クルマを売るタイミングは人それぞれ。
「潰れるまで乗る」といったように故障してしまい、完全に不動車・事故車になってから買い替える人も多いはず。
ただ、故障してしまって動かなくなったり、事故で大きく破損してしまってから買い替えるとなると、買取査定で値段がつくことは難しく、処分料がかかるケースがあります。
廃車の手続きをするとなるとコストもかかるし、時間もとられる。
「値段がつくどころか、お金がかかるのかよ!」と落胆されるかと思います。
そんな時、「どんなクルマでも無料で廃車手続きしますよ」と謳っているサービスがあるとついつい手を出してしまいます。
「聞いたことのない業者に任せるのはなんか不安…。本当に大丈夫なの?」
そこでこの記事では、廃車買取専門業者「カーネクスト」について、メリット、評判や口コミ、注意点から利用方法について徹底解説します。
わたしは自動車整備工場で働いており、クルマを買い替えたいユーザーさんのサポートを数多く行ってきました。
その経験も踏まえて、カーネクストは本当に利用すべきサービスなのかを徹底解説します。
\\廃車にお金をかける前に!「カーネクスト」//
最後の砦!カーネクストを利用する上での「強み」
カーネクストとは、買取業者の名前ではなく、インターネットメディア企画・開発・運営事業を行っている(株)ラグザス・クリエイトという企業が展開している、車買取サービスサイトの名前です。
2009年2月にリリースされ、2012年から本格的な全国へのサービス提供がスタートし、買取実績は業界内でもトップクラス。
低年式・過走行、不動車や事故車など、他社で買取査定がつかなかったクルマを必ず0円以上で買い取ってくれる「廃車・事故車の買取専門店」です。
日本全国どんな状態でも「0円以上の買取保証」
「買取査定をしたら0円だった」
「処分料がかかると言われた」
一般的に自分でクルマを廃車にすると、手続きには1万円~8万円の費用が掛かると言われています。
- 販売店(処分料:1~8万円)
- スクラップ業者(処分料:2~5万円)
事故車や不動車など、保管していても場所を取るだけで、さらに処分するのにお金が取られるのは厄介です。
カーネクストは、どんな状態でも0円以上の買取保証がついています。
さらに日本全国レッカーでの引取・面倒な手続きもすべて無料。
カーネクストは全国に提携している業者があり、申し込みをすると近くの業者が対応してくれます。
自分でわざわざ廃車対応の会社を見つける必要がないので手間がかかりません。
スマホさえあれば誰でも申し込めますし、全国対応のサービスはありがたいですね。
「日本全国どんな状態でも」の理由としては、パーツごとに分解して、海外に販売できる独自のルートをカーネクストは持っているからです。
日本車は、古いものでも海外では需要があります。
廃車のプロが徹底サポート
「廃車の仕方が全然わからない」
カーネクストの窓口は、「コールセンターが年中無休、営業時間8:00~22:00、携帯・PHSも通話料無料」とかなり良心的。
問い合わせの時には査定や廃車手続きについての分かりやすい説明をしてくれますし、契約後には必要書類に関する不明点など、どのような内容であれ、しっかりとサポートをしてくれる体制が整っています。
廃車と一言で説明するのは簡単なのですが、実際は抹消登録手続きという非常に面倒な作業が発生します。
「抹消登録」と言われるとピンとこない人も多いかと思いますが、カーネクストがすべて代行してくれます。
時間がない場合などは、立ち合いなしでの引取にも対応しています。
還付金の受け取り・任意保険解約もサポート
「売却したら還付金が受け取れると聞いたけど…」
「任意保険の解約の仕方を調べるのが面倒…」
クルマを売却するということは車の所有者ではなくなるということなので、毎年4月1日に課税される自動車税を支払う義務がなくなります。
自動車税は1年分を前払いしますが、クルマを買取に出した時点で残っている期間の分だけ、自動車税が月割で還付されます。
しかし、この還付金を自社の利益とする業者もいたりします…。
カーネクストでは、自動車税の還付に必要なお手続きも全て無料で代行してくれます。
また、廃車の際に面倒な任意保険の解約も、カーネクストが廃車証明書や契約書等をすべて揃えてくれます。
解約自体はユーザーが行う必要がありますが、カーネクストのスタッフがしっかりフォローしてくれます。
自賠責保険は通常の場合、車検についているものですので、ユーザー自身で解約する必要はありません。
査定後の減額もなし
「引取後に減額されないか不安…」
買取業者にクルマを引き渡した後で修復歴や不具合などが発覚した場合、提示された査定額から減額されることがあります。
修復歴などを意図的に隠していた場合は、この減額に応じる必要があります。
しかし、中には実車査定でクルマを確認したにもかかわらず、後から傷やへこみなどを理由に減額する業者もいたりします。
「言っていたことと違うじゃないか!」となりたくないですよね。
カーネクストでは実車査定を行っていません。
電話にて全ての査定が完了します。
虚偽の申告があったり、事故などでクルマの状態が大きく変わってしまうようなことがない限り、査定後の減額は基本的にはありませんので安心して利用できます。
独自のルートによる「海外輸出」と「解体技術によるパーツのリサイクル」ができるカーネクストだからこそ、自信を持った買取ができるわけですね。
カーネクストの評判・口コミまとめ
CMでも有名になってきているカーネクストですが、「やっぱりなんか怪しい…」という人のために実際に利用した人の評判・口コミをご紹介します。
良い評判・口コミ
廃車どうしようとカーネクストの無料査定にだいたいで入力したら(車種以外わがんねだし)電話かかってきて即効話がすんで簡単すぎてビビる
— ぷりららこ as Ag.K (@neko2fan) April 1, 2022
大阪のカーネクストっていう廃車屋さんを使ったんですが
— けれの帝国 (@Kereno_Teikoku) December 21, 2020
必要なものが車検証とリサイクル券くらいで
電話する・郵便届く・ハンコ押して必要書類いれて送る・レッカーして貰ってオシマイ
で特に何も無かったので良かったです!
カーネクストさん夜22時まで電話通じるの助かりすぎるでしょ
— ばなちゃん (@178whiterabbi) September 1, 2018
廃車手続き完了。抹消通知が届いた。カーネクストは仕事が早かった。最初に連絡を取ったGoogle検索で上のほうに出てきたとこは、2ヶ月以上放置だったが。
— KoZ (@tdrblognote) February 22, 2020
ここで良い評判・口コミについてまとめると、
- 対応が早い
- 手続きが簡単
- 22時まで対応で便利
廃車買取の専門業者なだけあって、「対応力」が高いのが目立ちます。
廃車に必要な書類やその他わからないこともしっかりフォローを入れてくれます。
日中は忙しくて電話できない人も「22:00までつながる電話が助かる」といった口コミも多かったのが印象的でした。
さらに取引にかかる手続きやレッカー代なども全て無料というのを踏まえると、販売店で下取りを頼むよりもかなりお得なのかもしれません。
販売店の場合、廃車代を取られてしまう可能性もあるわけですから。
他の買取店では値段が付かないようなクルマでも、買取金額が付いたり、費用0円で引き取ってもらえたりする点がカーネクストの評価されている理由です。
悪い評判・口コミ
カーネクストに車売るんじゃなかったわー。10日経っても金振り込まれないわー。車も書類も渡してんのに一向に音沙汰ないー。最初は2営業日で振込ます→一週間は掛かります→10日位見てください 解体屋回した方が早かったわ。二度と頼まん。
— あいにー@あそびCREW (@outdoor_neet) March 25, 2015
カーネクストに車の査定してもらおうかとネットで情報送ったらめっちゃ電話きて
— 零”Я” (@zeroneco_1003) November 21, 2020
出れてなかったり他のことしてて出てなかったら
メールでのやりとりも可能です
ってメアドきたからメールで送ったのに全く返事こないで電話くる
意味わからん
セコンドカーを廃車しようと思って「廃車するには?」で検索したら「カーネクスト」が出てきたので「見積依頼」したら、2~3分で電話が来たから驚いた。結果としては「査定は0円」だが「引取と廃車手続きは無料」との事だったので「それで充分です」と即答した。自分で廃車すれば数万円はかかるからね
— はやしん (@Adepooro) July 19, 2019
ここで悪い評判・口コミについてまとめると、
- 買取金額の入金が遅い可能性
- 電話ラッシュがウザい
カーネクストは結局のところ、地方の整備工場や解体業者が引取に行くわけですから、買取後の対応にはバラツキがあります。
カーネクストの下請け会社によったら委任状などの書類、自動車税還付金に関する手続きがスムーズではなく、遅くなることも…。
通常、書類などの不備がなければ1週間ほどで入金が完了します。
それ以上経っても何もなければ何かしらのトラブルが発生していると思われますので、こちらから問い合わせましょう。
あとは、一括買取査定サイトと同じで、恐ろしいほどの電話ラッシュが来るとの評判も多数見受けられます。
これについては説明不要ですが、最後のTwitterの口コミの通り「クルマを手っ取り早く処分したい人」にはカーネクストの対応は満足される人もいます。
「電話ラッシュが来る=悪い」とは言い切れません。
「とにかく不動車が邪魔だから早く処分したい!」
「+αでお金貰えたらラッキー!」
これぐらいの人にとったら全然デメリットは感じないでしょう。
カーネクストを利用する上での注意点
カーネクストを利用する上でもっとも注意して頂きたいのがこちら。
- 成約後はキャンセル料が発生する
- 還付金は廃車登録から2ヶ月程度
- そもそも「廃車を処分したい人向け」
こんな感じです。
順番に解説します。
成約後はキャンセル料が発生する
成約後のキャンセルは、一律30,000円のキャンセル料が発生します。
よっぽどのイレギュラーがない限り、キャンセルすることはないと思いますが、念のため成約前には必ず確認しておきましょう。
成約後に「他のサイトを見たらマイカーの買取相場が意外と高くなってるからやっぱり廃車をやめたい!」となってしまっても、その場合はキャンセル料を払ってからの対応になるので十分注意しましょう。
還付金は廃車登録から2ヶ月程度
自動車税が還付される人は、廃車登録を行ってから2ヵ月程度で各都道府県税事務所から還付通知が届きます。
その案内に従い、受け取りの手続きをしましょう。
カーネクストは無料で廃車手続きをしてくれるので、廃車手続きが滞りなく完了していれば自動で各都道府県税事務所から案内の手紙が来るはずです。
また、受け取り方法も各都道府県で異なりますが、銀行や郵便局で換金できる「送金通知書」または、「口座振り込み」が一般的です。
なお、送金通知書による還付の場合、以下のことに注意しましょう。
- 送金通知書を紛失しないこと
- 受け取りは発行日から1年であること
- 印鑑や身分証明書を持参すること
廃車したらすぐに受け取れるわけではないので注意して下さい。
ちなみに車検の際に支払わなくてはならない自動車重量税は、クルマの解体後、永久抹消登録申請が行われた場合に限り還付されます。
そもそも「廃車を処分したい人向け」
そもそもカーネクストは、「値段がつかないどんな車でも0円以上で買取してくれる」というところに利用価値があります。
つまり、処分料を取られそうなクルマを持っている人にオススメのサービスということ。
「販売店で下取りが0円だった…」
「買取業者でも0円だった」
「処分料を請求された…」
こんな感じで困っている人向けです。
最初からカーネクストを利用するのではなくて、まずは「車一括査定サイト」や「オークション」にアタックすることをオススメします。
そこで値段がつかなかったマイカーを救ってくれる「最後の切り札」的な存在がカーネクストであることを覚えておきましょう。
確実に処分が確定していない人にとったら営業電話ラッシュもただしつこいだけですが、そうでない人にとったら利用する価値はかなり高いサービスです。
当サイトがオススメする車一括査定サイトについてはこちらで詳しく解説しています。
「時間がかかってでも高額査定を狙いたい!」という人はオークション買取がオススメです。
当サイトでは断然「ユーカーパック」推しです。
詳しくはこちらの記事で解説しています。
カーネクストでクルマを売る「5つのステップ」
カーネクストのメリットの1つである「簡単な手続き」。
それでは実際に「問い合わせ〜買取金額の入金」までどれぐらいの手間で済むのか。
順番に解説していきます。
STEP 1. ネットで申し込み
ネットで申し込んだ後は、電話が掛かってくるので連絡を待ちましょう。
まずは電話では本人確認やクルマの査定についての話があります。
電話査定はもちろん無料。
車種・年式・車の状況・保管場所などの確認があるので、手元に車検証を用意しておくと正確な査定額が出ます。
この電話の時点で、契約(買取依頼)するのかをその場で決めないといけません。
買取を承諾すると契約成立となり、その後はキャンセル不可能になります。
もし、その後キャンセルをした場合は、違約金として30,000円払わないといけません。
必ず「廃車が確定している」状態であることを確認しましょう。
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STEP 2. クルマの引き取り日を決める
契約が決まったら「引き取り日」を決めます。
ちなみに引き取りに関しては以下を確認しておくと便利です。
- 廃車引取り代、レッカー代は全て無料
- 平日、土日祝日でも引取りOK
- 不在でもOK
立ち合いなしでも可能なので、平日の仕事中にも取りに来てもらうことができます。
その場合には必要書類は郵送という形になります。
STEP 3. 引き取りに来てもらう
電話で指定した場所まで業者が直接きてくれます。
レッカー車で来ますので、指定する場所は積み込みができるような広い場所(公園など)を選びましょう。
前日に確認の電話が入るので、しっかり対応します。
万が一、都合が悪くなってしまった場合は、この段階で変更依頼を行って下さい。
悪天候や交通状況が乱れている場合は、予定時間より1時間程度前後する場合があるのでスケジュールには余裕を持たせておきましょう。
STEP 4. 書類に必要事項を記入してスタッフに渡す
電話で契約を結んだ時に際に案内があった「用意しておくべき書類」を全てそろえておきましょう。
必要となる書類は以下の一覧の通りです。
普通自動車と軽自動車で一部書類が異なるので注意しましょう。
普通自動車 | 軽自動車 |
---|---|
自動車車検証(車検証) | 自動車検査証(車検証) |
印鑑証明書 | リサイクル券 |
委任状 | 所有先が用意した書類(所有者が本人でない場合のみ) |
譲渡証明書 | 申請依頼書(所有者が本人の場合のみ) |
リサイクル券 | 免許証等の身分証明書 |
住民票(引越しをした場合のみ) | 認印 |
免許証等の身分証明書 | ー |
実印 | ー |
郵送で送られてくるので、前日までに記入して捺印を済ませておきます。
※当日の立ち会いがない場合は返信用封筒にて返送になります。
STEP 5. 引き取り後、指定された口座に振り込み
クルマの引取後、必要書類が本社に到着します。
確認が取れたら「2営業日後にお客様ご指定の銀行口座へお振込みいたします。」となっていますので、振り込みが完了しているかご自身でもチェックして下さい。
もちろん、書類の手続きにかかる諸費用も全て無料なのでお金はかかりません。
ですが、以下の2つの手続きは自分で行う必要があります。
- 任意保険の解約
- 自動車税の還付金の受け取り
自動車税の還付金については、手続きは『カーネクスト』が無料で代行してくれます。
還付金の受け取りはユーザー側で行う必要があるので注意です。
※自動車税の還付金の通知については、およそ2ヶ月ほどで届きます。
廃車する前の最後の砦「カーネクスト」
カーネクストの強み、評判・口コミ、注意点、利用方法まで解説してきました。
- どんなクルマでも100%買取保証
- 廃車に必要な手続きも全て代行してくれる
- 全国どこでもレッカー代無料で廃車買取
- 電話ラッシュがしつこいので廃車が確定した人向け
- 成約後はキャンセル料が発生するので注意
壊れている車、動かない車、20万キロ以上乗っている車など、買取どころか処分料がかかり、困っている人が最後に頼れるのが「カーネクスト」です。
廃車にお金をかけるのはもったいないです。
カーネクストなら全て無料なので利用する価値は大いにありますよ。
査定も電話1本。
「立ち会いなし」でも可能なので、忙しい人でも利用しやすいサービスです。
\\廃車にお金をかける前に!「カーネクスト」//
マイカーがボロボロで買取査定が0円だった…。