さっそく結論から言いますが、クルマはネットで査定した方が高く売れます。
とくに車一括査定サイトは、1回の入力で複数の業者と交渉できるため、買い取ってくれる競合が多くなるからです。
登録している買取業者が豊富な車一括査定サイトであれば、お住まいの地域ではあまりニーズの高くない車種でも、別の地域でニーズが高いなどの理由で高く売れる可能性が高まります。
例えば、悪路走破性の高いスバルのフォレスターやアウトバックは、雪国でのニーズはかなり高いため、買取店の対象を全国に広めれば高く売れます。
筆者は、過去にまとまったお金が欲しい(結婚式の資金)がために、車一括査定サイトを利用して売却した経験があります。
結果としては、相場の倍以上の高値で売れました。
さらに今では、半導体不足の影響で中古車相場が活性化しており、車一括査定の需要にブーストがかかっています。
もう一度言いますが、クルマはネットで査定した方が高く売れます。
この記事を読むと、あなたにピッタリの車一括査定サイトが見つかることを約束します。
もくじ
車一括査定サイトの選ぶポイントは6つ
車一括査定サイトとは、売却したいクルマの情報(車種や走行距離等)と個人情報を1度入力するだけで、提携している複数の買取業者に査定申込ができるサービスです。
ネット上には数多くの車一括査定サイトがあるわけですが、どれも同じではありません。
提携業者数やどの業者と提携しているかによっても、あなたのクルマにいくらの値が付くのかが変わってくるからです。
選び方1:提携業者の数
査定依頼はその提携業者から選ぶことになるため、より好条件な業者を選ぶためにも少しでも多くの候補があるサイトのほうがおすすめです。
理由は簡単で、数が増えれば買取業者同士が競合するため、自然に査定額が吊り上がることになるから。
例えば、使わなくなった家電をできるだけ高く売ろうと思うと、複数の買取店を走り回ったほうが高く売れる選択肢が増えますよね。
また提携業者数の多さとともに「何社に申し込めるのか」も重要なポイントです。
ただし「申し込める数が多い=連絡も増える」ため、「電話ラッシュ」を踏まえて挑むことをおすすめします。
選び方2:大手の提携業者があるか
提携業者数だけでなく「どんな買取業者と提携しているか」も確認しましょう。
なぜなら、一般的に「大手」といわれる買取業者のほうが販売ルートの多さゆえに高額査定が出やすい傾向があるためです。
買取店は中古車の販売がメインであるため、買い取った車を再販するルートを全世界に持っています。
日本では人気がない「低年式車や過走行車」というクルマも、海外では日本車というだけで高く売れます。
そのため買取店はどんなクルマであってもディーラーより高額査定を提示することができるのです。
選び方3:複数業者からの電話ラッシュ対策があるか
車一括査定サイトの最大のデメリットとして有名な営業電話ラッシュ。
これってそもそも何故なのでしょうか。
理由は簡単で、一括査定サイトを利用した人のうち約70%の人が「いちばん最初にアポが取れた買取業者に決定してしまう」といわれているからです。
慣れている人であれば、どうってことないですが、初めての方であれば、電話の量にビックリすると思います。
夜中まで鳴っていたので鬱陶しかったですね…。業者によっては時間帯に関係なく営業電話をかけてくるところもあるため、申し込みには注意が必要です。
わたしが利用したのは5年ほど前でしたが、今では複数業者の電話ラッシュを防ぐ方法があります。
- 連絡手段をメールでできる
→備考欄などがあり要望ができるか - 査定依頼する業者を絞る
→業者選択機能があるかどうか - 買取店と間に入ってくれる
→連絡する相手が車一括査定サイトのみで完結するか
これらの選択肢は車一括査定サイトの弱みに対して、しっかり答えてくれている証拠=ユーザーライクなサイトと言えます。
選び方4:オークション形式と一括査定の違いを把握
車一括査定サイトには大きく分けて2つの売り方があり、それぞれに特徴があります。
オークション形式 | 一括査定形式 | |
---|---|---|
メリット | ・相場よりも高額買取の可能性あり ・レア車なら高額落札の可能性あり ・連絡する相手は1社のみ | ・即時の売却が可能 ・面倒な手続きも代行してもらえる |
デメリット | ・確実に売れる保証はない ・即時の売却が難しい ・売却まで時間がかかる | ・オークションの落札額よりも低い可能性がある ・多くの業者と連絡を取る必要がある |
向いている人 | リスクはあるがより高く売りたい | 確実に高く売りたい |
オークション形式は、比較的自由に落札金額を決められるため、高値で売却することができる可能性があります。
売却したいクルマが希少な場合は、価値を評価して想定以上の高値が付くこともあるでしょう。
希少なクルマで相場観があまり掴みにくいのであれば、オークション形式がおすすめです。
しかし、出品したからといって確実に売れる保証はないため、即時の売却が必須条件だという人は通常の一括査定方式が向いています。
選び方5:手数料が取られないか
一括査定サイトは無料で使えますし、仮に紹介された買取店と買取契約を結んだとしても仲介料のような費用はいっさい請求されません。
しかし、オークション形式の車一括査定の場合は、売却時に手数料がかかる場合があります。
トラブルにならないためにも、しっかり確認しておきましょう。
選び方6:キャンペーン・特典があるか
ここまでのポイントを比較したけど、正直どれでも良いと思うならキャンペーンで決めてしまうのも手です。
例えば楽天Car車買取は、売却が成立すると楽天ポイントで1000Pの還元があり、楽天サービスをよく利用する人にはおすすめです。
ほかにも独自のキャッシュバックプレゼントなどを実施している場合もあるため、サイトを選ぶ際にキャンペーンの有無を一緒に確認してみるのが良いでしょう。
車一括査定のおすすめ人気ランキング7選
車一括査定サイトの選び方についてご理解いただけたところで、ここからは以下の項目をもとに、車一括査定サイトのおすすめ人気ランキングをご紹介します。
- 提携業者数
- 大手の買取業者が参加しているのか
- 業者選択や備考欄があるのか(電話ラッシュ対応)
- キャンペーン特典があるのか
おすすめ1位:カーセンサー
買取の形式 | 一括査定 or オークション |
---|---|
参加業者数 | 1,000社以上 |
大手買取業者 | 9社 |
同時依頼数 | 最大30社 |
買取業者の選択 | ○ |
連絡手段(メール要望など) | ○ |
対象エリア | 全国 |
売却手数料 | なし |
キャンペーン | なし |
ネット上にある車一括査定サイトでもっともおすすめできるのが、カーセンサーです。
理由としては、提携業者は1,000社以上と他の車一括査定に比べて圧倒的な数だからです。
また、一度の申し込みで最大30社に申し込みをすることが可能です。
他の多くの一括査定サービスが最大10社である中で、頭一つ抜けています。
しつこく感じる営業電話ラッシュも、業者選択ができる点や連絡手段にメールを要望できる点から対応できますし、さらに、オークションも選べるようになっているのも大きな特徴の1つです。
オークション形式にすれば、カーセンサーのオペレーターとのやりとりだけで済みます。
メール連絡OKで営業電話を防げる!
おすすめ2位:MOTA車買取
買取の形式 | 一括査定 |
---|---|
参加業者数 | 400社以上 |
大手買取業者 | 7社 |
同時依頼数 | 3社 |
買取業者の選択 | × |
連絡手段(メール要望など) | × |
対象エリア | 全国 |
売却手数料 | なし |
キャンペーン | なし |
自動車メディアサイトのトップクラスの「MOTA(モータ)」が 運営する車買取サービスのMOTA車買取です。
おすすめできる理由としては、その中で高値で買い取ってくれる上位3社のみとやり取りができる点です。
依頼する買取業社を選択できるのは、高額査定上位3社となっており、その他の買取業者からの電話ラッシュはありません。
もちろん査定額に納得しなければ、断るのも大丈夫です。
また、実車確認なしでも最高査定の会社がわかるのもありがたいです。
他社の車一括査定サイトだと「見ないと査定できない」が決まり文句。
一般的に査定額の比較には各社と調整が必要ですが、 申し込んだ翌日18時に概算の査定がネット上で閲覧できます。
あとは、その中から高額査定をした3社から交渉をするだけ。
高額査定できる会社を3社に絞り込んでくれるので時間効率も良く、電話ラッシュなどのデメリットを最小限に抑えた新しいサービスです。
交渉は3社のみで簡単!
おすすめ3位:ズバット車買取
買取の形式 | 一括査定 |
---|---|
参加業者数 | 200社以上 |
大手買取業者 | 8社 |
同時依頼数 | 最大10社 |
買取業者の選択 | ◯ |
連絡手段(メール要望など) | × |
対象エリア | 全国 |
売却手数料 | なし |
キャンペーン | 抽選で10万円当たるキャンペーン |
ズバット車買取は、車一括査定の中でも10年を超える運営実績があり、利用者数は2022年5月時点で200万人を突破した今人気のある車一括査定サイトです。
ズバット車買取には、大きく分けて3つの強みがあります。
- 申し込み後に査定相場が分かる
- 相場の推移をみることができる
- 問い合わせフォームがシンプルですぐできる
主な特徴として最初に挙げられるのは「申し込み直後に査定相場が分かること」です。
あくまで相場を知れるのは、申し込み「直後」ですので注意ください。
この査定相場は精度もそこそこ高く、非常に参考になります。
また、過去から現在、未来までの査定相場が出るのも魅力。
ちなみに買取相場を知っておくことは、高額査定の交渉材料になるので、必ず目を通すようにしておきましょう。
ちなみにこれらの時系列で相場が見れるサイトは、ズバット車買取とナビクルしかありません。
今なら現金10万円あたるチャンス!?
おすすめ4位:ユーカーパック
買取の形式 | オークション |
---|---|
参加業者数 | 8,000社以上 |
大手買取業者 | 5社 |
同時依頼数 | 1社のみ |
買取業者の選択 | × |
連絡手段(メール要望など) | × |
対象エリア | 全国 |
売却手数料 | なし |
キャンペーン | なし |
ユーカーパックは、2017年にサービスが開始されたばかりの新進気鋭のサービスです。
ユーカーパックの特徴をまとめると以下の通りになります。
- 車の売却はオークション形式
- 問い合わせフォームが簡単
- 査定はユーカーパックの査定員による1回のみ
- 買取業者8,000店以上が参加
- 査定~出品・成約まで手数料は無料
この中でも「査定は1回のみ」というのがポイントで、買取業者からの営業電話に時間をとられたり、複数の買取査定に応じる必要がありません。
査定は、予約した日に最寄のユーカーパック提携ガソリンスタンンドに行くか、または自宅で査定を受けます。
査定にかかる時間は1時間半から2時間ぐらい。
「え!?そんなにかかるの?」と思われますが、あなたの愛車をじっくり隅々まで400項目以上の評価項目で査定します。
資格を持った査定員が真っ当で正確な査定をしてくれますので、査定後に買取額を減らされるような心配はありません。(某大手買取メーカーではあとで買取額を減らされることがあるそうです…。)
「ユーカーパック」が買取業者や販売店からも、お客さんからも信頼されている大きな理由がこれです。
参加業者数8,000社以上のオークション!
おすすめ5位:イカプラ
買取の形式 | 一括査定 |
---|---|
参加業者数 | 600社以上 |
大手買取業者 | 8社 |
同時依頼数 | 1社のみ |
買取業者の選択 | × |
連絡手段(メール要望など) | ◯ |
対象エリア | 全国 |
売却手数料 | なし |
キャンペーン | なし |
イカプラは、株式会社プラスが運営している一括査定サービスです。
提携している車買取業者は全国600社以上にも及びます。
600社といってもむやみにいろいろな会社と提携しているわけではなく、株式会社プラスが優良店だと判断した会社のみ加入しているので、安全に買取依頼が出せるのが特徴です。
その他にも以下の特徴があります。
個人的は、「LINEやメールでの連絡方法も選べる」という点が良いと思います。
LINEでは、イカプラを友達登録して車体や走行距離が分かる写真・車検証を撮影した写真をメッセージ欄に送るだけで一括査定してもらえます。
後はスタッフからの返信を待って、やり取りをしていくだけです。
一括査定サイトを利用した人のうち約70%の人が「いちばん最初にアポが取れた買取業者に決定してしまう」といわれている業界で、電話以外の選択肢ができるこの配慮は評価が高いです。
LINEで車一括査定が利用できる!
おすすめ6位:楽天car車買取
買取の形式 | オークション |
---|---|
参加業者数 | 2,000社以上 |
大手買取業者 | 4社 |
同時依頼数 | 1社のみ |
買取業者の選択 | × |
連絡手段(メール要望など) | × |
対象エリア | 全国 |
売却手数料 | 22,000円 |
キャンペーン | 売却すると楽天ポイント1,000ポイント 売却&マイカー割引登録で合計5,000ポイント |
オークション形式が希望かつ楽天経済圏の人は、楽天Car車買取がオススメです。
オークション形式なので、もちろん複数業者からの営業電話はかかってきません。
ユーカーパックに比べると参加業者数などのインパクトは弱いですが、楽天Car車買取でクルマを売ると楽天ポイント1000ポイントがプレゼントされます。
さらにメーカー、車種などのマイカー情報を登録して、楽天IDで申し込みされた人は追加で4,000ポイント、つまり合計で5000ポイントもらえます。
ただし、クルマが売れると成約手数料として22,000円(税込)が掛かります。
この手数料が痛いところですが、楽天ポイントは楽天市場をはじめとする「楽天経済圏」で利用することができますので、普段から楽天系サービスを利用している方には良い選択肢になります。
希望金額に達しなくてもキャンセルOK!
番外編:新サービス「外車バトン」
ここからは、輸入車(外車)を高く売りたい人必見の新サービスをご紹介します。
国産車とは異なり、輸入車は買取査定が安いことで知られています。
一般的な中古車買取店は国産車の査定に強いですが、輸入車の査定にまつわる知識がないことも多いためです。
また輸入車は「中古の需要が少ない・壊れるイメージが強い・査定基準が厳しい」などの理由で買取価格が安くなる傾向にあります。
そこで輸入車を高く売りたい人におすすめなのが、2022年10月26日に開始された新しいサービス外車バトン。
中古の輸入車を専門とした車買取サイトで、クルマの状態や情報だけで評価を行う基本査定と、外車バトン独自の査定方法である愛情査定の2つの査定で買取を行うサービスが特徴です。
輸入車のことを知り尽くしたスタッフだからこそ、輸入車の良さがわかり、本当の価値を査定額で示してくれることが期待できます。
通常、輸入車は国産車に比べて消耗部品の劣化しやすいことから、一般中古車買取で故障とみなされて大きく減額されてしまうことがあります。
しかし、外車バトンなら輸入車ごとの消耗部品も熟知しているので、一般中古車買取のような減額は少ないと考えられます。
もちろん改造車なども査定可能です。
外車バトンには愛情査定というものがあり、「ユーザーがどれだけ手を加えた車両なのか」という部分もポイントになります。
買取査定の際は純正戻しが高く売る方法として昔から言われますが、外車バトンではオプションパーツも査定対象になるので、まずは査定お申し込みページから相談しましょう。
「基本査定 + 愛情査定」で査定額から10万円UP!
車一括査定サイトのメリット・デメリット
ここからは、車一括査定サイトを利用する前に知っておきたいメリット・デメリットを紹介していきます。
良いことだけでなく、悪いところも包み隠さずに紹介していくので、車一括査定サイトを検討している人は失敗しないためにも必見です。
車一括査定サイトのメリット
メリット1:1回の入力で複数の業者と交渉できる
自宅や外出先・職場など、ネット環境があればどこでも申し込めるのが最大のメリット。
店舗を持っている買取店であっても、直接お店に行かなくてよいので効率が良いわけですね。
またネット上であれば基本的に24時間・365日査定依頼を出すことが可能なので、思いついた時に手続きできるのも魅力の1つ。
さらに業者の中には「無料の出張査定サービス」を用意しているところがほとんど。
ユーザーの都合の良い日時に予定を合わせて自宅または職場まで査定に来てもらえるので、時間に余裕のない人にはもってこいなサービスとなってます。
車一括査定サイトを利用することで、クルマを買い取ってくれる業者をすぐに見つけられるは大きなメリットです。
人気の高い車種なら心配はないでしょうが、古い型式のクルマで、そもそも買い取ってもらえるかどうかも分からない、という場合もあるでしょう。
そんな時でも車一括査定サイトなら買取業者をすぐ見つけられます。
メリット2:高く売れる業者に売却できる
1度に複数の会社から査定をしてもらうということは、会社ごとの査定結果を同時に手に入れられることにつながります。
サイトに1度入力した情報を元に、各業者が概算の査定額が提示してきます。
最終的には現車確認によって査定額は決まりますが、最初の段階で業者を絞り込むことができます。
中古車販売業界は競争が激しい分野でもあるため、少しでも他社に負けないように少しでも高値で査定をしようと努力してくれます。
1社のみの見積もり金額、査定額で売却を決定してしまうと、市場での適性評価が分からないまま売却に至ることも考えられますので、自分のクルマの相場観を知るためにも「車一括査定サイト」はとても有効な手段となります。
半導体不足で新車が手に入りにくい昨今、中古車相場はかなり上がってきています。
珠数減ってきている中古車業者は数多くいますので、高く売りたい人にとっては必見です。
メリット3:信頼できる買取業者が厳選されている
クルマの買取業界は成熟しきった市場でもあるがゆえに、全国的にも数多くの業者が存在します。
選択肢が多すぎると問題になってくるのが、「結局どこが良いのか」。
車一括査定サイトであれば、信頼できる業者が厳選されているので、スタート地点からある程度絞り込まれているといったメリットがあります。
サイト運営側からしても、より多くのクルマを紹介して、その紹介料を稼ぎたいわけですから、信頼のある業者を厳選するのは当たり前の話。
「高く売れた」としてもその後の対応が不十分だと満足した売買が行えません。
「高く売れたらそれで良い」という人も、自分が今まで大事にしてきた愛車だからこそ信頼のある買取業者に任せたいといった部分も少なからずあると思います。
その点を踏まえると、車一括査定サイトは信頼のある買取業者が厳選されているので、探す手間を考えると圧倒的に効率的です。
車一括査定サイトの運営もネットで紹介する分、責任もあるわけですから、実績のある買取業者しか紹介していません。
車一括査定サイトのデメリット
- しつこい営業電話
- 連絡・査定・交渉は自分でやる必要あり
- 地域によっては複数社選べない
その他のデメリットについては【経験談から考える】車・バイクの一括査定はやめたほうがいいのか【デメリットを克服する方法】をご覧下さい。
デメリット1:しつこい営業電話
車一括査定サイトの最大のデメリットとしては有名な「営業電話ラッシュ」。
これってそもそも何故なのでしょうか。
一括査定サイトを利用した人のうち約70%の人が「いちばん最初にアポが取れた買取業者に決定してしまう」といわれています。
そのため、買取業者各社は1秒でも早く電話をかけて、ユーザーと査定のアポを取り、他の買取業者よりも早く査定し買取しようとします。
業者によっては時間帯に関係なく営業電話をかけてくるところもあるため、申し込みには注意が必要です。
冒頭でもお伝えした通り、わたしは過去にバイク査定一括サイトを利用した経験がありますが、同じような状況でした。
ただその営業電話も1日で鳴り止んだので、そこを我慢できるかどうかがポイントですね。
ただ今ではメールやLINEで連絡できるサイトもあるので、気になる人は以下のサイトを利用しましょう。
デメリット2:連絡・査定・交渉は自分でやる必要あり
一括査定サイトから情報を入力すると、確かに査定の依頼は1回で済んで、申し込みの手間は最小限です。
ですが、これはあくまで提携の買取業者への申し込みを代行しているだけです。
車一括査定サイトからの申し込み後の連絡→査定→交渉までは自分で行わなければなりませんので注意しましょう。
また、複数の買取業者から査定額の提示を受け、相見積もりを取るためには、買取業者ごとに査定を行う必要があり、その都度立ち会いも必要になります。
何社見積もりを取るかにもよりますが、それぞれの買取業者との連絡も必要になり、時間的な拘束もかなりのものになります。
査定の立ち会いだけで土日が潰れてしまうことも少なくありません。
そして、査定が終わったらそれぞれの業者との商談となります。
なので、車一括査定サイトはあくまで業者を探す手間を省くことを目的としているので、その後は自分で交渉しなければならない手間があることをお忘れなく。
過度な相見積もりは自分の首を絞めることになりかねませんので注意しましょう。
相見積もりを行うのであれば最高でも3社程度に絞りましょう。
「相見積もりとかめんどくさい…。」という人は、交渉する業者を厳選してくれるサイトを利用しましょう。
デメリット3:地域によっては複数社選べない
一括査定の最大のメリットといえば、複数の業者にクルマを査定してもらえることです。
ですが、一括査定とは名ばかりで、そもそも提携している買取店が近くにない離島や田舎など地域によってはそれが叶わないケースもあります。
そうした場合には、一括査定を諦めざるを得ません。
一般的には査定の出張費は無料の場合がほとんどですが、遠方の業者での査定の場合、出張費を請求される場合もあります。
遠方の業者に依頼する場合は、別途陸送費がかかったりする可能性もありますので、お住まいの地域が出張買取が可能なのか、別途料金がかからないかを事前に確認するようにしましょう。
入力画面に「お住まいの地域」を入力することがほとんどなので、その地域にあった業者を紹介してくれますから、さほど気にされなくても良いです。
入力画面に「お住まいの地域」を入力することがほとんどなので、その地域にあった業者を紹介してくれますから、さほど気にされなくても良いです。
「車一括査定はやめたほうが良い」と言われる理由
車・バイクの一括査定をは、あまりにもデメリットが目立つので、一括査定に申し込むか躊躇している…。
「車の一括査定はやめたほうがいい!」というのは、ネット上の口コミや評価では、頻繁に見かけるフレーズですよね。
筆者も過去に生活費がどうしても足りなくなり、「バイクをすぐ売ってなんとかしたい」と一括査定サイトに登録した経験があります。
結果としては買取大手の「バイク王」で、相場よりも破格の査定額で売却することができました。
とはいえ、売却までの道のりは結構苦労したのを記憶しています。
「車一括査定サイトはやめたほうがいい」と言われるもっとも大きなデメリットとは何でしょうか。
筆者が考えるに以下の3つに絞られます。
- しつこすぎる「営業電話ラッシュ」
- 入力した「個人情報の流出」
- シンプルに「胡散臭い」
1:しつこすぎる「営業電話ラッシュ」
1つ目は、車一括査定サイトの最大の懸念「営業電話ラッシュ」。
これは前述した通りで、買取業者にとっての最大のピンチは「売れる商品が減ってしまうこと」です。
そもそも商品がなかったら商売もできません。
なので、車一括査定サイトから依頼がきたらメールではなく、すぐアポが取れる「電話」で交渉しようとしてくるのは必然なんですね。
この「営業電話ラッシュ」を避ける方法として「メールでの交渉」が挙げられます。
ただ、メールを希望しても電話がかかってくるといった事例が散見されます。
これは、オートコールシステムを入れている買取業者が多く存在し、入力画面の自由テキスト欄にメールアドレスを入力したとしても、無視されることが大半だからです。
買取業者からしても「最初のアポ」が重要なので、ちまちまメールでのやり取りをしていたら他に取られてしまいますからね。
なので、営業電話は来るものと考え、こちら側からできることは「査定依頼をする業者を最初から絞り込む」。
ようは、数多くの買取業者から査定依頼がくる車一括査定サイトを利用するのではなく、3社程度に絞り込めるサイトを利用することです。
で、なぜ3社なのかと言うと、車一括査定サイトを利用するからには高額でクルマを売りたいわけですよね?
となってくると相見積もりが必要になってくるかと思います。
多すぎると連絡が大変ですし、少なすぎると売りたい車の相場観がわからない。
その点を踏まえると3社が非常にバランスが良いんですね。
連絡も最小限に抑え、相場観もある程度わかります。
営業電話ラッシュが面倒な人は、MOTA車買取おすすめです。
最大10社以上の業者の中から、上位3社に絞り込んでもらえるので失敗も少なく、数が減る分、車一括査定サイトの最大の弱点でもある電話ラッシュも最小限に抑えることが可能です。
2:入力した「個人情報の流出」
2つ目に考えられる不安材料は「個人情報の流出」です。
車一括査定サイトには、クルマに関する情報はもちろんですが、連絡先をはじめとした本人に関する個人情報も入力しなければいけません。
ここで心配になってくるのが「その個人情報ってちゃんと管理してくれるの?」という部分。
これは正直言うと、不透明です。
車一括査定サイトは、1回の入力で多くの買取業者に情報が回るので、確かに便利な反面、リスクもつきまといます。
しかも、車一括査定サイトの運営側にも知られるわけです。
これは実際に筆者が中古車業界の人に聞いた話ですが、一括査定サイトを利用する買取事業者はある程度決まっているとのこと。
なので、毎回同じ会社の営業マンと顔を合わせる場合が多いそうです。
ということは、買取業者同士で買取価格などの口裏を合わせられてしまう可能性があり、そのタイミングで個人情報が流出し、売却後にも見ず知らずの営業をかけられる、といった危険が考えられるわけですね。
どのように扱われるかは分かりません。ただ、嘘の個人情報を入力したら査定額を知るすべがないので、本末転倒となってしまいます。
3:シンプルに「胡散臭い」
ネットサーフィンしているとたびたび出てくる「ネット広告」。
その「ネット広告」の中にも車一括査定サイトが目に入ってきます。
車買取は目に見えないサービスだからこそ、ネット広告をバンバン打ってます。
そして、アクセスしてみたらどこも「◯◯販売実績No.1」「〇〇ランキングNo.1」など、何かしら理由をつけて実績を謳っていますよね。
メリットばかり書いて、笑顔の可愛いお姉さんも起用して、親近感も漂わせてくる。
「もしかしたら詐欺なんじゃない?」
こう思ってしまうならネットで車を売るのは向いていません。
実店舗に行きましょう。
それでもネット査定を諦めたくない!克服する2つ方法
車一括査定はどうしてもデメリットが目立ちますよね。
それでも高額査定は狙いたいわけです。
であれば、「デメリットをいかに最小限にしたサービスに申し込む」あるいは「デメリットを克服するための工夫をする」ことがポイントになります。
完全にデメリットを排除する方法はありません。
ただ、最小限にする工夫はあるので、やれることはやっておきましょう。
方法1:オークションも選択肢に入れる
オークション形式の車一括査定サイトは、簡単に説明すると「ネットで入札して買取額を決めるオークション」のこと。
メルカリ、ヤフオクのようなイメージですね。
なぜオークションをおすすめするかと言うと、「営業電話ラッシュなし」「個人情報の保護」の観点からですね。
車買取オークションの代表格「ユーカーパック」を例に説明します。
車一括査定サイトを利用すると、査定の申込は一度でOKですが、その後の査定の日程の調整であったり、買取価格の提示を受けての商談はすべて個別で買取会社とやり取りをする必要がでてきます。
例えば、一括査定に提携している買取会社が10社であれば、10回実際にクルマを査定をしてもらって、10回買取価格を提示してもらう必要があるということです。
一方、ユーカーパックでは提携の査定員がクルマを1回査定するだけ。
査定の際に「UIS」というオリジナルの査定アプリで査定したクルマをデータ化し、出品後はユーカーパック側がすべて仲介してくれます。
なので電話はあなたに寄り添った着信が1本くるだけ。営業電話ラッシュに悩まずにすみます。
続いて個人情報に関しては、やり取りするのは「ユーカーパック」のみなので最小限で済みます。
さらに、ユーカーパックのオークションで買取店に開示される情報は「車両の情報のみ」。
「個人情報」は含まれません。
買取店は買取オークションに出品される車両の情報を確認し、入札を行います。
売買が成立し、購入者からの売買代金の入金が確認でき初めて、お客様の情報が購入者に開示されます。
ユーザーと直接やり取りをすることは車両の引渡のタイミング以外ありません。
出品者と買取店のやり取りには必ずユーカーパックが仲介するので、代金トラブル等がないのもポイント。
ただ、誰も買い取ってもらえないケースが発生するリスクがあるので、ここが車一括査定サイトとの大きな違いですね。
「営業電話ラッシュはイヤだけど競売には賭けたい」という人には、オークションが向いています。
方法2:サービスを組み合わせて利用する
この方法は、筆者がこれまで5台所有した中で3台はこの方法で実施してきました。
勘のいい人は「どうせアフィリエイトリンク踏ませたいんでしょ」と思われるかもしれませんが、私が実際に体験してメリットがあると思ったので紹介します。
方法としては以下の通りです。
「実店舗での査定」×「合同一括査定」×「オークション方式」
普通に車一括査定しても高く売れません。
世の中にある車買取の手法を上手く組み合わせましょう。
詳しくは以下で解説しています。
車一括査定サイトのよくある質問
ここからは車一括査定を使ううえで、気になるポイントについて筆者自身の経験や調査をもとに答えていきます。
車一括査定サイトの「利用方法」について
車一括査定サイトの「営業電話」について
車一括査定サイトの「査定」について
車一括査定サイトの「売却」について
筆者ならどうするか→『MOTA車買取』にする
個人的には「MOTA車買取」推しです(ステマなしで)。
イカプラなどの「営業電話なし」は魅力的ですが、自分の声で直接業者と交渉したくないですか?
買取業者も、仲介業者ではない、あなたの生の声を知りたいはず。
仕入れる商品の情報は重要ですからね。
その点を踏まえると、「MOTA車買取」が車一括査定サイトとしては非常にバランスが取れています。
理由としては3点あります。
申し込み後、高額査定3社に絞り込めて相見積もりも必要十分。
翌日には概算査定額が見れるので、数多くある業者から選ぶ手間がなく、自動車メディアとして実績のある「MOTA」が絞り込む買取業社だからこそ高額査定も期待できます。
カンタン! ネット車査定!45秒で入力完了!!
まとめ
上記の項目を覚えておけば、そう手間もなく車一括査定サイトが利用できるはずです。
この記事の内容をもとに、ぜひ満足のいく売却を実現させてください。
「車を売るならネットのがいいの?買取店がいいの?」