- 「車の浅い引っかき傷を補修する方法を知りたい」
- 「引っかき傷を手軽に補修できる商品を紹介してほしい」
- 「傷消しから鏡面仕上げまでを1つの商品で完結させたい」
先日このようなツイートをしました。
ETCのバーに突っ込んだ
— しー@ブログ毎週1記事更新中😉 (@c_mechalog) August 31, 2022
SKフォレスターさん🤮
ピカピカレインで
ヌルテカに仕上げました。
必要なモノが1セットになってるのと、2種類のコンパウンドが良く伸びて使いやすいです☝️ pic.twitter.com/OJMu2VmvhM
このツイートにもあるように先日ETCカードを入れ忘れてETCレーンのバーに激突しました(NEXCO西日本さん本当にすいませんでした)。
おそらくウレタン素材?のバーだったので、クルマ側に凹みなどはありませんでしたが、よく見るとフェンダー側に大きな線キズがありました。
いつもなら職場で磨くのですが、翌日から連休で店は定休日。
家にコンパウンドはないですし、かといってこのまま休日を過ごすのはなんともみっともない。
キズ消しから鏡面仕上げ用のコンパウンド、スポンジ、マイクロファイバークロスまですべてセットになっている商品ないかなー。
ネットでいろいろ探しているとピカピカレインに良さそうな商品を見つけました。
仕上がりが非常に満足だったので、この記事ではピカピカレインの液体コンパウンドのご紹介と施工方法を写真付きでみなさんにシェアしていきます。
「ピカピカレインについて知りたい!」という人は、以下をご覧ください。
ピアピカレイン 液体コンパウンドの仕様
メーカー名 | ピカピカレイン |
セット内容 | 表面仕上げ用コンパウンド 鏡面仕上げ用コンパウンド スポンジ×3 マイクロファイバークロス×2 |
成分 | 独自ブレンド研磨剤、石油系溶剤、界面活性剤 |
液量 | それぞれ50ml |
価格 | 2,980円(税込) |
表面仕上げ用のコンパウンド(極細)と鏡面仕上げ用のコンパウンド(超極細)の2種類のコンパウンドがセットになっています。
広範囲のキズ磨きに最適なスポンジと小範囲のキズ磨きに最適なマイクロファイバークロスがそれぞれ付属しており、数もあるので長く使用できそうですね。
開封してみる
内容物はこんな感じ。
ボディを磨くためのモノがすべてセットになってます。
コンパウンドはそれぞれ50ml
クルマ1台分磨くとなると少ない気がします。
マイクロファイバークロスが大きめ
測ってみると横が約50cm、縦が約30cmでした。
一般的なマイクロファイバークロスよりは大きめですね。
スポンジは小さめ
長さ7cm、横2.5cm、縦2.5cmと一般的なスポンジよりは小さめかな。
手のひらサイズで力かけやすそうです。
実際に磨いてみた
ここから実際にこのキズを磨いた過程をご紹介します。
※公式ページとは少し方法を変えています。
※施工前には必ず洗車を行なって下さい。
キズの周りにはマスキングテープ
磨かない部分にはマスキングテープで保護しましょう。
どこに力をかければ良いのかがハッキリ分かります。
周りに樹脂パーツがあるような箇所を磨く場合はとくに必要です。コンパウンドの成分は「油」なのでそのまま放置すると汚れをより吸着します。
「極細コンパウンド×スポンジ」で磨く
表面仕上げ用のコンパウンドをスポンジに付けて磨いていきます。
「荒めの素材で全体を磨く」といったイメージです。
キズに対して横方向、縦方向と交互に磨いていきましょう。
「超極細コンパウンド×クロス」で磨く
鏡面仕上げ用のコンパウンドをマイクロファイバークロスに付けて磨いていきます。
「細かな研磨剤で肌を整えていく」といったイメージです。
一定方向でマイクロファイバークロスを動かしていきます。
マスキングテープを剥がす
マスキングテープとの境目にコンパウンドが残っているので、マイクロファイバークロスで取り除きます。
最後に固く絞ったマイクロファイバークロス(洗車時に使ったモノでOK)で拭き上げて終了です。
仕上がりチェック
石油系の成分が含まれているので、仕上がりはヌルテカ。
ツルツルのお肌になり、鏡面化がスゴイです。
余裕のある人はこの状態から脱脂→コーティングまでやってしまいましょう。
下地作りは最高の状態なので、コーティング剤のノリも良いですよ。
ピカピカレイン 液体コンパウンドの特徴
ピカピカレインの液体コンパウンドを使ってみて感じたメリット・デメリットについて整理します。
メリットその1:コンパウンドの伸びが良い
ピカピカレインの液体コンパウンドは、油分が多く含まれているのでコンパウンドの伸びが良く、しかも熱による蒸発が無いので、初めてコンパウンドを使用してもラクに作業ができます。
伸びが良いコンパウンドは、手作業での研磨を容易にしてくれます。
伸びが良いので磨いてる時に粉っぽくなりづらく、慣れていない人でも磨きやすいです。
メリットその2:焼き付きを抑えた独自ブレンド
コンパウンドで磨き続けると「研磨熱」が発生し、塗装を柔らかくしてしまいます。
これはポリッシャーで磨くとバフと塗装面の摩擦により発生しやすいです。
研磨熱が発生するとキズが入りやすかったり、コンパウンドなどの削りカスがクリア層に食い込んだり、最悪は過研磨(磨きすぎ)になってしまうなど、さまざまなトラブルがつきまといます。
ピカピカレインの液体コンパウンドは、独自ブレンドにより手作業でも焼き付けしにくく、熱による表面組織の変質(伸縮)が起きないので、戻りのない高品質な仕上がりが得られます。
メリットその3:必要最低限のモノがすべてセット
スポンジとマイクファイバークロスがセットになっているので、0から始める人でも購入がしやすいです。
また2種類のコンパウンドが付属しているので、キズの具合に合わせて使い分けれるのもメリットですね。
デメリットその1:キズ戻りの可能性がある
油性のコンパウンドは、初心者でもキレイに仕上げることができる反面、いずれ洗車で油分が取れてくるとキズが浮かび上がってきてしまいます(キズ戻り)。
実は油性コンパウンドの仕上がりは、偽りのある仕上がりなんです。
ツヤを出してキズを誤魔化しているというイメージです。
油分がキズに埋まりあたかも綺麗に磨けたように見えますが、表面を根本的にキレイに仕上げようと思うと水性コンパウンドが有利です。
ただし水性コンパウンドは扱いが難しいため、初心者向きとは言えません。
デメリットその2:1台磨くなら容量が足りない
1台まるまる下地処理に使うとなると、少し容量が足りないと思います。
本気で1台磨こうと思うと、最低でも100gは欲しいところ。
ピカピカレインの液体コンパウンドは1種類50gなので心もとないですね…。
おすすめできる人・おすすめできない人
個人的に仕上がりは満足でしたが、キズの具合によって状況は変わってきます。
ここでピカピカレインの液体コンパウンドをおすすめできる人とおすすめできない人を整理していきます。
おすすめできる人
はじめてボディ磨きをされる初心者の人にはとくにおすすめできます。
ボディ磨きをしようと思うと、コンパウンド、スポンジ、マイクロファイバー…、キズの状況によれば複数のコンパウンドを購入する必要がありますが、ピカピカレインであればすべて揃っています。
0から始めたい人には良い商品です。
マイクロファイバークロスやスポンジは、別の用途にも使えますからね。
おすすめできない人
やはりネックなのは、容量が少ないところでしょうか。
少しのキズ磨きなら良いですが、コーティングなどで1台分の下地処理をしようと思うと足りません。
ポリッシャーなどで1台本気で磨きたい人は、ハードから肌調整までできるコンパウンドがセットになっている「3M」の商品が良いです。
「ハードな磨き〜仕上げ磨き~ツヤ出し」まで一気にできますよ。
ピカピカレイン 液体コンパウンドまとめ
最後にまとめるとこんな感じ。
メリット | デメリット |
---|---|
コンパウンドの伸びが良い | 洗車などで「キズ戻り」の不安がある |
初心者でも仕上がりに期待できる | 容量(50ml)なので1台磨くとなると不向き |
必要なモノが1セット | ー |
「キズを簡単に補修したいけど何から手を出せばいいかわからない」という人には良い選択肢になるのではないでしょうか。