こういった時にはエクステンションバーにユニバーサルジョイントを挿して使ったりすると思います。そこで今回は、一味変わったエクステンションバーのご紹介です。
【便利】コーケン【オフセットエクステンションバー 】のレビュー
このコーケン【オフセットエクステンションバー】にはウォブル(首振り)機能がついており、いざという時に助かる便利なエクステンションバーなんです。
エンジンルームのかなり狭いところで難しく狙いにくい作業において、

エクステンションがもう少し角度がついてくれたらなぁー。あと少しでボルトに届くのに…。
などのお悩みを解決してくれます。
もくじ
オフセットエクステンションバーのデメリット

早速ですが、デメリットを2点あると考えます。
初心者には扱いにくいかも
今回ご紹介するコーケン【オフセットエクステンションバー 】は、ウォブル(首振り)タイプとストレートタイプ兼用で使えるので、初心者にとったら最初紛らわしいかもしれません。
狭いところでウォブル(首振り)使用していると、不意に力が入りすぎてしまって奥まで挿入してしまい、ボルト脱着に四苦八苦するコトがあると思います。
ストレートタイプ兼用のエクステンションバーだとこういうコトがあるので、紛らわしい人はウォブルタイプとストレートタイプを分けて購入し、使用するコトをオススメします。
高トルク、本締めには向かない
ウォブルタイプは工具破損を防ぐ為にストレートタイプよりも低トルク向けに作られています。
あえてねじれてトルクが逃げるようになっています。
狭いところで角度をつけて本締めしたい場合は、ユニバーサルジョイントを使いましょう。
ウォブルタイプは、仮締め用として使うと良いと思います。
【セットで購入】オフセットエクステンションバー
今回は1/4セットで購入致しました。まずはセット内容です。

・6本セット:28、50、100、150、200、250mm
作業場所に合わせて長さをチョイスできるので、このセットを買っておけば整備の幅が広がります。
オフセットエクステンションバーの使い方
使い方は2パターンあります。


通常のエクステンションバーと違って、先端が段つきになっています。
①段目はウォブル(首振り)させるコトができ、②段目の奥まで挿入させるコトでストレートタイプとして使うコトができます。
ウォブル(首振り)
首振り角度は15°。作業する上では申し分ないと思います。これ以上角度がついてしまうと逆に扱いにくくなるので丁度良いんじゃないかと。

こんな感じで、角度をつけて使用するコトができます。首振りの感覚としてはかなりフレキシブルに動きます。カタカタとソケットが動いてくれますので、狭くて奥まったような箇所では威力を発揮してくれそうです。
ストレート
さらに奥に挿入するとストレートタイプとして使用出来ます。

挿入した感覚としては少しガタが気になりました。が、そこまで気にする程でもないレベル。
余談:ユニバーサルソケットがあれば…。
ユニバーサルソケットとはこういったモノです。
ユニバーサルジョイント+ソケットが一体になった便利なモノです。
しかも、このコーケンのナットグリップソケットはかなり使えますよ。
ソケットの内側の2カ所にボールが埋め込んであり、それを外側のリング状のスプリングで押してボルトを保持する仕組みです。
狭いところで、ボルトを緩めてそのままソケットに保持したままボルトを落とすコトなく取り出すコトが出来ます。
狭いところでする作業が多い人。本気で整備をする人であれば、ユニバーサルソケットを持っておくコトをオススメします。
オフセットエクステンションバーも便利なのですが、あまり高トルクをかけられないので、ストレートタイプのエクステンションバーを持っているのであればユニバーサルソケットがオススメ。
オフセットエクステンションバーは、あくまで変化球的な工具だと私は思ってます。「あると便利かな〜」ぐらい。
まとめ:変化球的な工具
いかがだったでしょうか。
狭いところでも使えて、通常のエクステンションバーとしても使える便利な工具です。
扱いづらさがデメリットとしてありますが、使用していく内に慣れてくると思います。
あらゆるシチュエーションでも使えるエクステンションバー。
ぜひ一度試してみて下さい。
エンジンルームの奥まったところにあるボルトにアクセスできるような工具が欲しい。