どーも。スナップオン大好きのしーです。
ここ最近のインパクトレンチは、メインをスナップオンの14.4VシリーズのCTJ761を愛用しています。
「コンパクトさ」と「使いやすさ」で大変お気に入りなんですが、足回り作業の締め付け時に「もう少しトルクが欲しいな〜」と感じる事が結構あります。
作業ができないわけでは無いですが、「なんか必死で動いている感じ」というか…。
もう少し余裕が欲しいんですよね。
というわけで、今後の電動インパクトレンチのメイン機として、スナップオンモンスターリチウムインパクト「CTJ9015」を新たに迎え入れたのでレビューしていきます。
もくじ
スナップオン「CTJ9015」のスペック
仕様 | |
---|---|
商品名 | CTJ9015 |
差し込み角 | 1/2 |
最大トルク | 325Nm |
フリースピード | 1840rpm |
毎分インパクト数 | 3500bpm |
モーター電圧 | 18V |
セット内容 | 本体・充電器・バッテリー×2・説明書 |
価格 | 10,6910円 |
>>HOT TOOLS 2022 vol.5にも掲載されています
マイクロプロセッサによるデジタル制御されたブラシレスモーターを搭載。
最大トルクは325Nmを発揮し、さらに3段階の出力コントロールが可能。
インパクトといえばエアのイメージですが、サブ的な存在であったコードレスインパクトがここまでのスペックになっているのは驚きですね。
開封してみる
本体・充電器・バッテリー2個がそれぞれ梱包されています。
もちろん説明書は日本語対応なので安心です。
本体のサイズ感と重量
14.4VシリーズのCTJ761と比較してみます。
CTJ9015 | CTJ761 | |
---|---|---|
重量 | 2.2kg (バッテリー込み) | 1.1kg (バッテリー込み) |
全長 | W170×H254mm | W160×H198mm |
パッと見たイメージは「バッテリーでか!」って感じ。
CTJ761と比べてバッテリー自体に重量があるので、縦置きした時の安定感があるように感じました。
持ってみた感じ
コチラもCTJ761との比較です。
なんとなくイメージつきますでしょうか。
2.2kgあるのでずっと持ってると腕がプルってきます。
3段階の出力コントロール
本体裏側に速度選択ボタンと速度選択表示用のLEDが搭載されています。
速度設定は「正転・逆転」と個別で設定でき、最後に設定した速度を記憶していますので、毎回設定する必要はありません。
選択する速度とトルクの関係性は以下の通り。
速度設定 | 速度 | トルク |
---|---|---|
1 | 0-870rpm | 0-25% |
2 | 0-1300rpm | 0-50% |
3 | 0-1840rpm | 0-100% |
電池残量はバッテリーで確認
CTJ761は本体のLEDにてバッテリー残量を把握できましたが、コチラはバッテリーで確認できます。
4段階のLED表示わかりやすいですね。
充電器がデュアル式になってる
充電器は18Vバッテリーと14.4Vバッテリーを兼用しています。
14.4Vシリーズを持っている人には嬉しいです。
急速充電(90分)が完了するとバッテリーの電圧を検知し、過充電を防ぐために自動で電源が切れます。
スナップオン「CTJ9015」の良かった点
購入してまだ1ヶ月程度ですが、良かった点をいくつかご紹介。
トルクに余裕があるのはラク
CTJ761をメインで使用していた時は「コイツで緩むかなー。やっぱ緩まんかー。」みたいなやり取りが面倒でしたが、CTJ9015であればほぼこれ1本ですべてを網羅できます。
気持ち的にラクなんですよね。
なおかつコードレスでエアホースを気にしなくて良いのでかなり快適です。
LEDがかなり明るい
CTJ761と比べると、かなり明るいです。
屋外での夜の作業もラクラク。
バッテリー持ちが良い
18V5.0Ahリチウムイオン電池を搭載しておりスタミナ抜群。
約30台分のホイールナット脱着作業を充電なしでいけました。
デュアルバッテリーチャージャー+USBが便利
わたしは14.4VシリーズでコードレスラチェットCTRJ761も持っているのでかなり助かります。
電動ツールは種類が増えると充電器も増えて置き場に困りますからね。
ちなみにUSBポート(0.5A)が1つ搭載されており、スマホの充電なんかもできちゃいます。
スナップオン「CTJ9015」の微妙だった点
パワフルで頼もしいCTJ9015ですが、微妙だった点もいくつかお伝えしておきます。
バッテリー取り外しが硬い
14.4Vシリーズのバッテリーもそうでしたが、取り外しが硬い個体があります。
工業製品なので個体差はあるのは仕方ありませんが、充電器から取り外す際に面倒に感じる人もいるはずです。
ブログ仲間のウミガメさんが過去に対処法を発信してくれています。
購入したものが固かった場合は「接点復活剤」をバッテリーの端子部に塗布することでかなり症状が改善しますので、あわせて購入されることをおすすめします。
わたしはワコーズ社の潤滑タイプを使ってます。以下にリンク貼っておきます。
値段お高め
わたしが働いている整備工場では、ミルウォーキー社の「M18 FUEL」と空研「KW-E190pro」を使用している整備士がほとんどなのですが、ほぼほぼ同じスペックでもお値段お高めです。
細かい機能の違いがあれども、スナップオンのブランド価値が上乗せされているように感じます。
メーカーに特にこだわりがなく、スペックと価格のバランスを考慮するのであれば、コレである必要はないかなぁと思います。
空研のKW-E190proは、レースメカニックで過去に使ってましたが、耐水・防塵なのでハードな環境でも対応できておすすめですよ。
CTJ9015はこんな人におすすめ
CTJ9015は、もともと14.4Vシリーズを持っていたり、もともとCTJ761を使っていて「もう少しパワーが欲しいな」という人には乗り換えやすいかなぁと思います。
わたしのように国産普通自動車を取り扱う整備士であれば、CTJ9015のスペックでだいたいの作業はこれで網羅できます。
取り回しに関しては、CTJ761に軍配が上がりますが、トルク面・バッテリーの持ちを考えると非常に優秀です。
また電動工具を買い足していくと、充電器がどうしても増えて収納に困りますが、14.4V兼用のデュアルバッテリーチャージャーが付いてくるのでこれ1台で済みます。
CTR9015のまとめ
本記事では、スナップオン モンスターリチウム インパクト「CTJ9015」についてレビューしました。
最大トルク325Nm、3段階の出力コントロール、高耐久のブラシレスモーターで故障のリスクも少ない優秀なインパクトレンチです。
一生モノの電動インパクトレンチになりそうです。
今回は以上です。
今後使いながら気になった点は追記していきます。
メリット | デメリット |
---|---|
トルク最大325Nmで使いやすい LEDが明るくて見やすい バッテリー持ちが良い デュアルバッテリーチャージャーが便利 | バッテリーの取り外しが硬い お値段お高め(10,6910円) |
コメント失礼致します。CTJ9015のブーツは存在していないとスナップオンに言われたのですが、何用のブーツを使ってらっしゃるのか、お聞きしたくてコメントさせて頂きました。
コメントありがとうございます。わたしは担当のバンセールスの方から専用のブーツを購入しました。公式に記載がある単体の製品番号「CT9010」で設定がないか問い合わせてみてはいかがでしょうか。
ありがとうございます。助かります。