このような疑問にお答えします。
- 何から揃えれば良いのか
- 洗車グッズのおすすめアイテム
- 筆者の洗車グッズも少しご紹介
このような構成で書きました。
本業で自動車整備士として働いている筆者は、新人時代に手洗い洗車を担当しながら、お客様のクルマの扱い方を学んだものです。
現在ではプライベートでも手洗い洗車派で、ボディの取り扱いは熟知しています。
この記事では、「洗車グッズのおすすめアイテム」をご紹介します。
後半では実際に筆者が使っているアイテムも少しお見せします。
もくじ
洗車グッズの「基本アイテム5つ」と「選び方」
数多くある洗車グッズの中でも以下の5つを揃えればとりあえずOKです。
手洗い洗車を行うのであれば必ず必要になるアイテムです。
次に選び方について解説します。
基本アイテム1:シャワー付きホース
「普通のホースだけじゃダメなの?」と思われがちですが、ホースの先端に取り付けるノズルで洗車の効率を大きく左右します。
普通のホースでは水圧が弱く、汚れが落としきれなかったり、蛇口まで水を止めに行ったりと、効率が良いとは言えません。
洗車は水道水によるシミとの戦いになるので、スピードと効率が重要です。
いろんなタイプのノズル付きのホースがありますが、最低限シャワー付きのホースを選ぶようにしましょう。
基本アイテム2:目盛り付きの洗車バケツ
普通のバケツでも洗車はできますが、洗車専用のバケツを強くおすすめします。
洗車専用のバケツにはさまざまな工夫がされています。
洗車バケツは洗車グッズの収納、踏み台としても使えるので何かと使えます。
個人的には目盛り付きのバケツが便利なのでおすすめ。
カーシャンプーを泡立てる時に水と液剤の割合を簡単に測れるのでラクです。
基本アイテム3:カーシャンプー
世の中には数多くのカーシャンプーが存在します。
カーシャンプーが選ぶ際には以下の2つを意識して頂きたい。
- 潤滑性(滑りやすさ)
- 泡切れの良さ←初心者におすすめ
「潤滑性が良い」というのは泡立ちが良いということ。
洗車は汚れを滑らせながら取っていくという作業なので、潤滑性は大切です。
潤滑性が高ければ、洗車キズを極力を抑えることができます。
ただし、カーシャンプーは泡切れの良さとのバランスも重要。
泡立ちが良い=良いカーシャンプーというわけではありません。
泡立ちが良い=流すのが大変→ボディに残った泡がシミになりやすい
洗車に不慣れな初心者の人は、まずは泡切れの良いカーシャンプーから始めるのがおすすめです。
ボディの扱い方に慣れてきたら、潤滑性の良いカーシャンプーに切り替えていく方向性が良いでしょう。
基本アイテム4:洗車スポンジ
洗車スポンジの選び方のポイントは「キズがつきにくい素材」を選ぶことです。
ウレタン〜ムートン素材まで数多くの種類が販売されている洗車スポンジですが、筆者がおすすめするのはマイクロファイバー系です。
理由としては、汚れをかき取ってくれる役割と繊維の柔らかさが、ボディを取り扱うアイテムとしてバランスが良いからです。
ちなみにマイクロファイバーとは、ナイロンとポリエステルで作られた合成繊維のこと。
繊維の表面がギザギザしていて隙間があり、吸水性・速乾性が高いのも特徴です。
キズがつきにくいスポンジの代表格にムートンスポンジがありますが、水に触れると硬くなる性質がるので、初心者には不向き。
ただ通常のスポンジの方が普段の生活で使い慣れていると思います。マイクロファイバークロスが使いにくいと感じる人は、コーティング用の繊維の柔かいスポンジを選ぶと良いです。
基本アイテム5:拭き取り用のクロス
拭き取り用のクロスも種類が多いので悩みがちですが、マイクロファイバークロスがダントツでおすすめ。
初心者の場合、必ず洗い残しが発生するはずです。
そんな時にマイクロファイバーの「汚れをかき取る能力」が役立ちます。
乾拭き、水拭きも可能なので、使用用途が広く入手もしやすいのもポイントです。
マイクロファイバークロスは内装の手入れ、コーティングにも使えるので持っておくと何かと便利。
【絶対に失敗しない】最強の洗車グッズ7選
ここからはクルマ所有歴10年以上の筆者がおすすめする洗車グッズをご紹介します。
こちらのもの揃えておけば洗車グッズに関して失敗ありません。
最高の洗車グッズで、効率的で質の高い洗車を実現しましょう。
【おすすめのシャワー付きホース】
洗車時には、手元で止水できるものや、ストレート・シャワーなど水形が切り替えられるホースを準備しましょう。
小さくてスッキリ!「タカギ NANO NEXT」
散水ホースで有名なタカギ製ホースリール史上「最小/最軽量」のこちらのアイテムは、コンパクト設計で女性の人でも扱いやすいです。
Wリール方式で巻き取りもしやすく、巻き取り用のハンドルも折りたためるので収納もラク。
ノズルの水形は「キリ・ストレート・ジョロ・シャワー」の切り替えが可能なので、洗車用途にはピッタリのアイテムです。
ホース長さは「10m・15m・20m」と選べます。
軽くて伸びる!「水圧で伸びるマジックホース」
蛇口をひねるだけでぐんぐん伸びるマジックホース。
約15秒で伸縮自由のホースになり、伸縮自由ホースは5~15m。
伸縮性バツグンのマジックホースは、なんと言っても軽くて使いやすいです。
7種類の水形を出せるマルチスプレーノズル付きでさまざまなシチュエーションで使えるほか、水量を調節できるレバーも付いています。
下回り洗浄にも使える「ケルヒャー高圧洗浄機」
洗車の手間を極力ラクにするなら高圧洗浄機も視野に入れましょう。
ケルヒャーのK2クラシックは、軽量コンパクトで自動車用途に十分なスペックです。
高圧洗浄機は、近距離や一点に長時間噴射してしまうと、塗装剥がれやボディの変形につながるデメリットがありますが、使用方法を守れば非常に便利なアイテムです。
理由はシンプルで、洗浄力が高いからです。
むしろ、ホイールや下回り洗浄にも使えるので積極的に取り入れるのをおすすめします。
そんな高圧洗浄機も種類がたくさんあって選び方に迷います。
正直、高圧洗浄機はどのメーカーも性能に大きな差はありません。であれば、故障した際にパーツが入手しやすいケルヒャーがおすすめです。
【おすすめの洗車バケツ】
普通のバケツをお持ちの人も、ぜひ洗車専用のバケツを買うことをおすすめします。
小さくても頼れるヤツ「らくのりバケツ」
普通車からハイルーフ車の洗車に「乗って使える・収納にも使える」、プロスタッフの洗車バケツです。
10Lの大容量と耐荷重180kg、目盛り付き、ホース固定リングも付いてます。
おそらく洗車バケツの決定版ではないでしょうか。
「四角い」というもポイントで、踏みやすく、収納もしやすい。よく考えられています。
汚れを残さない「グリッドガード付き洗車バケツ」
グリッドガード付きの洗車バケツは、洗車の際のスポンジについた危険な汚れ(砂、石、泥など)をしっかり分離できるのでおすすめです。
グリッドガード付きの洗車バケツとは、バケツが2つ付属し、カーシャンプー用・スポンジ汚れを落とす用と分けて使用する洗車バケツです。
グリッドガードがバケツの底に入っており、ゴミや砂利、汚れなどがグリップガードの下に沈殿するようになっています。
そのため、スポンジやブラシを洗車バケツに入れた際に、ゴミなどが付着せず、ボディにキズを付けてしまうことも防げるのです。
【おすすめのカーシャンプー】
初心者でも使いやすいものだけを厳選しました。
不動の人気アイテム!「シュアラスター1000」
初めてカーシャンプーを買うなら間違いなくコレです。
理由としてはキメの細かい泡で洗いやすく、泡切れも良いからです。
泡切れの良いカーシャンプーは、塗装面に洗剤成分を残しずらく、すすぎやすい。
洗剤をボディにとどめてしまうと、シミの原因にもなるので、泡ぎれの良いカーシャンプーは初心者には使いやすいです。
ただ全く泡立たないというわけではなく、必要最低限の潤滑性も保持しながら洗車を行えるので、よく考えられています。
ワックス入りならコレ「シュアラスターS-31」
シュアラスター1000にプラスしてワックス効果も欲しい人には「シュアラスターS-31」がおすすめです。
ワックス効果は約1.5ヶ月持続します。
短期的な効果ですが、コーティング車に匹敵するほどの撥水効果とツヤを得られます。
コーティング施工車には使用しないで下さい。
泡切れ最高クラス「ゼロシャンプー」
シュアラスター1000よりさらに泡切れを重視するなら「ゼロシャンプー」。
水の引き具合が良く、すすぎ忘れが起きづらいです。
洗浄成分をしっかり洗い流せ、拭き取りもしやすい。
泡が少ない分、洗いながら汚れを把握しやすいのもポイントが高いですね。
【おすすめの洗車スポンジ】
洗車スポンジは素材や特徴だけでなく、使い方によって良い悪いが分かれます。
そんな洗車スポンジの中でも、個人的にはマイクロファイバー系が万能で使いやすいと感じます。
素手感覚で洗える「ゴリラの手」
両面を使い分けできる2WAY仕様の洗車用マイクロファイバーグローブ「ゴリラの手」。
指が入らない隙間に毛先が入り込み汚れを絡め落とす「ツイスト面」、虫汚れやしつこい汚れをガンガン落とす「クロス面」の両面2WAY構造のマイクロファイバーで、あらゆるボディに対応。
5本指のグローブタイプなので、バンパーやドアミラーの隙間も素手感覚で洗えます。
手が濡れない保護手袋も付属しているので、手が荒れやすい人でも安心して使用できます。
ムートンのような優しさ「ウォッシュミット」
洗車用品専門店「SPLASH JAPAN」が開発した「ウォッシュミット」。
素材はマイクロファイバーですが、ムートン素材に匹敵するやわらかさで、塗装面に優しい設計になっています。
「ムートンは泡立ちもよく、滑らかな使用感は良いけど、 毛が抜けたり絡まったりするし、使用後のメンテナンスが面倒だな…」
そんな人に向けて開発されたアイテムで、マイクロファイバーとムートンの良さを併せ持つ、マイクロファイバー系洗車スポンジになっています。
スポンジ派ならコレ「ソフト99 リッチ&ソフト」
「やっぱり洗車はスポンジで洗いたい!」という人はソフト99の「リッチ&ソフト」がおすすめ。
従来のウレタンスポンジよりも、保水力が高くやわらかいので、キメの細かい泡を作れます。
やわらかい分、摩耗が少ないのでコーティング被膜にも優しい設計です。
【おすすめの拭き取り用クロス】
水滴の拭き取りは、洗車後のシミ汚れを防止するための重要な作業です。
細かな特徴よりも、使いやすさを重視して選ぶと良いです。
36枚入り!「カークランド マイクロファイバータオル」
洗車用クロスの定番ともいえるカークランドシグネチャー(Kirkland Signature)の「マイクロファイバークロス」。
ご存知の方も多いかと思いますが、アメリカの巨大会員制スーパーのコストコのオリジナルブランド商品です。
1枚あたり40cm四方という使い勝手の良いサイズ感が人気で、36枚入りの大容量タイプ。
実売価格は3000円前後。
1枚当たり約83円とコスパめっちゃ高いです。
超大判サイズでふわふわ「ムササビクロス」
広大なボディー面やガラス面まで絞らず、イッキに吸水が完了する「ムササビクロス」。
ムササビの様にクロスを広げて三角ポケットに両手を入れて使うことで、約1Lの水を吸い上げ可能。
両面の毛足は7mmもあり、途中で絞る必要がほとんどありません。
※筆者の愛用品を少し紹介します
もしご紹介したアイテムの中でも決め切れない人がいたら参考にして下さい。
洗車バケツは「らくのりバケツ」使ってます
なんだかんだで、ずっとコレを使ってます。
10Lの容量と耐荷重180kg、目盛り付き、ホース固定リングも付いているので十分。
価格も1000円前後でコスパも良し。
踏み台にするなら小さすぎるように見えますが、ルーフの上を洗う時は、タイヤの上に乗るか、サイドステップの上に乗るので、高さのあるバケツは自分に必要ありません。
あえてデメリットを挙げるとしたら、コンパクトなので洗車グッズが少しでも増えると収納しきれなくなる点です。
シャンプー、スポンジ、クロス2枚、ケミカル剤が少し入る程度なので、それ以外の溶剤が増えると収納に困ります。
とはいえ、洗車専用の収納箱と割り切れば、ジャストサイズですし、持ち運びがラクです。
最近は「ムートンシャンプー」がメインです
ムートンシャンプーとは、DIYコーティングで有名なピカピカレインから新発売されたシャンプーです。
特徴としては、フォームガンのような濃密な泡で洗車ができます。
潤滑性に全振りしたカーシャンプーなので、すすぐのが大変ですがなんせ洗車がしやすい。
以前使っていたゼロシャンプーに比べるとさすがに泡切れが悪いですが、天候・気温、流水洗車を意識すればシミの心配なく使用できます。
個人的に初心者の人には「泡切れの良いカーシャンプー」を選ぶべきですが、ボディの扱い方に慣れてきた頃に一度試してみてはいかがでしょうか。
マイクロファイバークロスは今後も絶対コレ
マイクロファイバークロスに悩んだら「キーパークロス」がイチオシですよ。
仕事でもプライベートでもこれしか使っていません。
本業のお客さんにも好評です♪
キーパークロスは、一般的なマイクロファイバークロスと違い、掻き取り効果が高いのが特徴です。
洗車後の拭き上げ作業だけではなく、車内の掃除やコーティング剤を塗った後の仕上げにも使用可能なので、多くの用途で活躍します。
実際にキーパープロショップでも使用されています。
車を洗いたいけど何から揃えたらいいのかわからない…。