「ネットでタイヤを購入すると安い」
…そんなことを見たり聞いたりした方も多いのではないでしょうか?
でもなぜネットでタイヤを買うと安いのでしょうか?
ネットでタイヤを買う時のデメリット(注意点)は何でしょうか?
本記事では、「ネットでタイヤ=安い」と言われる理由について徹底解析し、後半ではネットでタイヤを買う最善の方法を2つご紹介します。
ネットでタイヤを買うと安い理由
ネットでタイヤを購入すると、実店舗の価格より数万円安くなるケースがほとんどです。
4本で5万円以上安くなるケースもザラにあります。
ではなぜネットではこんなに安く購入できるのでしょうか。
中間マージンが無いから
ネットショップの最大の利点は、中間マージンを省けるところです。
一般に流通経路が長ければ長いほどマージンは高くなるのはイメージできると思います。
ネットショップの場合は、実店舗を持たないので生産から流通までに余計なマージンを通さずにすみます。
となると、固定費、人件費、流通費、業者粗利分などをカットすることができるので、結果的に安くタイヤを提供できる、ということになります。
実店舗では人を沢山雇うための人件費のウェイトが大きく、そのコスト分を商品価格に反映せざるをえません。
ネットショップは、少人数で運営できますから、その分あらゆる固定費も下がります。
タイヤやバッテリーなどに特化したネットショップになると、大量仕入れによる低単価で商品を仕入れれることも可能になるので、さらに価格競争にも強くなります。
また、「原価+送料+手数料+利益」という計算がシンプルであるため、安い価格設定が可能になるのです。
型落ち・年落ちタイヤと出会えるから
同じメーカーのタイヤでも、「新作ブランドと旧タイプの型落ちブランド」、「新鮮なタイヤと売れ残って年数経過しているタイヤ」では値段がかなり異なります。
製造年月日から数年経過してる旧ブランドの在庫品であれば、定価より半額で買えることもあります。
これは、特別な流通経路を持つ専門サイトだからこそできるメリットです。
ネットは価格競争に巻き込まれやすいから
ネットでは価格比較が簡単に行えるため、価格競争が激しいです。
実店舗ビジネスでは、「相見積もり」で異なるメーカーから見積り比較するのに対し、ネットショップではスマホの画面をタップで切り替えるだけで価格比較が簡単に行えてしまいます。
これにより、価格競争が進むとそれだけ商品の市場価格は下がりがち。
大手企業は圧倒的な物流網を持ち、仕入れ規模も巨大です。
中小規模のネットショップや立ち上げたばかりのネットショップがこれに対抗するのは難しく、あの手この手で差別化を図ろうと努力されています。
ラーメン激戦区で安くて美味しいラーメンを食べれるように、ネットでの購入は「高品質・良いサービス・低価格」など、消費者にとってさまざまなメリットが受けられます。
ネットで買ったタイヤを持ち込むのは「やめとけ」
「ネットでタイヤを買おう」と思いたった人はだいたいこう考えると思います。
どこで持ち込んで交換してもらおうかな…
これ、あるあるかと思いますが、やめた方がいいです。
理由はこちら。
順番に解説します。
タイヤ交換作業の利益はほぼタイヤだから
ぶっちゃけるとタイヤ交換の利益は、ほぼ部品代が占めています。
一般的なタイヤ交換の工賃は、作業時間、作業の危険度を考えるとあまり割に合っていないのが現状です。
なので、ネットでタイヤだけ買って持ち込まれるのは嫌がられます。
よほど信頼関係ができているショップであれば良いかもしれませんが、たいてい嫌がられ、工賃割増での作業になります。
ではなぜ工賃が安いのかと言うと、「整備工場=タイヤが売れれば儲かる」という法則が昔から根付いているからなんですね。
- タイヤを他店より安くするために工賃を抑えている
- むしろ工賃無料にしてでもタイヤを売りたい(利幅が大きいから)
新規のお客様で「持ち込みでタイヤ交換OK」を請け負ってしまうと、今後その店の新品タイヤが売れなくなってしまうかもしれません。
なので持ち込みでのタイヤ交換には慎重になります。
トラブルに巻き込まれたくないから
ショップからしたら「持ち込んだタイヤ」がちゃんと品質管理されたタイヤなのかなんてわかりません。
ネットで買った激安アジアンタイヤなんかだとより慎重になります。
タイヤ交換の際は、タイヤを変形させながら取り付けることになるので、その負荷に耐えられるのかも心配です。
また取り付けた後に、そのタイヤが原因で何かあっても保証できません。
取り付けた後にタイヤの品質が原因で大事故になったらどう思われますか?
そっち(ショップ)の作業に不手際があったんじゃないの?って思われても不自然では無いですよね。
ショップからしたらトラブルに巻き込まれたくないわけです。
工賃が高額になるケースが大半だから
正規ディーラーの場合、基本的に持ち込みパーツは工賃割増のケースがほとんどです。
わたしが働いている整備工場は工賃割増&誓約書の同意の上で作業になります。
理由はなんとなくお分かりだと思いますが、正規ディーラーで取り扱う作業は、基本的には純正パーツであり、純正パーツを取り扱った作業に保証が付けれます。
例えば、「60km/hで走行中にうなり音がする」という指摘があった場合。
ミッション内の異音?デフの異音?ハブベアリングの異音?
さまざまな原因が考えられるわけですが、それがネットで買った激安タイヤのロードノイズだったり、タイヤサイズ違いによって起こった何かしらの異音なのかもしれません。
持ち込まれた部品による故障は、故障診断の難易度を上げる可能性があります。
なので、工賃割増になるケースがほとんどなんですね。
ただ、持ち込まれた部品が純正と同等品であれば、同意の上で取り付けてくれる整備工場もあります。
ネットでタイヤを買う「最善の方法は2つ」
ここまで読んで、「やっぱりタイヤは実店舗で買うか」となった人はちょっと待ってください。
タイヤは、クルマの消耗品の中でも高価な部類に入るだけに、できれば少しでも安く買いたいですよね。
結局のところ、ネットでタイヤを買うデメリットは「購入した後の店探し」なんです。
そこを払拭したサービスがネットにはありますので、ここからは「お得にタイヤを買って、スマートに交換まで完結する方法」を2つご紹介します。
取り付け提携店があるサイトでタイヤを買う
ネットでタイヤを買ったらそのサイトと提携しているお店で交換作業までできるサービスがあります。
ポイント派の人は、楽天carやアマゾンを利用されると良いでしょう。
ガソリンスタンド、オートバックスなどとの提携もあって選びやすいですよ。
「ポイントとか別にいらん。とにかく安く…」という人には、タイヤ通販最大手のオートウェイが有益です。
ここからはタイヤネット購入の王道「オートウェイ」について解説します。
ネット購入なら「オートウェイ」が王道
現在では年間250万本以上のタイヤをインターネットで販売しているオートウェイ。
ネットでは、売れ筋タイヤランキングを独占しており、業界ではプライスリーダー的な存在。
タイヤをネットで販売することを専門としており、流通コストを徹底的に削減した圧倒的な価格設定を実現しています。
数ある海外メーカーの中から、世界で認められた実績あるタイヤ製造メーカーに厳選し、実際に製造工場を視察、高品質であることを確認して仕入れ、販売しています。
取り扱っているのは国際的な品質規格を通った商品のみで、オートウェイで取り扱う商品は万一の際に備えて全て賠償責任保険に加入済みです。
また、複数のブランドを取り扱うことで多種多様なバリエーションのタイヤを取り揃えています。
ホワイトリボンタイヤ、ホワイトレタータイヤ、店頭では在庫のない希少サイズのタイヤなど、80万本以上の在庫の中から商品を検索できます。
サーキット用のタイヤでよくお世話になってました。めちゃ安いです。
オートウェイのメリットは取り付けまでが早い
ちょwオートウェイさん対応早すぎ😂
— こぅ@2022 7/16アイオフやります (@kou_i7000) April 14, 2022
当日発送とかwww pic.twitter.com/nsw1hz3ps7
オートウェイで購入したタイヤは、タイヤピット取付店(全国3,300店舗)へ直送することが可能で、発注翌日に取付ピットにタイヤが到着、予約さえ取れれば最短で2日後に取付が可能。
また、交換工賃は全国統一の基本工賃を設定しているので、面倒だった工賃の確認や商品の直送に関するお問い合わせが不要。
インチ数 | 基本工賃 |
---|---|
15インチ以下 | 1,980円/本(税込) |
16~18インチ | 2,420円/本(税込) |
19~20インチ | 2,970円/本(税込) |
タイヤ購入と取り付け工賃は「別精算」
オートウェイで1つだけ注意しないといけないのが、「タイヤ購入」と「取り付け工賃」は別々で精算する必要がある点です、
オートウェイは、「タイヤ販売(自社に入るお金)」と「取付料(提携店に入るお金)」という考え方です。
オートウェイとタイヤピットは連携しているものの別サービスということですね。
もちろん普通にネット購入するのであればもっと面倒くさいわけですから贅沢な話です。
ただ、ここが改善されればオートウェイ以外を使う価値がなくなるレベルだと思ってます。
最短取付2日!お急ぎなら!
購入から取り付けまでコミコミでタイヤを買う
ネットで購入の中でもっともラクな方法は1つのサイトで全てが完結することだと思います。
全てが完結するとはどういうことかと言うと…
- タイヤを決める
- 取り付ける店舗を決める
- 予約をする
- ネットでタイヤ代を決済する
- 店舗で取り付け工賃を決済する
なので、もう手ぶらで店に行くだけみたいな状態ですね。
これを叶えてくれるサービスが「タイヤフッド」です。
今後のタイヤ購入のスタンダートになりそう
「タイヤの選び方が分からない…。でも安く買いたい…。あとサポートも手厚くて…。」みたいな感じで、まったくクルマに詳しくないけど損はしたくない、という贅沢な人には、タイヤフッドが最適でしょう。
なんせタイヤフッドにはメリットが多すぎます。
「ネットでタイヤを買う」というメリットは、安いの一言に尽きます。
デメリットと言われると、何でしょうか。
「送料は?」「支払いは?」「どこで取り付ける?」「工賃は?」「廃タイヤの処分は?」など、確認することが山ほどあるんですよね。
タイヤ単体だけ安く買えても、その後を失敗すれば、せっかくネットで買った意味が無くなってしまうわけです。
タイヤフッドはこれらすべての不安要素を払拭しており、「愛車のタイヤ交換はこのお店でじゃないとイヤだ!」というこだわりがない限り、利用価値は大いにアリです。
運営側では「TIREHOODアワード」というのを開催しており、優良取付店を表彰しているので、連携も良いはずです。
6ヶ月のパンク保証は強い
JAFの調べによると、タイヤのパンクは10年以上前に比べて約10万件以上の出動要請があるそうです。
これは、昨今のアウトドアブームもあってか、悪路走行をされる人が多くなってきたからでしょうか…。
タイヤフッドで購入したタイヤはすべて保証期間6か月の「ベーシック保証」の対象となります。
ベーシック保証は購入時につきますので申し込みなどの手間は一切なく、また加入料金も発生しません。
ただし、公式サイトでの購入に限るので注意です。
また保証内容が厚い、保証期間24ヶ月の「プレミアム保証」は、購入時のオプションとして申し込むことができ、商品代金と一緒に決済することができます。
詳細は以下の通り。
ベーシック保証 | プレミアム保証 | |
---|---|---|
保証期間 | 交換日より6ヶ月間 (保証期間中、1回まで適用) | 交換日より24ヶ月間保証 (保証期間中、1回まで適用) |
保証対象タイヤ | タイヤフッドで購入したタイヤ全品 | プレミアム保証加入を申し込んだ商品 |
保証本数 | 1本から保証 (購入本数以内パンク本数分) | パンク本数に関わらず、1商品あたり4本 |
保証料金 | 無料 | 有料(37,718円税込) |
保証対象者 | 購入者名義 | 購入者名義 |
保証上限 | 上限金額:10万円(税込) | 上限金額:10万円(税込) |
お届け日数はオートウェイに軍配
5ヶ所の発送拠点から商品を発送しておりますので、発送してから翌日、もしくは翌々日に到着します。佐川急便・西濃運輸・福山通運・久留米運送・トールエクスプレスジャパン・日本郵政のいずれかにてお届けいたします。
引用:オートウェイ公式
商品の着荷までには、お支払いから1週間ほどお時間をいただいております。倉庫の出荷状況、天候や交通状況によって前後する可能性がございます。ご理解くださいますようお願い申し上げます。
引用:タイヤフッド
「できるだけ早くタイヤ交換をしたい」という人には、オートウェイに軍配が上がります。
タイヤ通販最大手だけあって、歴史も古いオートウェイの流通ルートはさすがです。
現時点では、このように使い分けるといいと思います。
最終的には、どちらのメリットがあなたに合うかで判断して下さい。
ネットのタイヤ価格は最強
これまでの経験を踏まえても、ネットの価格には勝てません。
「ネットショップの強み」と「独自ルートの流通」による価格競争は実店舗では敵いません。
昨今では、ネット購入によるデメリットを払拭したサービスが普及してきています。
今回ご紹介したオートウェイ、タイヤフッドは、クルマに詳しくない初心者の人でもお得にタイヤが買えるように工夫されたサービスです。
タイヤは安全走行に直結するパーツ。
名のある、信頼できるサービスを利用して、賢いタイヤ選びを実現して下さいね。
「ネットでタイヤを購入すると安いよ」とよく言われるけど理由は何?購入する際の注意点も教えてほしい。