、それに用いられるのがブースターケーブルです。

ブースターケーブルは、両側にワニグチのクリップが付いた2本1組セットの太いヶーブルです。

配線の誤りを防止するため、+極用に赤色-極用に黒色に塗り分けられています。

家電などの配線と比べてケーブルが太い理由は、エンジン始動時に大きな電流が流れるためにケーブルがそれに耐えるよう断面積が太く作られていることが理由になります。

エンジン始動時に流れる電流は、クルマによってさまざまなので、ブースターケーブルには流すことができる電流の許容最大値が記載されています。

しー

ジャンプスタートは、バッテリーが上がってしまった車と同じ電圧の救援車が1台とブースターケーブルさえあればOK。

乗用車のほとんどは12Vですが、トラックや一部のSUVは24V仕様なのでご注意ください。

ブースターケーブルではなく、救援車が不要のジャンプスターターを常備しておきたい人はこちらの記事で解説しています。

ではここからはブースターケーブルの選び方について解説していきます。

「長さ」で選ぶ

必要なブースターケーブルの長さは、使用するクルマのバッテリーの位置を確認しておくとよいでしょう。

一般的なクルマの場合は、フロント側にエンジンルームがあるので、その左右どちらかにバッテリーが搭載されているはず。

この場合は3mのものを選べば問題ないかなぁと思います。

ただ、これはバッテリーが上がった状況にもよります。

クルマを駐車している位置が悪かったりすると長さが足りない場合もあるので、その点を踏まえると少し長めのブースターケーブルの方が安心かもしれません。

ただケーブルが長すぎると電気抵抗が大きくなります。

例えば、高い場所にあるタンクに水を溜めて下に流したい場合、ホースが太く短いと水が勢いよく流れていきますが、ホースが細かったり、長かったりすると、太く短いホースより水が流れる勢いが弱くなると思います。

ブースターケーブルもそれと同じで、なるべく配線は短いほうが、適切な電圧を供給することができます。

特に何も考えずにケーブルの長さと価格だけを見てブースターケーブルを購入するよりかは、極力短いケーブルを選んだ方が良いです。

しー

一般的に市販されているブースターケーブルは、3~5mのものが多いです。

ただ経験上、「3mで届かなかった」という状況になったことがないので、もし迷われるのであれば3m〜5mのブースターケーブルで必要十分かと思われます。

「太さ」で選ぶ

これは先ほどお伝えした「ホースの水」と同じ考え方で、細すぎるケーブルより太いケーブルのほうが抵抗が少なく、電流を多く流せます。

筆者も仕事柄、消費電力の大きい電動工具を連続使用したり、複数の電動工具をつないで同時使用、電動工具等のパワーを落としたくないときは、用途にあった電線の長さのものや電線の太いものを選ぶようにしています。

ブースターケーブルの場合は、始動する一瞬だけの話なので、あまり意識しなくても良いかなぁとも思いますが、失敗はしたくないですよね。

ただ「太さ」と言われてもピンとこないと思いますので、電流量である「A」を意識しましょう。

エンジン指導に必要となる電流量はクルマによるので一概には言えません。

以下の表を参考にしましょう。

電流量(A)排気量(cc)
50A660cc~1500cc
80A660cc〜2500cc
100A660cc〜大排気量
120Aほぼ全車種

ブースターケーブルのパッケージなどにはケーブルの太さではなく、流すことのできる電流量(A:アンペア)の最大値が表示されていますので参考にしましょう。

迷った時は120Aのブースターケーブルを購入しておけば間違いありません。

「大は小を兼ねる」ということで、容量に余裕のあるブースターケーブルを買っておけば、ほぼ全車種を網羅できます。

しかし、太ければいいにも程度はあります。

金でも銀でもいかなる導体でも導電率は100%ではありません。

導電率は導体の持つ電気抵抗の大きさという事でもあり、電気抵抗が小さいほど電流の流れを邪魔しません。

しかし、使用する電流量に対して非常識なまでの許容電流量を誇るような大容量のケーブルサイズの選定は逆に抵抗が増えます。

抵抗が増えるという事は電流の損失が増えてしまうということです。

判りやすく言えば送電ロスが大きくなるといったイメージ。

どのような導体でも導電率は100%ではないので少なからず電気抵抗があります。

電気抵抗は電力を消費します。

常識以上に太い電線の使用はただ単に電気抵抗を増大させるだけでメリットはあまりありません。

小学校の理科でも習ったかと思いますが、電力÷電圧=電流です。

電流の大きさに合ったケーブルサイズであれば、そこからサイズを1割増やそうが2割増やそうがほとんど電流の流れには影響しません。

なので、太いほうが良いからと言って、ブースターケーブルを自作するのはやめましょう。

しー

さすがに自作する人はあまりいませんかね(笑)。

とはいえ、電流量とピッタリのブースターケーブルを購入する必要はありません。

電流量の小さいブースターケーブルだとクルマを乗り換える度に買い替えなければなりませんからね。

また、友人のクルマを救援したい場合などは、それなりに車種が限定されてしまいますので、電流量が少し大きめなブースターケーブルを購入しておくようにしましょう。

「クリップ部の形状」で選ぶ

ブースターケーブルの先端には、ワニ口のクリップになっており、通電するために金属でできています。

これ以外と見落としがちなのですが、サイズを無視して購入すると「クリップが小さすぎてバッテリー端子を掴めない」というパターンに陥ります。

バッテリー端子のサイズは、車種・排気量によってバラバラ。

今乗っているクルマが軽自動車で、それに合わせたクリップ形状のブースターケーブルを購入してしまうと、故障車が乗用車の場合に救援できない可能性があります。

なので、クリップ形状は大きめなものをおすすめします。

しー

これ、私の身近でも起こったことがあります。

「救援しにきたのに端子が掴めないじゃん!」っていう(笑)。

ブースターケーブルのおすすめ 3 選

ブースターケーブルは様々なメーカーが販売しているため、購入する際に迷うことが多いと思います。

実際に筆者が初めてクルマを所有し、「念のためにブースターケーブル買っとこ」と思ってオートバックスに行ったのですが、「種類多すぎてよくわからん」となりました。

「とりあえずこれでいいや」となりがちなブースターケーブルですが、メーカーや商品によって特徴が異なってくるため、自分にあっているものを選ぶようにするのがポイントです。

BAL ブースターケーブル

メーカー大橋産業
容量50~200A ← 選べる
長さ3~5m ← 選べる
価格(アマゾン)1,655円(100A/5m)

BAL/大橋産業は、昭和31年創業のクルマ用工具・用品販売メーカーで、バッテリー充電器やインバーターなど、「あれば何かと役立つアイテム」を販売されているのが特徴です。

BALのブースターケーブルのポイントは、容量と長さのラインナップが豊富なところです。

6種類から選べます。

トランクの収納性、ブースターケーブルの作業性を考えて、ご自身に合った容量と長さを選びましょう。

種類価格
50A/3m900円
80A/3.5m980円
100A/3.5m1,136円
100A/5m1,655円
120A/5m3,000円
200A/5m7,700円

あと、ブースターケーブルを使うときに心配になるのが「使い方」です。

さらに「電気」に関わるようなところなので恐怖感もあります。

BALのブースターケーブルには、初心者にも分かりやすいように、取り付け手順がタグ付けされています。

【種類多すぎ】ブースターケーブルのおすすめを国家整備士が厳選!|BAL ブースターケーブル

使い方が分からなくても番号通りに進めるだけでOK。

BALのブースターケーブルは、軽自動車から大型トラックまで幅広く対応でき、すべてに使う手順がタグ付けされているので、はじめての方や不慣れな方にかなりおすすめのブースターケーブルです。

メルテック ブースターケーブル

メーカーメルテック(大自工業)
容量100A
長さ7m
価格(アマゾン)2,555円

メルテックというメーカーは、クルマや車両運搬車の周辺アイテムを手がけている会社で、バッテリー周り、ガソリン周りなどあらゆる商品のラインナップがある大手メーカーです。

メルテックのブースターケーブルの特徴は、BALと同じで種類も多く、なんと7mまでラインナップがあります。

乗用車全般、ワンボックス車に対して、縦列駐車でも対応可能になります。

ケーブルの品質ですが、外形直径10mm心線面積11.6㎟と充分太いケーブルながら、しなやかで扱いやすく、両端のワニ口クリップも大型で、全面銅メッキが均一に施されていてしっかりした造り。

クリップハンドルはしっかりとカシメられた上で半田付けされており、確実に接続されています。

国内で企画・開発されており、作りが輸入物のブースターケーブルよりは確実に丁寧なので、少々値段が高くても、クオリティを重視されたい人はかなりおすすめですよ。

UNICORN ブースターケーブル

メーカーUNICORN
容量1500A
長さ6m
価格(アマゾン)3,680円

UNICORNは、太くて安全性、耐久性に優れているブースターケーブルが特徴です。

ケーブルには、耐久性や耐熱性に優れている塩化ビニール素材を採用しているため、車内に放置していても劣化する心配が少ないです。

クリップ部は、しっかり覆ってくれる絶縁カバー付きなので安心して使用可能。

容量は、なんと1500Aまで対応。

しかも6mという長さなので、ブースターケーブルでも最強クラス。

いかなるシチュエーション、いかなる車種、収納力はさておき、これ1本持っておけば間違いないかと。

ブースターケーブルはあくまで「応急」

【種類多すぎ】ブースターケーブルのおすすめを国家整備士が厳選!|まとめ

以上、「ブースターケーブルのおすすめを国家整備士が厳選!」ということで、筆者の経験と知識を元に、ネットで購入可能なブースターケーブルをご紹介しました。

紹介したブースターケーブルの中でもとくにおすすめなのは、BAL/大橋産業ですね。

国産ブランドの安心感とラインナップの豊富さで、あらゆるクルマに対応できますからね。

わたしが仕事で関わってきたユーザーさんでもBALのブースターケーブルを常備されている人が多かったですし、やはり人気のアイテムは安心感がありますよね。

ブースターケーブルの使用は、基本的にはプロに依頼する作業がほとんどですが、もしもの備えに購入を考えてみてはいかがでしょうか。

とはいえ、「ブースターケーブルを常備しているからバッテリーの点検なんてしなくていいや」とならないように。

バッテリー上がりを起こしてしまい、交通の邪魔になって他人に迷惑をかけてしまう場面もあるからです。

あくまで応急的なアイテムです。

日頃のメンテナンスは確実に行いようにしましょう。

今回は以上になります。

バッテリーの点検や選び方については以下の記事で解説していますので参考にしてみてくださいね(スバル車がメインですが…)。

【スバル】アイドリングストップ車のおすすめバッテリー3選
battery-charge

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