こういった疑問にお答えします。

この記事では、自動車整備士(メカニック)歴10年経験してきたわたしが、車のフロアマットは運転席のみでも車種専用のものを使うべきだ、ということを解説します。
【断言する】フロアマットは運転席のみでも車種専用を使え!
【断言する】フロアマットは運転席のみでも車種専用を使え!
結論ですが、運転席のフロアマットが適正でないと重大事故になります。
よくあるのが、
- フロアマットの重ね敷き
- 前に乗っていたクルマのフロアマットを使用
- 大きめのスポーツペダルを装着している
ふだん何気なく使っているフロアマットですが、使い方をひとつ間違えると、重大事故に繋がる可能性があります。
それぞれ解説します。
フロアマットの重ね敷き
フロアマットを2重、3重に敷くと上部のフロアマットがずれて、アクセルペダルを押してしまうことがあります。
絶対に重ね敷きしないでください!

特によく見かけるのが、透明のポリエステル、プラスチック製のフロアマット。
実はこれが一番ヤバいやつ…。
上記2点のフロアマットは、走行中の振動や、ペダル操作を行っているうちにどんどんズレていきます。

最悪、アクセルペダルに引っかかり、車の暴走につながるわけです。

車内を汚さないように乗りたい気持ちも分かりますが、
厳しめに言いますが、
こんなもん敷いたところで、汚れる時は汚れるんですよ。
殺人者になりたくないなら、さっさと捨てて下さい。
うちの店のお客さまにもいますが、
はっきりいって預かりたくないです。
前に乗っていたクルマのフロアマットを使用
はい。これもあるあるです。
もうね。ケチくさいこと言わず、新しいフロアマット買って下さい。
なに?!新しい純正品は高い?!
フロアマットも買えないぐらいならクルマを運転する資格ないですよ。
社外品でも、車種専用フロアマット安く販売してあるショップは山ほどあります。
形状が違うフロアマットを使うと、
最悪、アクセルペダルに引っかかり、車の暴走につながります。
上記と一緒ですね。
誰が考えても分かりますよ。でもいるんです。こういうクルマ。
大きめスポーツペダルを装着している

運転席のドアを開けた際、ちらりと見える足元。
ペダルが銀色に光っていればかっこいいじゃん。
おシャレは足元からだぜ!
はい。
そうっすね。
ただ、それほんとに大丈夫っすか?
たまにバカでかいスポーツペダルを装着して、
アクセルペダルとブレーキペダルがやけに近くなっていたり、
フロアマットに引っかかりそうなクルマを見かけます。
これもまた危険なんです。
スポーツペダルには、見た目がカッコいいという「ファッション性」と、滑りにくく摩耗しにくい「機能性」を備えているというメリットがあります。

ですが、スポーツペダルを装着するのであれば、適正なサイズのものをチョイスしましょう。
心配なのであれば、メーカー純正のペダルが無難です。
まとめ:殺人者になる前に適正なフロアマットを
というわけで、車種専用のフロアマットと適正なペダルで運転しましょうって話。
サイズ違いのフロアマットや重ね敷きはクルマの暴走につながります。
なので、わたしも当然純正フロアマットを使っています。
もし、フロアが汚れてしまったら、
その時に掃除すれば良いんですよ。
スポーツペダルは、選び方さえしっかり理解していれば大丈夫ですよね。
とはいえ最近ではほとんど標準装備になってきていますが。
汎用品を使っている人は、たかがフロアマットですが、重大事故になる前に見直しましょう。
フロアマットって運転席だけでも純正を使った方が良いの?