このような疑問にお答えします。
本記事を読むことで、ネットのタイヤ通販の大手「タイヤフッド」「オートウェイ」それぞれの特徴が分かります。
- タイヤフッド・オートウェイの料金比較
- タイヤフッド・オートウェイの取付店舗数の比較
- タイヤフッド・オートウェイのサービス比較
- タイヤフッド・オートウェイどちらがおすすめなのか
この記事を書いている筆者は、かれこれ10年以上は車を所有しており、実店舗での購入・ネットでの購入の両方を経験してきました。
今までの経験も踏まえて、タイヤ購入初心者の人でも分かりやすくていねいに解説します。
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もくじ
タイヤフッド・オートウェイの料金比較
料金比較は「ネットでタイヤを購入&取付作業もすべてお願いする」というシチュエーションで、以下の3車種の売れ筋タイヤを比較します。
タイヤサイズ | 比較するタイヤ | |
---|---|---|
SK型フォレスター | 225/55R18 | ブルーアースXT AE61 |
VN型レヴォーグ | 225/45R18 | アドバン フレーバ V701 |
GT型インプレッサ | 225/40R18 | アドレナリン RE004 |
先に結論からお伝えすると「オートウェイが安い」です。
以下は各料金の内訳です。
作業工賃は、交換・バランス・廃タイヤ処分・バルブ交換料の総額です。
オートウェイの作業料金表示には、廃タイヤ料、バルブ交換料を含んでいないため、オートウェイ宗像店の料金表を参考にしています。
①:225/55R18 98V「ブルーアースXT AE61」で比較
タイヤフッド | オートウェイ | |
---|---|---|
4本タイヤ価格(税込) | 95,920円 | 83,640円 |
送料(税込) | 4,400円 (沖縄・離島へは追加料金) | 無料 (沖縄・離島・個人宅への配送は有料) |
交換工賃(税込) | 12,760円 | 12,760円 |
総額(税込) | 113,080円 | 96,400円 |
差額 | ▲16,680円 |
②:225/45R18「アドバン フレーバ V701」で比較
タイヤフッド | オートウェイ | |
---|---|---|
4本タイヤ価格(税込) | 10,5600円 | 91,720円 |
送料(税込) | 4,400円 (沖縄・離島へは追加料金) | 無料 (沖縄・離島・個人宅への配送は有料) |
交換工賃(税込) | 12,760円 | 12,760円 |
総額(税込) | 122,760円 | 104,480円 |
差額 | ▲18,280円 |
③:225/40R18「アドレナリン RE004」で比較
タイヤフッド | オートウェイ | |
---|---|---|
4本タイヤ価格(税込) | 110,000円 | 93,240円 |
送料(税込) | 4,400円 (沖縄・離島へは追加料金) | 無料 (沖縄・離島・個人宅への配送は有料) |
交換工賃(税込) | 12,760円 | 12,760円 |
総額(税込) | 127,160円 | 106,000円 |
差額 | ▲21,160円 |
タイヤフッド・オートウェイの取付店舗数の比較
タイヤフッドとオートウェイの取付店舗数は以下のように公表されています。
タイヤフッド | オートウェイ |
---|---|
全国4,900店以上 | 全国3,400店舗以上 |
タイヤフッドは、オートバックス店舗も含まれるので店舗数が多いです。
例として「大阪市淀川区」で検索してみると…
タイヤフッド | オートウェイ |
---|---|
90件 | 51件 |
このことから分かるように、オートウェイは安いけど取付店舗が少ないです。
タイヤフッドは、オートバックスが公式パートナーなので、取付店舗数が多いです。
タイヤフッド・オートウェイのサービス比較
タイヤフッドとオートウェイは、同じタイヤネット通販サイトでも、細かなサービスに違いがあります。
以下は比較表です。
タイヤフッド | オートウェイ | |
---|---|---|
国内メーカーのタイヤの種類 | ◎(有名メーカーは全てあり) | ◯(サイズ次第) |
海外メーカーのタイヤの種類 | △(あまりない) | ◎(アジアンタイヤ多め) |
タイヤ&ホイールセットの種類 | ◯(種類少なめ) | ◎(ホイール単体販売もあり) |
購入に対する保証 | ・パンク6ヶ月保証 ・サイズ間違いあんしん保証 | なし |
料金体系 | ◎(全額ネットで完結) | △(支払いが2回に分かれる) |
取付までの期間 | ◯(最短で約1週間) | ◎(最短で2日) |
ショッピングローン | ◎(12回まで金利・手数料なし) | △(金利2.0%) |
ここからは各サービスの選び方について解説します。
1:タイヤの種類で選ぶなら「オートウェイ」
取り扱うタイヤメーカーで比較してみると、オートウェイはかなり多いです。
タイヤフッド | オートウェイ |
---|---|
16種類 | 24種類 |
BRIDGESTONE YOKOHAMA DUNLOP GOODYEAR TOYO TIRE FALKEN MICHELIN Continental PIRELLI BFGOODRICH Gislaved HANKOOK NITTO ROADSTONE KUMHO AUTOBACS | BRIDGESTONE YOKOHAMA DUNLOP GOODYEAR FALKEN NANKANG DAVANTI MOMO FINALIST COOPER HIFLY ZEETEX RADAR MAXTREK MINERVA ARMSTRONG ATR RADIAL CORSA ROADSTONE TRAVELSTAR NITTO PIRELLI MICHELIN BFGOODRICH |
タイヤフッド・オートウェイ、両者とも国産メーカーのブリヂストン、ヨコハマ、ダンロップ、グッドイヤー、ファルケン、ニットーを取り扱っています。
ただ、格安の輸入タイヤの取り扱いはオートウェイがダントツで多いです。
ここまでのバリエーションは、他のタイヤネット通販では見たことがありません。
輸入タイヤのラインナップが多いメリットとしては、高額になりがちなタイヤ交換の出費を安く抑えられる点です。
「タイヤは国産、よくわからないメーカーの激安タイヤなんて…」という風潮は今は昔、現在では純正タイヤにアジアンタイヤも使われるようになった時代ですから、タイヤは国産じゃなければいけない、などという時代ではありません。
サーキット走行で絶対的なグリップを求めるならいざ知らず、そんな走りをする人はそうそういませんからね。
また最近では輸入タイヤの選択は珍しくなく、一般社団法人 日本自動車タイヤ協会によると、2021年の世界タイヤ生産量は、アジア・太平洋地域で世界の生産量の70%を占め、その中で中国は世界の生産量の41%、日本は同6%程度。
アジアンタイヤをはじめとした輸入タイヤは、世界各地で走っています。
国産タイヤへのこだわりがないのであれば、輸入タイヤを試してみる価値はあるのではないでしょうか。
2:購入に対する保証で選ぶなら「タイヤフッド」
タイヤフッドでは、購入に対する保証が2つあります。
6ヶ月無料のパンク保証 | タイヤフッドでタイヤを買うと、6ヶ月無料のパンク保証が付いており、もしパンクしたとしても工賃まで含めて新品交換を保証してくれます。有料で保証延長もできます。 |
サイズ間違いあんしん保証 | 誤ったサイズでタイヤを購入し、車に取り付けられない場合にキャンセル手数料、返送費用0円でタイヤを変更できるサービス |
パンクというのは不思議なことに、「年に1度はパンクする」という人もいれば、「パンクしたことはない」「10年に一度あるかないか」という人もいて、パンクしやすい人とそうでない人はわりとはっきりわかれます。
おそらく地域性(よく利用する道に凸凹が多い)や、乗り方(わりと路肩寄りを走る人)が影響していると思われますが、過去3年以内にパンク経験がある人ならば手厚い保証です。
ちなみに24ヶ月パンク保証の「プレミアム保証」は、パンク本数に関わらず4本全て新品交換になります。タイヤ交換時に4本同時交換が推奨される4WD車にお乗りの人は要チェックです。
3:料金体系で選ぶなら「タイヤフッド」
タイヤ交換といえば付帯の作業がいくつかあります。
- ホイールバランス料(タイヤ組付時のアンバランスを調整)
- バランスウェイト料(ホイールバランス調整時に使用する部品)
- バルブ交換料(空気を入れるところの弁)
- 廃タイヤ処理代
「全国統一の基本料金!」となってるオートウェイですが、廃タイヤ処理代、バルブ交換料は含みません。
オートウェイに限らず、ほとんどのタイヤネット通販ではこのような体制なのですが、タイヤフッドは全部コミコミの金額を表示しています。
そしてなんといっても料金体系が見やすく、「今回のタイヤ交換では一体いくらかかるのか」が直感的に分かります。
またオートウェイでは、事前精算(ネットでのタイヤ販売)と工賃(ピットに入るお金)」を分けて考えており、決済が2回あります。しかしタイヤフッドだと、事前清算のみで決済が完了する点もハッキリしていて利用しやすいです。
4:最短取付なら「オートウェイ」
「オートウェイ」では、予約さえ取れれば最短で2日後に取付が可能。
以下は各社公式ページからの抜粋です。
オートウェイでは、ご注文いただいた商品のほとんどを当日中に発送しております。発送拠点が全国5ヶ所にありますので、日本全国ほとんどの地域に最短1~2日での短期納品が可能です。送料は無料、安心してご利用いただけます。(沖縄・離島・個人宅への配送を除く)
オートウェイ公式
タイヤフッドでは、交換店舗のご予約可能日は最短でご注文から5営業日後~となります。(大型連休やスタッドレス需要期などは日数が変動します。)また、最長で1か月後のご予約まで承っております。 ただし、店舗ごとに交換可能日が異なりますのでお近くの店舗を検索のうえ、店舗詳細ページにて最新の交換予約可能日をご確認いただき、交換予約をお願いいたします。
タイヤフッド公式
お急ぎの人はオートウェイが良いでしょう。
5:購入のハードルを抑えるなら「タイヤフッド」
タイヤフッドには、24回払いまで金利・手数料0円で利用できるショッピングローンが設定されています。
タイヤフッド | オートウェイ | |
---|---|---|
支払い回数 | 1〜24回 | 1回・2回・3回 |
金利・手数料 | 0円 | 翌月1回(1ヵ月):2.0% 翌々月1回(2ヵ月):2.5% 翌々々月1回(3ヵ月):3.0% |
タイヤは高額な買い物になるだけに、ありがたいですね。
タイヤフッドではその他、クレジットカード(VISA・Master・JCB・AMEX・Diners)、PayPay残高払い、銀行振込、ショッピングローン、後払い決済、代金引換、コンビニ決済などがあります。
結局どちらがおすすめなのか【結論:初心者はタイヤフッドがおすすめ】
タイヤフッドとオートウェイどちらのサービスも一長一短です。
そこで、タイヤフッドとオートウェイとの特徴を踏まえて、まとめてみました。
タイヤフッド | オートウェイ | |
---|---|---|
おすすめできる人 | ・タイヤ銘柄にこだわりがない ・パンクなどの保証を重視したい ・支払いを一括ネットで完結したい | ・格安でタイヤを購入したい ・輸入タイヤ(アジアンタイヤ)に興味がある ・最短でタイヤ交換してほしい |
おすすめできない人 | ・最短でタイヤ交換してほしい | ・タイヤ銘柄にこだわりがない |
筆者の勝手なイメージですが、オートウェイは玄人向けです。
タイヤの種類が豊富なだけに、初めてインターネットでタイヤを購入する方やあまり車に詳しくない人にとっては戸惑う部分があるかと思います。
タイヤフッドの公式サイトは、タイヤ購入初心者でも分かりやすいように作られています。
また自宅で商品を受け取ることも可能ですが、タイヤフッドでは全国に4,800店舗ある提携店舗での取り付けサービスを行っています。
オートバックスも提携店舗に入っているので簡単に見つけることができる点を踏まえると、初めてインターネットでタイヤを購入する方やあまり車に詳しくない人にはタイヤフッドがおすすめです。
タイヤフッドの評判については以下の記事でも解説しています。
すべてのタイヤにパンク保証!
国内最大級の輸入タイヤ通販!
【補足】オートウェイの粗悪ホイール販売事件について(私見です)
オートウェイについて調べていると、ちょくちょく出てくる「オートウェイ事件」というワード。
利用される人からすると「え!?ヤバい会社なんじゃないの?」と思われることでしょう。
2019年11月、タイヤホイールを販売するオートウェイの社長ら3人が、安全基準を満たしていると偽り、粗悪のホイールを販売していたとして不正競争防止法違反により逮捕されました(参考記事はこちら)
ニュースによると十分な強度でないホイールに、日本の安全基準JWLの刻印を打刻して販売していたというもの。
何か事故が起きたわけではありません。
まず海外のホイール製造会社がそれなりに信用できたであろう会社のようで、オートウェイとしても輸入製品に一般的に行われる検査や対策はされてただろうと思います。
オートウェイは売上高100億を超える大きな企業ですし、安易な取引・業務提携は無いでしょう。
とはいえこういった不祥事は、どんな大企業でも起こりうる可能性はあって、問題が起こらないように各企業が努力しても、起こってしまうこともあるかもしれません。
今回の件はアルミホイールに関してなので、タイヤに関しては大丈夫かなと思ってます(JWLマークがどうかの話なので、ホイールにそれほど問題があるとも思ってませんが…)。
とはいえ、こんなことを書いていると、「オートウェイの味方かよ」と思われるかもしれませんが、正直なところ利用したことがある身からすると、今回の騒ぎは「オートウェイ何やってんねん!」って気持ちです。
ただ、こういった大手には不祥事ってつきものだったりするじゃないですか。
オートウェイには豊富なタイヤのラインナップがある分、昔から結構ファンがいます。
そういうファンの期待に応えるためにも、オートウェイはもっと良い会社になるはずです。
だって、今後同じような不祥事は、オートウェイとしても絶対避けたいでしょうからね。
タイヤフッドとオートウェイどちらを利用するか迷う…。料金の比較、それぞれの特徴について詳しく知りたい。